恋愛 無実の罪 小説一覧
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件
1
王宮図書館で静かに働く書庫係の少女──フィレーナ。
本さえあれば幸せ、恋愛とはもっとも縁遠いはずだった彼女は、ある日、突然宮廷内の“黒幕”として疑われ、身も心も追い詰められてしまう。
だがそのとき、彼女をひとり救った人物がいた。
無愛想で冷徹と噂されるはずの第二王子・グレイシス。
「フィレーナ、お前は俺が守る。お前を疑う者は、すべて排除する」
――そう言って差し伸べられた手は、驚くほど温かかった。
やがて、王宮を揺るがす陰謀が明らかになる。
フィレーナは“嘘の罪”を着せられていただけではなく、王族の争いに巻き込まれていたのだ。
彼女を守るためなら手段を選ばないグレイシスは、次々と王宮の闇を暴き、
そして気づけばフィレーナの心まで強く、深く掴んでゆく。
「お前が笑うだけで、俺は世界のすべてと戦える」
そんな溺れるほどの愛情を向けられて、フィレーナは初めて“守られる幸福”を知る。
本を愛する地味な書庫係×冷徹王子の、
静かに始まる恋が、やがて王国を変えるほどの深い絆へ──。
陰謀、宮廷ロマンス、そして甘く確かな愛。
心をふるわせる物語、ここに開幕。
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文字数 40,549
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.11.19
2
婚約者である王太子に裏切られ、無実の罪で両親を処刑され、自らも“魔物の谷”へと突き落とされた公爵令嬢リオナ。
復讐を誓い、谷底で自ら竜に喰われた彼女は、魂ごと“魔竜”へと生まれ変わる。
そして裏切った王太子とその恋人を業火で焼き払い、空へと飛び去った――。
一方、生き延びた弟・ジェイデンは、魔竜と化した姉を取り戻すため、身分を偽り討伐隊に加わる。
何を犠牲にしても、姉を救い出すために。
たとえそのために、仲間たちの命を代償にしようとも。
たとえその想いが、決して許されぬものであろうとも――。
文字数 25,937
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.07.11
3
商人一家であるウォングレイ家の夫人アルシーナには、とある秘密があった。彼女は、異国の公爵家の人間だったのである。
アルシーナは、浮気していた妹と婚約者によって、公爵家から追放されていた。邪魔になった彼女を、二人は策略を企てて罪人に仕立て上げたのである。
公爵家を追放されて、アルシーナは行く当てのない旅をしていた。そこで、夫であるクラールと出会い、ウォングレイ夫人となったのである。
アルシーナには商才があったため、夫とともにその事業を成功させていた。
夫との仲も良好であり、彼女は順風満帆な人生を送っていた。
そんな彼女の元に、ある日一通の手紙が届く。それは、妹と元婚約者からの手紙だった。
なんでも、公爵家が財政難になり、支援して欲しいらしいのだ。どうやら、彼女が商人となっていることを聞きつけて、こんな手紙を送ってきたようだ。
しかし、自らを追放する原因を作った二人を支援する理由は、アルシーナにはなかった。
そのため、彼女は二人の提案を一蹴するのだった。
文字数 29,008
最終更新日 2021.09.30
登録日 2021.09.16
4
――「これくらいさせてもらわなくては、夫の僕も気が済まない」。夫の手で罪人の烙印を焼きつけられたアディリルは、生存すら絶望的な異界へ落とされた――
竜騎士アディリルは、魔法神官ルードと結婚し、竜と心を通わせ、忙しくも幸せな日々を送っていた。ところが、王弟と姦通し国王を暗殺したとして、魔物が跋扈するという異界へと追放される。が、落ちた先は幸運にも平和な場所。数年を山奥の村で過ごす内に、絶望も憎しみも少しずつ癒されるかのように思えたが、ある日突然、元の世界に“召還”されて……
※中編。完結まで予約済です、2週間お付き合い下さい。※ヒロインは『聖女』ですが、清純でピュアで純潔で、という感じではないので、苦手な方は注意。※「召喚」は呼び出すこと、「召還」は呼び戻すこと。ここテストに出ます。※小説家になろうさん、カクヨムさんにも投稿。
文字数 39,572
最終更新日 2020.09.14
登録日 2020.09.01
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