小説家小説一覧
彼女のことを綴る上で欠かせない言葉は「彼女は作家であった」ということだ。
僕が彼女を知ったその日から、そして、僕が彼女の「読者」になったその日から。
彼女は最後まで僕にとっての作家であり続けた。作家として言葉を残し続けた。
いまはもう、その声を耳にすることは出来ないけれど。もしかすると、跡形もなく、僕らの存在は消えてしまうのかもしれないけれど。作家であり続けた彼女の言葉はこの世界に残り続ける。残ってほしいと思う。だから、僕は彼女の物語をここに綴る事にした。
我儘で、自由で、傲慢で。
それでいて卑屈で、不自由で、謙虚だった長い黒髪が似合う、彼女の事を。
文字数 181,004
最終更新日 2022.01.10
登録日 2019.02.23
「あたしには人の心を揺さぶるような小説は、一生かけないんじゃないか」
彼女の口癖だった。僕は代わりに、かなえて見せてあげようと思っている。
アネモネといいます。恋愛小説です、コメントいただければこれからも書こうと思っています。先の気になる方はぜひ、一話だけでも楽しんでいってください。ワクワクと切なさを感じてくれれば本望です。
文字数 492
最終更新日 2021.12.24
登録日 2021.12.24
片思いしていた子が急に亡くなった。一人の青年の恋は儚くも終わったが…。
時が経ち、陰キャになったタクミが絶望の淵から這い上がり、恋や青春、そして有名になるまでのお話。
できれば7話まで読んでいただけるとタクミの変化する切っ掛けの一つがわかります。
文字数 14,455
最終更新日 2021.12.19
登録日 2021.12.14