恋愛 社会人恋愛 小説一覧

16件
1

炎上した料理研究家は、海辺のホテルで朝食を焼く

人気料理研究家として知られていた水瀬千晴は、共同監修した新商品の盗作疑惑によって、仕事も婚約も一気に失った。 けれど彼女が本当に得意だったのは、人を驚かせる一皿を生み出すことではない。原価、仕込み、工程、食品表示、スタッフの動き――料理が毎日きちんと届くよう、厨房全体を成立させることだった。 行き場をなくした千晴がたどり着いたのは、海辺の小さなホテル《汐風館》。 朝食の評判はいい。客も喜んでいる。それなのに、料飲部門は赤字だった。 「料理を作る人は足りています。厨房を立て直せる人なら欲しい」 総支配人・黒瀬冬馬の言葉をきっかけに、千晴は三日間だけホテルの現場を見ることになる。 多すぎる仕込み。ばらばらに管理された予約数。捨てられていく小鉢。けれど、そこには数字だけでは分からない料理人の誇りや、地元の漁師との付き合い、客に最後まで選ばせたいという現場の理由があった。 数字だけでは、人は動かない。 そう知った千晴は、誰かの名前の後ろに隠れるのではなく、自分の仕事を自分の名前で引き受け直していく。 そして、彼女の過去を無条件に信じるのではなく、目の前の仕事だけを見続ける冬馬との距離も、少しずつ変わっていく。 これは、失った肩書きを取り戻す物語ではない。 自分の仕事に、もう一度、自分で名前をつける物語。
2

彼女が二人の思い出をゴミ袋に詰めて出ていった日、俺の時間が巻き戻る

残業で遅く帰った夜、部屋は真っ暗だった。 美咲の靴はない。テーブルには冷めきった、俺の好きなコーンポタージュ。リビングには、収集日の付箋が貼られたゴミ袋が二つ。 本音を言わなくなった彼女。何も聞かなかった俺。二人とも、ずっと終わり方を探していた。 別れの翌朝、目を覚ますと——日付は、美咲との初デートの日。 今度こそ、ちゃんと聞く。一人で決めつけない。 ※『恋の終わりを決めた日から、私の時間が巻き戻る』の蓮視点・反転sideです。どちらから読んでも完結します。 1話完結の恋愛短編。
3

冬のレモン、キャメルの背中 〜満員電車で出会った年上男性に、ゆっくり溺愛されています〜

外資系証券会社で働く二十七歳の朝比奈優菜は、童顔に見られないよう銀縁眼鏡で自分を武装し、毎朝、横浜から大手町へ向かう満員電車に乗っていた。 息もできないほど混み合う車内で、ある朝、優菜を人波から守ってくれたのは、キャメル色のコートを着た年上の男性。 名前も知らない。 声もほとんど知らない。 けれど、彼の背中があるだけで、凍える朝の通勤が少しだけ怖くなくなる。 静かに場所を空けてくれること。 倒れそうな時、何も言わず支えてくれること。 熱っぽい朝、温かいお茶を渡してくれること。 それは派手な告白ではなく、ゆっくり心に染みていく、大人の優しさだった。 藤沢の庭に実る冬のレモン。 横浜の満員電車。 キャメルの背中に守られて始まる、年の差じれ恋ロマンス。
4

『失恋した夜、知らない紳士に傘を貸していただきました』

失恋した夜、知らない男性に傘を貸してもらった。 泣いている理由を聞かず、温かなラウンジを教えてくれて、甘い焼き菓子を贈ってくれた人。 もう会うことはないと思っていたのに――数週間後、仕事先で彼と再会した。 穏やかで上品な年上の彼、一ノ瀬征司。 好きなものを覚えてくれて。 女性として丁寧に扱ってくれて。 私が楽しそうにしているだけで、嬉しそうに笑ってくれる。 そんな彼に惹かれていくほど、怖くなった。 三年間、本当に好きだった人と別れたばかりなのに。 こんなに簡単に別の人を好きになったら、あの恋まで嘘になってしまう気がしたから。 けれど彼は、私の過去と競おうとはしなかった。 「大切だったものが大切だったまま、新しく大切なものが増えることもあるでしょう」 失恋を忘れるためではなく。 過去の恋も、今の私も、そのまま抱えて始める新しい恋。 余裕のある年上紳士に、ゆっくり大切にされる甘い現代恋愛。
5

最初はタイプじゃなかった君と、明日結婚する

明日結婚する人のことを、昔の私は「タイプじゃない」と思っていた。 転職したばかりの春。 人間関係にも恋愛にも少し疲れていた美帆は、新しい職場の歓迎会で田辺悠斗と出会う。 穏やかで、地味で、少し不器用。 話しやすいけれど、恋をする相手ではない。 美帆はそう思っていた。 けれど、雨の日に落ち込んだ美帆へアイスを半分くれたこと。 無理をして「大丈夫」と笑う美帆を、本気で叱ってくれたこと。 何でもない帰り道を、少しだけ優しい時間に変えてくれたこと。 悠斗の優しさは、少しずつ美帆の心に積もっていく。 最初から運命だとわかる恋じゃなかった。 でも、だからこそ時間をかけて気づいた。 この人は、私が私のままでいられる場所をくれる人だった。 結婚式前夜、プロフィール文を書きながら、美帆は悠斗との五年間を思い出す。 「タイプじゃなかった人」が、人生でいちばん大切な人になるまでの、やさしい恋の物語。
6

(第一章完結)ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています

過労で倒れた私を救ったのは、 ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。 「もう君は、僕の管理下だよ」 退院と同時に退職手続きは完了。 住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。 外出制限、健康管理、過保護な独占欲。 甘くて危険な“保護生活”の中で、 私は少しずつ彼に心を奪われていく――。 元社畜OL×執着気味の溺愛社長 囲い込み同棲ラブストーリー。
7

【完結(続編)ほかに相手がいるのに】

恋愛小説大賞に参加中、投票いただけると嬉しいです。 遂に、杉崎への気持ちを完全に自覚した葉月。 理性に抗えずに杉崎と再び身体を重ねた葉月は、出張先から帰るまさにその日に、遠距離恋愛中である恋人の拓海が自身の自宅まで来ている事を知り、動揺する…。 拓海は空港まで迎えにくるというが… 男女間の性描写があるため、苦手な方は読むのをお控えください。 こちらは、既に公開・完結済みの「ほかに相手がいるのに」の続編となります。 よろしければそちらを先にご覧ください。
8

潮風と夏祭りと、あの日届かなかった声

東京での仕事と恋に疲れて、逃げるように故郷へ帰った日和。 3ヶ月だけのつもりだった——10年ぶりに再会した幼馴染の蓮が、あんな男になっていなければ。 見上げなければ目が合わない身長差。低くなった声。大人の手。 なのに頭を撫でる癖だけは昔のままで、その手が触れるたび、体が勝手に反応する。 蓮は何も言わない。ただ隣にいて、昔の距離感で笑って、日和の好きなものを十年前のまま覚えている。 ——それが「優しさ」じゃなく「想い」だと気づいた時、もう引き返せなかった。 「あの約束、まだ覚えてる?」 夏祭りの夜、蓮の声が震えた。届かなかったあの日の言葉が、十年の重さを纏って降ってくる。
9

マッチ率100%の二人だが、君は彼女で私は彼だった

出会いサイトで“理想の異性”を演じた二人。 マッチ率100%の会話は、マッチアプリだけで一か月続いていく。 会ったことも、声を聞いたこともないのに、心だけが先に近づいてしまった。 ――でも、君は彼女で、私は彼だった。 嘘から始まったのに、気持ちだけは嘘じゃなかった。 百貨店の喧騒と休憩室の静けさの中で、すれ違いはやがて現実になる。 “会う”じゃなく、“見つける”恋の行方を、あなたも覗いてみませんか。
10

上司がSNSでバズってる件

広告代理店で働く新入社員・**藤原真由(24)**は、 厳しいけれどどこか優しい上司・**柊誠(35)**に、 いつしか淡い憧れを抱いていた。 ある夜、SNSで話題になっていたアカウント 《#理想の上司はこうあってほしい》の投稿に心を打たれ、 「この人みたいな上司に出会いたい」と呟いた真由。 ――けれど、まさかその“理想の上司”が、 いつも自分を叱っていた柊課長本人だなんて。 匿名のSNSで惹かれ合う二人。 けれど現実では、上司と部下。 秘密がバレた瞬間、関係はどう変わるのか。 理想と現実が交差する、少し切なくて温かいオフィス・ラブストーリー。
11

先輩一筋なので、恋愛相談をお願いします~毎日告白しているのに付き合えません~

社内一の美人と評判の朝倉千紗。 そんな彼女に一目惚れした日野樹は、同じ会社に入り、同じ部署を目指し、毎日のように「好きです」と告白し続けていた。 しかし、返ってくるのはいつも穏やかな笑顔。 「ありがとう」 距離は近い。 休日には出かける。 食事にも行く。 周囲から見ればどう見ても両想い。 それなのに、なぜか付き合えない。 困った樹は今日も上司や同僚たちに恋愛相談を持ちかける。 「どうしたら千紗さんと付き合えるんでしょうか?」 だが、部署のみんなの反応は同じだった。 「いや、もう付き合ってるだろ」 社内一の美人先輩しか見えない一途な後輩と、そんな彼を優しく見守る先輩。 そして毎回巻き込まれる上司と同僚たち。 これは、社内公認の片想い(?)から始まる、じれったくて少しおかしなオフィスラブコメディ。
12

三十三歳、検索窓を閉じた夜から恋が始まった

ミサキ 三十三歳、独身。 友人たちの結婚や出産報告を、素直に喜べない自分が嫌だった。 SNSを見るたび焦って、深夜には「友達の結婚 喜べない」と検索してしまう。そんなミサキの心を少しずつ救ってくれたのは、同じ部署の年下の後輩・ショウタだった。 「体に悪そうなチョイスです」 深夜のコンビニで交わした何気ない会話。 押しつけがましく励ますでもなく、踏み込みすぎるでもなく、ただ静かに寄り添ってくれる彼の存在に、ミサキは少しずつ“自分の人生”を取り戻していく。 焦りも嫉妬も消えない。 それでも、温かいスープを一緒に飲める夜があるだけで、人は少し前を向ける。 30代独身女性の孤独と再生を描く、やさしい現代ラブコメ。
13

【完結】ときめき不足の俺が本物のヒロインに出会うまで

二十八歳会社員の俺は、本気で思っている。 どうせ恋をするなら、少女漫画みたいなのがいい。 目が合って始まって、偶然が重なって、最後はちゃんと両想い。 そういうやつだ。 現実は地味だ。 出会いもない。 ときめきもない。 通勤と仕事の往復だけ。 そんなある朝、駅でぶつかったのは、まっすぐ目を見て叱ってくる女の子だった。 しかも落としたのは少女漫画。 これは運命だろ。 そう思ったのは俺だけで、彼女は驚くほど現実主義。 「少女漫画みたいな展開とか、期待しないでください」 毎朝同じ電車で顔を合わせるうちに、少しずつ距離は縮まっていく。 けれど俺は理想ばかりを追いかけ、彼女は目の前の現実を見ている。 夢見る男と、冷静なヒロイン。 噛み合わない二人の恋は、ちゃんと始まるのか。 これは、少女漫画を信じすぎた男が、 本当の恋を知るまでの物語。
14

怖いババア先輩の正体は、俺が三年間推していたVTuberでした

入社二年目の会社員・田中一馬、24歳。 職場で彼を厳しく指導するのは、31歳の先輩社員・馬場塁子。仕事に妥協せず、若手からは陰で「ババア先輩」と恐れられている女性だった。 そんな一馬には、会社で隠している趣味がある。 三年前から追い続けている完全匿名の個人勢VTuber――「月ノ紅葉」の配信を見ること。 少し辛辣だけれど、本当は誰より優しい。仕事で疲れた夜も、失敗して落ち込んだ日も、一馬は何度も彼女の言葉に救われてきた。 ところがある日、衝撃の事実が判明する。 昼間、自分を容赦なく叱る“ババア先輩”と、夜に癒やしてくれる推しVTuberが、同じ人だった。 正体を知ったことから、二人だけの秘密が始まる。 会社では先輩と後輩。夜は配信者と古参リスナー。 炎上、正体バレの危機、七歳という年齢差。 彼女の強さも、弱さも、誰にも見せなかった素顔も知るたび、一馬の中で「推し」と「好きな人」の境界が消えていく。
15

少女漫画みたいな恋愛を始めました?

元彼からの執着から逃れるため、転職と引っ越しを決意した25歳の会社員・杉埼五花。 新しい職場で出会ったのは、女子社員の憧れの存在であるクールな営業マン・梶山拓夢だった。 元カノに「何を考えてるのかわからない」と言われてから少女漫画を読むようになったら拓夢と何故か、漫画の貸し借りする仲になり、一緒に食事へ行ったり、好きな作品について語り合ったりと、少しずつ距離を縮めていく。 不器用だけれど優しい拓夢に、五花は今まで知らなかった胸の高鳴りを覚え始める。 少女漫画に憧れた二人が紡ぐ、少し大人で、とびきり甘い胸キュンラブストーリー。
16

恋愛禁止条項の火消し屋は、子会社社長を守る側に立つ

本社人事の“火消し屋”として働く私は、統合プロジェクトの責任者として子会社へ常駐するよう命じられた。スローガンは「雇用を守るための統合」。――けれど赴任初日、私が見つけたのは“片道三時間・期限二週間”の勤務地強制テンプレ。家庭持ちを狙い撃ちにして辞めさせる、実質退職の設計書だった。 現場では、共働きの夫婦が「私が辞める」と言い出し、夫が初めて怒って泣いていた。私は火消し屋だ。誰かを守るために、誰かを切る仕事もしてきた。だからこそ言った。「辞めないで済む道は作る。でも、あなた達にも戦ってほしい。声を上げないと、都合のいい数字にされるから」 そんな夜、子会社社長の不倫疑惑が週刊誌に出た。ホテル密会写真。火消しのため社長に張り付く私を、現場叩き上げの彼は冷たく突き放す。「本社の犬か?」――だが写真の裏にあったのは、不倫ではなく“保護”だった。社長が匿っていたのは、会社の闇を握る男性告発者。潰されかけ、経歴ごと消される寸前の人間を、彼は自分が汚れる覚悟で救っていた。 本社は告発者にパワハラの濡れ衣を着せ、部下の新人に「守秘義務違反で潰す」と脅して証言させる。匿名通報が量産され、「新人は告発者とつながっている」という空気が社内を支配する。さらには社内チャットが切り貼りされ、私まで“共犯”に仕立て上げられた――「あなたも同じ側ですよね」。孤立した私の前に届いた、切り貼りではない全文。「あなたも同じ側ですよね。――守る側に立つなら、これを見てください」添付されていたのは、あの勤務地強制テンプレだった。 恋愛禁止条項を運用してきた私が、守るためにルールを破る側へ回る。社員を守ろうとする社長と、ルールを武器に人を切る本社人事部長。雇用を守る顔をした統合の裏で、恋は噂になり、噂は刃になる。それでも私は決める。守る側に立つ。――守りながら恋をするために。
16件

アルファポリスの恋愛小説のご紹介

アルファポリスの恋愛小説の一覧ページです。
イケメンとの甘々な恋愛から悪役令嬢などの異世界転移ものまで、胸キュン、切ない、純愛などの多彩な恋愛小説が満載です。
「悪役令嬢」 「婚約破棄」 「溺愛」 「ざまぁ」 「オフィスラブ」 人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。