「柳」の検索結果

全体で743件見つかりました。
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 斬られし者の魂を刃紋に浮かび上がらせ、凄絶に妖しく輝く魔性の刀、喘月。その刃紋に魅入られし者は、新たな美を求め人を斬る殺刃漢と化す。  鎌倉相州の時代に生み出されし妖刀は、数多の魂を贄に、いま最高の輝きを求め将軍徳川秀忠に献上されようとしていた。将軍が呪われれば世は再び戦国の世に。  妖刀の呪いを解くため、ひとりの男に白羽の矢が立つ。 「この柳生宗章、しかと承知仕った。――」
大賞ポイント 3,770pt
文字数 109,047 最終更新日 2024.06.17 登録日 2024.05.28
 時は四代将軍家綱の末期。  下馬将軍こと大老酒井忠清の専横は留まる事を知らず、これを苦々しく思う反酒井の幕閣は若年寄堀田正俊を中心に集まり、その暗闘は江戸城だけでなく、吉原や江戸の街を騒がさせていた。  そんな時代、一人の浪人が時代の荒波から浮かぶ。彼の名前は雑賀半兵衛。  生まれも筋も怪しく刀も下手なこの浪人、そばかす顔の昼行燈を気取っていたが、夜の顔は仕掛人。それもこの江戸でのご法度な鉄砲を用いた仕掛人である。  彼の仕事は奉行どころか幕府の耳に届き、十手持ちは血眼になって探す彼はもちろん幕閣の操り人形だった。  そんな折、酒井と堀田の対立は将軍家綱の病状悪化で決定的になる。  江戸城・大奥・江戸・吉原を舞台に伊賀忍者や甲賀忍者や柳生、さらに多くの人たちの思いをのせて今、半兵衛の火縄銃が火を噴く。
大賞ポイント 1,031pt
文字数 99,689 最終更新日 2023.06.26 登録日 2022.05.01
柳沢保明は脇差を放り出して仁介の裸体を抱き締め、乱れた濡れ髪に顔を埋めた。「ああ、私を狂わせる、美しい宝玉め」「思う様抱いて、そして寝首を下され。いえ、今宵だけは全てを捨てて……」「言うな仁介。何も言うてはならぬ」……時の幕府側用人、柳沢保明(吉保)の策謀にて、水目藩加山家は存続の危機に陥る。 異形の敵・御伽衆に立ち向かうは、加山家目付にして愛洲陰流継承者・愛洲壱蔵と甲賀望月流の忍術を継承する3人の弟達! 一方で、藩断絶を目論む保明と、道ならぬ恋に身を焦がす次男・仁介。兄への思慕と保明への愛の狭間で苦しみながらも、兄弟を守るべく保明が放つ敵と刃を合わせる……。  仁介と保明の切ない恋の行方を軸に、破邪の剣がキラリと光る、兄弟の絆と活躍を描く元禄時代活劇!!
大賞ポイント 539pt
文字数 130,466 最終更新日 2024.05.27 登録日 2023.09.28
「一ツ柳長屋ってさ、昔おばけ長屋って言われてたけど…全然おばけ出ないよね?」 「むしろ、あの長屋の住人になりたいくらいよ!」 長屋の住人は、みんなそれぞれ訳ありな人々。 知りたい?秘密? ─じゃあ、長屋へ遊びに来てよ?─
大賞ポイント 18pt
文字数 15,715 最終更新日 2024.05.30 登録日 2024.05.30
鍛治師よ、なぜ君はふたつとない名刀の偽物を鍛ったのか。 秀吉秘蔵の刀蔵に忍者が忍び入り、討たれる。 その手には名刀『一期一振』――その偽物。ふたつとない名刀を再現し、すり替えようと画策した者は誰か。また、その狙いは。 隠密、柳生宗章は越後へと飛ぶ。迎え撃つは真田ゆかりの忍者、佐助。 豪傑剣士と希代の忍者の戦いをお楽しみください。
大賞ポイント 11pt
文字数 103,590 最終更新日 2023.06.01 登録日 2023.05.31
 新選組随一の剣の遣い手・沖田総司は、池田屋事変で命を落とす。    戦力と士気の低下を畏れた新選組副長・土方歳三は、沖田に生き写しの討幕派志士・葦原柳を身代わりに仕立て上げ、ニセモノの人生を歩ませる。    しかし周囲に溶け込み、ほぼ完璧に沖田を演じる葦原の言動に違和感がある。    まるで、沖田総司が憑いているかのように振る舞うときがあるのだ。次第にその頻度は増し、時間も長くなっていく。 「このカラダ……もらってもいいですか……?」    葦原として生きるか、沖田に飲み込まれるか。    いつだって、命の保証などない時代と場所で、大小二本携えて生きてきたのだ。    武士とはなにか。    生きる道と死に方を、自らの意志で決める者である。 「……約束が、違うじゃないですか」     新選組史を基にしたオリジナル小説です。 諸説ある幕末史の中の、定番過ぎて最近の小説ではあまり書かれていない説や、信憑性がない説や、あまり知られていない説を盛り込むことをモットーに書いております。
大賞ポイント 8pt
文字数 154,205 最終更新日 2023.05.24 登録日 2023.05.23
真剣勝負をしたらしい二つの遺体……ところが二人は遠く離れた場で死んでいた?……さらに突如として、尾張領内に足を踏み入れたを宮本武蔵の真意とは? 尾張藩剣術指南役、柳生兵庫助と武蔵との対決はあるのか?! 殺された一人の幼馴染み、長谷川多聞が観た、剣の師、兵庫助と武蔵の胸中、そして、死体が離れて横たわっていた謎とは……? 武蔵の世話係(付き人)となるように兵庫助から命じられた少年、真之介と武蔵との歳の差を超えた交流と友情のゆくえは? 草創期の尾張名古屋藩を襲った大陰謀事件に、武蔵と兵庫助のふたりが、それぞれ真っ向から立ち向かう!
大賞ポイント 6pt
文字数 4,491 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.25
 三代将軍・徳川家光に仕える保科正之。  悪戯が過ぎる家光とそれに毎回切れて、稽古の名目で家光をしばく十兵衛に困りつつ、比較的穏やかな江戸生活を送っていたが……。  柳生宗矩から息子の十兵衛と一緒に辻斬り調査の命を受ける。  巷で辻斬りの犯人が、家光だと噂になっているのだ。  面倒事はまっぴらごめんな正之だが、恩のある家光のあるかどうかわからない名誉のため、捜索を開始する。
大賞ポイント 2pt
文字数 3,268 最終更新日 2024.05.26 登録日 2024.05.26
天正十五年。本能寺において織田信長が討たれ、その後継者になりあがった羽柴秀吉が豊臣と名前を変えたころ、根来忍びの襲撃者から若き日の柳生宗矩を救った謎の少年が京の都にやってきた。巨犬の頭付きの毛皮をまとい、派手やかな稲妻文の着物姿の寛闊な美少年の名は―――「親兵衛」。京の都のものたちが〈犬和郎〉と呼んだ人気者の、武芸者、忍び、海賊、傾奇者たち、挙句の果ては人外の妖魅怪奇相手の大立ち回りと天下の豊臣秀次さえも唸らせた奔放苛烈な大活躍を描く超伝奇時代長編。転生・タイムスリップ・歴史改変などはありません。
大賞ポイント 1pt
文字数 97,529 最終更新日 2023.06.30 登録日 2020.05.01
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