時間ループ 小説一覧
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読切短編 三十二回目の朝
消したかったのは、罪の記憶だけだった。
近未来、記憶修復手術を受けた男は、術後に一本の録音を再生する。語りかけてくる声は、どこか自分に似ている。
愛した人の笑い方。右頬の小さな窪み。失われていく断片を、声だけが繋ぎ止めようとする。
これは告白か。遺言か。それとも——毎朝繰り返される、終わらない祈りか。
語り手が「自分自身の未来」だと気づいた瞬間、物語の時間が静かに反転する。読み返すたびに、最初の一文の重さが変わる作品。
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文字数 924
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.19
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“遡及少年”と真実の物語
「時間を巻き戻し、もう一度過去をやり直せる時計」。そんなものがあったら、あなたはどうしますか?
これは、高校二年生の奏の“幻想”と“真実”の物語。自分が愛したものが、事故や他殺という理由で死んでいく。そんな不運な主人公はある時、亡くなった父から譲り受けた懐中時計を自室から見つける。そこに現れる“死神”と自称する黒猫。その黒猫から、時計を使うなと忠告を受けるが、注意不足でうっかり使用してしまう。奏の視界は暗転し、目を開けると、そこは過去の世界だった。
そんな、過去の世界に戻って奏が愛する人物を救おうとする、時間ループファンタジー。全ての秘密が明かされた時、あなたの涙腺は既に三回崩壊しているだろう…。
感想数 0
文字数 102,265
最終更新日 2020.09.06
登録日 2020.09.05
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