「所得税」の検索結果
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咲崎雷牙…芸名みたいだけど、本名です。
昨日まで児童福祉施設で暮らしてたんだけど、十八歳になったから施設から出て行かないといけなくなったんだよね。一応バイトはしてたから、貯金はそこそこあるんだけど、一人暮らしをするには少し厳しい。そんな時、施設の院長先生が住み込みのバイト先を紹介してくれた。バイト先は神社。地元じゃ少しは名の知れた櫻井神社。お花見の季節になると必ず行っていた。今年も綺麗に咲いているなぁ。そんな事を思いながら鳥居をくぐろうとしたら、何処からともなく女の子の声が聞こえて来た。「お兄ちゃん。来てくれたんだ。嬉しい!」そう言って僕に抱きついて来たのは、この神社で良く見かける女の子で、名前を夢子ちゃんと言う。僕の事を小さい頃から「お兄ちゃん」と呼んで慕ってくれているんだけど、五歳の頃から全く変わってないんだよね。十三年間も小さい女の子のままなんだ。僕も十歳くらいの頃には少し薄気味悪いと感じてたんだけど、それを知った夢子ちゃん…ゆーちゃんが大泣きしちゃったから可哀想になって「ごめんね」って謝ったら、正体を明かしてくれた。何とゆーちゃんは櫻井神社の御神木の分身なのだとか。びっくりしたけど、納得しちゃったんだよね。以来、十三年間も「妹のゆーちゃん」として接して来た。可愛い妹なんだ。「あのね、ゆーちゃん。僕ね、今日からこの神社に住む事になったから、これまで以上に一緒にいられるよ」「うん、知ってる」「…何で?」「だって、お兄ちゃんの産まれた家なんだから」「はい? 僕の産まれた家?」「そうだよ!」僕は呆然としちゃった。この櫻井神社が僕の実家? じゃあ、神主のオジさんとオバさんは…「やあ、おかえり、雷牙」「らいちゃん。おかえりなさい」神主の信晴オジさんと奥さんの桜オジさんが僕の事を「おかえりなさい」と抱きしめようとしたけど、僕はそれをするりと躱した。その時の僕の顔は、ゆーちゃん曰く、途轍もなく怖かったらしい。感情の一切が消え去っていて、妖怪の総大将である「ぬらりひょん」でさえも裸足で逃げ出すんじゃないかって思えるくらいだったらしい。僕はこの日から信晴オジさんと桜オバさんを「パパ」と「ママ」と呼ばなくちゃいけなくなったんだけど、僕は絶対に呼ばなかった。その代わりに「パルさん」と「サーちゃん」て呼ぶ事にした。それが僕にできる精一杯の感情の譲渡だったからだ。で、次の日。何故か僕は衣冠帯束を身に纏い、皇居で天皇、皇后、両陛下に謁見して、従五位下下総守の位を賜った。給料(禄高?)は月に三百万円(僕の貯金の三倍の額)。給料や除霊、妖怪の調伏等に支払われる依頼料は全て所得税免除。身分的には警視総監よりも少しだけ上なんだって。凄いね、陰陽師!
文字数 6,379
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.05.20
憧れの本庄先輩にお近づきになるため、ウーバーの配達を始めた女子大生の私。
でも、同じ仕事をしていても同僚って感じにはなれず、すれ違うだけの日々。
そんなある日、ウーバーからメールが届きます。
配達報酬は給与ではなく報酬とか、配達員は個人事業主になるとか、確定申告が必要になるとか。
アルバイトのつもりで仕事していたのに確定申告しろって言われても、税金のことなんか全然分かりません。
大学の図書館で税法の本を広げてもまったく意味不明。
そんな時、本庄先輩に声をかけられます。
確定申告について教えてもらえることになり、ドキドキしながら先輩のマンションへ。
税金について、青色申告について、帳簿について教えてもらいます。
でも、それだけじゃなくて、いろんなことを・・・
あぅぅ!
そんなとこ触っちゃダメですぅ!
【お知らせ】
本文中にあるリンクは公式ブログ内の「先輩!教えてくださいシリーズ ポータルページ」にあります。
アルファポリスの本文にURLを書いても読者の皆様はコピーすることができない仕様なので、このようにやっています。
また、アルファポリスでは性描写に厳しいので、ガイドラインに抵触する可能性があるシーンは派生作品としてノクターンノベルズで公開しています。
こちらもポータルページをご覧ください。
公式ブログ内「先輩!教えてくださいシリーズ ポータルページ」
https://kikuchiaoi.blog.jp/archives/965605.html
【登場人物】
中村 叶音 (なかむら かのん)
大学1年生。
本庄先輩に憧れウーバーの配達を始めました。
本庄 茜 (ほんじょう あかね)
叶音と同じ大学の3年生。
税法ゼミ所属。
凛々しくて、ちょっとボーイッシュな雰囲気。
赤いスクーターに乗ってウーバーの配達の仕事をしています。
【キーワード】
所得税 確定申告 青色申告 事業所得 雑所得 家内労働者等の必要経費の特例 青色申告特別控除 減価償却 単式簿記 簡易帳簿 百合 レズビアン 官能小説 エロ小説 微エロ ウーバーイーツ Uber Eats フードデリバリー
文字数 48,020
最終更新日 2024.04.06
登録日 2023.12.06
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時期的に気になる人もいると思ったので、書いてみました。
必要な人だけ読んで下さい。
文字数 1,765
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.14
ダンジョンが地球に出現して六十年。
世は正に大探索者時代。
経済の要として、持て囃される職業に成った事で所得税ランキングに名を連ねる者達は全て探索者になった。
ダンジョンには数々の希少な鉱物が採取され、生きるのに必要な電力の代わりに魔物から取れる魔石を利用したエネルギー資源で電気ガスを補える様にも成った。
また、ダンジョンの中には怖い魔物の現れない物もあり、各国各地に出現した事で、戦争して他所から奪う必要もないほどの数が見付かった事から、軍隊は治安維持のみにシフトし、地産地消の農業水産業がダンジョンで始まり、人々は益々繁栄の規模を大きくし、人口も増えていく中、地上の土地は際限無く値上がりを続け、最早中東の富裕層にしか買えなくなると、人類は無害ダンジョンに土地を求めて殺到し、街を造り住み始めた。
そんな世界で我が国日本もご多分に洩れずダンジョンへと街を造り、大勢の一般市民がダンジョンへと引っ越した。
地上に建てられていた我社も借金苦に喘ぎ、良い値で土地が売れた事から本社をダンジョンへと移し経営を始め、大きな映画を撮影する仕事もあって、全資金を投入してこれに当たったのだが、大失敗して大赤字を拵えてしまう。
このままでは倒産してしまうと思った社長は、有志だけを残して探索者として活動しようと言い出した。
二部を書き始めましたが、ストックしてないので更新遅かったら御免なさい。
あと長編に変更しました。
文字数 108,092
最終更新日 2023.09.25
登録日 2023.08.22
転生したら、いきなり聖女と崇められた俺。
なんか聖女って権威がありすぎて好き勝手できるらしい。
しかも、聖魔法というチートな回復と防御魔法を誇るらしい。
「なるほど。なら、遠慮なくこの国を好き勝手させてもらおう」
ということで、金にがめつい聖女様が爆誕した。
ついで、本編に書かないから、転生する前の自己紹介を簡単にしとく。
俺は、もともと転生する前は、経済学を大学で学んでいた。
そのあと、IT会社を起業したが、あえなく不況の嵐に飲まれ、やむなく倒産。
というのも、消費税15%に上がっただけでなく、所得税、法人税、挙句の果てに、貯金の9割が強制的に政府に税金として納めるしかなかったからだ。とにかく、とんでもない大恐慌だった。
俺は、倒産したからって自殺する気はなかったが、打ちのめされていた。
やけ酒をのんで記憶が吹き飛んで寝落ちしたのは覚えている。
目が覚めたら、聖女として、身体が女になっちまっていた。
まぁ、「新しい世界で、開き直って新しい人生を謳歌してやるぜ」って俺が思ったところから始まる物語である。
文字数 30,718
最終更新日 2020.09.24
登録日 2020.09.12
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