恋愛 余命宣告小説一覧
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精いっぱい生きるその命が儚いなんて誰が言えるだろう。
今年も王宮に夏がやって来た。
あと何回、この夏を、この花を見られるだろうか。
~・~・~
皇帝の第二皇女アライシャ。十八歳。二十歳までの余命宣告。 命短し皇女とそんな彼女を密かに慕う王子の恋物語。
王子は皇帝にアライシャを妻に娶りたいと申し出る。そのためなら王位継承権も捨てると言う。驚愕する皇帝とアライシャ。
「妻として娶っても、あなたには指一本触れないと誓います」
🔹登場人物
・皇帝アルスタ四世
アライシャの父
・アライシャ・エグゼルスタ
主人公
皇帝の第二皇女
・エルランド・ゴルト・ギルレイ
ギルレイ家第一王子
・ギリアス
アライシャの護衛官兼教育担当官
・エミリア
アライシャお付きの女官頭
文字数 4,689
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.12
「もう、私、助からないんだって、だから、別れよう?」
ずっと二人で笑って生きていくのだと信じていた。君が倒れた時、嫌な予感はしたけれど……それでも大丈夫だって言い聞かせて。
なのに、告げられた現実はあまりにも酷すぎて……。俺の未来のためという気遣いをする彼女にどうしようもない悔しさと、怒りと、気づいてやれなかった後悔でいっぱいになった。
「別れるわけないだろ……!最後まで幸せだったって思わせてやる!それで死んでたまるかってくらい幸せにしてやる!それで、それで、奇跡くらい起こしてやるから………別れるなんて言うなよ………」
「うん……ごめん、ごめんね………っ」
泣くのは今日だけと誓って俺はその日から彼女だけのためにある計画をした。
以前作った作品は別作品に移動し、そのまま作り替えたため感想が前作品のものでなんだこれ?となるかもしれませんが、この感想を残したいがために別の作品を考えたのがこちらです。
作り替えたこちらの作品も楽しんでいただけたら幸いです。
文字数 4,118
最終更新日 2021.10.26
登録日 2021.08.06
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