ライト文芸 絶望 小説一覧

9件
1

現実と戦うための短編集

現実は常に最悪であり、最悪なものは常に現実において実現します。 虚構はいかに凶悪であっても現実よりも甘美であり、現実はいかに甘美であっても虚構よりも凶悪であります。 私たちが今現在存在してしまうのは、かつて人類が犯した複数の過ちの連続のためであり、私たちはこれらを取り消すことができないがために苦しんでいるのです。 せめて虚構の中でだけでも、私たちは本当の自由を手に入れ、生という熱病から恢復することができればと願っています。 私たちはいずれ腐肉となり腐臭を発する汚物となりますが、虚構の中の私たちは永遠の生を得て根本の誤謬を正し理想の世界を実現することができます。 この短編集は現実に生きる私たちに虚構の住人が現実と戦い勝利するための力量を与えるためのものです。
2

ゴジアオイ~人の死を望んでも、いいじゃないか~

妻の失踪。真相がわかったとき、男はどうするのか。
3

〈死神サンタさん〉

「死にたがりやのアナタへ。アナタが一番望むものをプレゼント。」カレのホームページの紹介には、そんな、病み気と中二病を混ぜたような文章がはられている。若者の自殺をなくすため、17才の青年は、今日もロープを握る。知る人ぞ知る、カレの名は「死神サンタさん」「死」とは、いったい何なのか。
4

美しき世界

世界はこんなにも美しい。 なぜ、僕は、こんな簡単なことにもっと早く気付かなかったんだろう。 世界は、こんなにも、美しい。 この気持ちを得ることができたのは、まぎれもなく幸せなことなのだと、僕は思う。 ――たとえもうじき、僕の世界は暗闇に包まれるのだとしても。
5

204 日記

春から大学生。新生活が始まり、絶望していた私は、あるノートを手に取る。そこには、過去の住人の記録が記されていた。
6

道化師より

カメラマンの中島結は、とあるビルの屋上で学生の高倉蓮と出会う。 蓮の儚さに惹かれた結は写真を撮らせてほしいと頼み、撮影の練習につきあってもらうことに。 これから先もふたりの幸せが続いていく……はずだった。 これは、ふたりぼっちの30日の記録。 ※人によっては不快に感じる表現が入ります。
7

死という最高の終焉

「人生」とは苦しみなのか幸せなのか。「死」とは不幸なのか将又幸福なのか。 僕にとっては「死」こそ最大の幸福である。
8
9

夜の公園で出会った彼女は、死のうとしていた。

大人になったら特別な人間になれると信じていた大学生、天原は、二十歳の誕生日を目前にそれが不可能だと悟る。すべてが嫌になった天原はその夜、気分転換に公園を訪れた。そして、そこで自殺しようとしている謎の少女、野宮優月と出会う。なんとか自殺を止めた天原は野宮に自殺を止めた責任として心残りである〈やりたいこと〉をなくすのを手伝えと迫られる。仕方なく協力することになった天原だが、〈やりたいこと〉をこなしていくうちに野宮に好意を抱いてしまう。 しかし彼女には驚くべき秘密が……。 この世に絶望した者たちの人生最後の旅が今、始まる。 (原題:未来に絶望したあの夜に)
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