「たまにほのぼの」の検索結果
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夏休みを利用した帰省中、臥月 聡椛は祖母の家を訪れていた。家中が寝静まった真夜中、小さな物音に目が覚めた聡椛は、ソッと襖を開けた。誰かが走る足音に、恐怖よりも好奇心が勝った彼女は、その足音を追いかけた。廊下の角を曲がると見えたのは小さな子供の姿。不思議に思い静かに後をついていくと、庭の添水(そうず)の前に来た。「急がないと…」子供が呟くとその場から消えた。聡椛は慌ててその場に駆け寄ったが、そこはいつもと変わらない庭だった。ふと、溢れた水が溜まった所を覗きこんでみた。水面には綺麗な満月が映っており、もっとよく見ようと顔をよせたとき、視界が反転した──
目覚めた世界は《黄昏時》だった。
第一章 完結しました
文字数 16,811
最終更新日 2019.08.11
登録日 2019.06.02
前作(不遇の令嬢は異国の貴族の溺愛を受ける)の続編です。未読の方はそちらからお願いいたします。
メインは宣言後のミュリエルとアルディオスの日常。たまにほのぼの、たまにシリアス、たまにR18。
※キリのいいところまでまとまったら投稿する完全不定期更新のため、別作品・タイトルで投稿させていただいております。ご了承ください。
文字数 22,992
最終更新日 2021.04.09
登録日 2020.08.04
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