現代文学 死後の世界 小説一覧
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5件
1
6の世界にて
気が付くとディスプレイがぽつんと置かれた場所に立っていた。
「6と書かれた扉に入って下さい」
と目の前のディスプレイに表示される。
困惑する私だったが案内のチンピラの様な風体の天使がやって来て告げる。
「貴方は死にました、 指示に従って下さい」
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文字数 1,049
最終更新日 2021.06.04
登録日 2021.06.04
2
新しい旅へ
毎朝の通勤、変わり映えのない風景、どこまでも続く憂鬱な日常。
そんな“いつもの朝”に、会社員・東山和宏は気づく。
——自分がもう死んでいるということに。
突如現れた“白い駅員”に導かれ、天国行きの切符を手にした彼は、自らの死を受け入れる中で、これまでの人生を静かに振り返っていく。
駅のホーム、切符、透明な階段。その先にあるのは、終わりではなく「旅」の始まり。
死と再生、価値からの解放を描く、静かでやさしい人生の物語。
感想数 0
文字数 6,652
最終更新日 2025.09.10
登録日 2025.09.10
3
バトン
死後の世界に存在する運動会――死者が新しい命を現世に繋ぐリレー。高校生で死んでしまった私は、そのリレーに出ることになる。走路は走る人にしか分からない。スタートラインから一歩踏み出したとき、視界に映ったのは、見慣れた高校への通学路だった。
バトンを繋げないことがある。これは、そういうリレーだ。
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文字数 16,815
最終更新日 2025.07.23
登録日 2025.06.30
4
花と眠る(花々の祝福3)
夜ごと、美しい女たちが夢に訪れ、花の鉢植えを置いていく。
蒲公英、紫陽花、山百合――
それは、喪失に耐えられなくなったひとりの魂を癒やすための、花たちの長い祈りだった。
震災後の土地を背景に描く、死と再生の幻想短編。
感想数 0
文字数 4,276
最終更新日 2026.04.30
登録日 2026.04.30
5
ショートショート『迎え火 』
村井透は七十二歳、近頃人の視線が冷たく感じられ、孤独と被害妄想に苛まれていた。ある夜、自分の名を呼ぶ女性の声を聞く。それは二十年前に亡くなった恋人・美智子の声だった。彼女とは「命日に墓参りをする」という約束を交わしたが、透は守らず、記憶からも追いやっていた。声は責めと悲しみを帯び、透の罪悪感を呼び覚ます。やがて美智子は「部屋にある封筒を探せ」と告げる。透が見つけたのは、笑顔で写る二人の写真と「今度の約束は忘れないこと」という手紙だった。透は深く涙し、墓参りを再開することを誓う。以後、美智子の声は消え、透は人の視線に怯えることもなくなった。写真を持ち歩き、愛した人と共有した時間を忘れないと決めたことで、彼は再び日常に温もりを取り戻し、人生の終盤における救いを得るのだった。
感想数 0
文字数 3,708
最終更新日 2025.08.08
登録日 2025.08.08
5件
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