恋愛 隠居 小説一覧
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30回死んだ令嬢は、もう何もしたくない。
夫に刺し殺されたクラリーシャが、次に目を覚ましたのは十六歳の朝だった。
これで三十回目の死。そして三十一回目の人生。
婚約者を変えても、結婚相手を変えても、何をどう工夫しても、最後には死んでしまう。毒殺、監禁、暴力、過労……
もう、疲れた。
「なので、もう結婚したくありません。できれば学院も辞めたいです」
信じてもらえなくても構わないと、父にすべてを打ち明けたクラリーシャ。
娘を愛する善良な父は、話を慎重に確かめた末、伯爵位を親族に譲り、娘とともに亡き妻の遺した果樹園へ隠居することを決めた。
ところが、クラリーシャが貴族社会から姿を消すと、かつての婚約者候補たちや父の後妻を狙っていた女性が、次々と問題を起こし始める。
そんなことはもう知りません。
果樹園で静かに暮らし始めたクラリーシャの前に現れたのは、安くて美味しいお菓子を作ろうと奮闘する、少々野暮な菓子屋の跡取りだった。
※初日以外は6時・17時の更新となります。
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悪女は愛より老後を望む
――悪女の夢は、縁側でひなたぼっこをしながらお茶をすすること!
もう何度目だろう? いろんな国や時代に転生を繰り返す私は、今は伯爵令嬢のミレディアとして生きている。でも、どの世界にいてもいつも若いうちに亡くなってしまって、老後がおくれない。その理由は、一番初めの人生のせいだ。貧乏だった私は、言葉巧みに何人もの男性を騙していた。たぶんその中の一人……もしくは全員の恨みを買ったため、転生を続けているんだと思う。生まれ変わっても心からの愛を告げられると、その夜に心臓が止まってしまうのがお約束。
だから私は今度こそ、恋愛とは縁のない生活をしようと心に決めていた。行き遅れまであと一年! 領地の片隅で、隠居生活をするのもいいわね?
そう考えて屋敷に引きこもっていたのに、ある日双子の王子の誕生を祝う舞踏会の招待状が届く。参加が義務付けられているけれど、地味な姿で壁に貼り付いているから……大丈夫よね?
*小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
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