「本棚 子供」の検索結果

全体で5件見つかりました。
5
現代文学 完結 ショートショート
☆☆☆☆☆ 「姫様~!」冬至胃(とうじい)は、叫ぶ。「姫様どこでごじゃるか~!?」 (あちらに見えて、こちらに在らず。そのお姿は、手鞠を蹴るかのような舞うの意図から、舞姫と名付けられたそうな。) 「冬至胃~!」お花がとっても~綺麗よー。舞姫は、そこかしこに、残像を残しながらも、進む。 (それゆえに、その残像を追い駆けるのがやっとで、冬至胃は、夕方まで駆けずり回ることになる。) 「だって、こんなに、こんなにもよ~!お花のはなびらが咲き乱れているんですもの~……。」 (蹴鞠のように舞い散るはなびらの中で棚引くピンク色の着物。そのお姿は、御身可愛さとばかりの、まるまるとした子供であったそうな。) 「河原へ行っては、いけませんぞー!姫様……。」 (河原では、その前の日にごうごうと降り注いだ雨による氾濫が起きていた。) (ぽちゃん……。雨の雫が滴り落ちては、降り注ぐはなびらと共に、そこにいた。) 「ざぶーん、ざぶーん。まるで、海の浜辺のように氾濫した河原が口をあんぐりと開いて、階下に広がりをみせている。呑み込まれたら、一貫のお陀仏だろう……。」 花びら舞い散る雪景色。今も投法の髪を揺らしてる。花びら舞い散る雪模様。黒髪、色濃く。 根付いた、白羽魏。穢れなき少女の隠匿の是が非か。鬼の形相で飛び掛らんとす。 舞い散る舞姫と駆けつけた冬至胃により、一網打尽にされんとす。 健気なあわよくば、汐に寅と百虎。空蘭の舞にて蹴散らさん。 ☆☆☆☆☆ 「冬至胃~!お花が綺麗よー……。」 「そうですな。姫様……。」 「お父様とお母様は?わたくしの父上や母上は、何時になったら、会えるのでしょうか?」 「姫様が大人になったら、会えましょうぞ。」 「そう……。」 ため息を「ほっ」とついてから、七夕祭りの準備をする舞姫。 こちらは、お父様へ。こちらは、お母様へ。 そういうと、にっこりと微笑んだ……。 「ねえ。冬至胃……。」 「なんですかな?姫様。」 「わたくしが思うに、お父様とお母様は、河原でお亡くなりになったとか。」 「はい……。」 「河原は守り神なのではないかしら?」 「そうですなー。きっと、そうあるべきなんですなー。」 ☆☆☆☆☆
24h.ポイント 397pt
小説 2,938 位 / 185,560件 現代文学 32 位 / 7,757件
文字数 885 最終更新日 2024.06.06 登録日 2024.06.06
現代文学 完結 ショートショート
『雨穴「変な家」読書感想文』(過去のバックアップ記事からの展開) 「作者の雨穴(うけつ)さんの作品に関して」 『まずはじめに:本をとって「ぎょっとする」不可解な家の間取り図。ありえない、間取り図は、殺人事件のあらましだった。』 「用途不明な空間演出と間取り図。そして、監禁部屋のような子供部屋。」 『登場人物:栗原(探偵の役目)と柳丘さん(相談相手)そして、変な家の持ち主。宮江柚希(みやえゆずき)本名:片淵家の人々の真実とは。』 「呪いの左手首切りと小説の醍醐味とは?」 『家の間取り図と奇妙奇天烈なハードカバー、カラーリングと表紙の出来栄え。』 「表紙の扉部分と間取りの不可解さ。そして、ユーモアさ。」 『中身を読むに連れて引き込まれるオカルトの世界とホラーの醍醐味である。』 「隠された呪いと雨穴が最後まで出てこない登場人物には無い怖さとオカルトの世界。」 『登場人物には雨穴は最後まで登場しません。最後まで栗原が探偵という役割を担うことにより豪快なサスペンスと奇妙奇天烈な不愉快さを示しています。』 「何度みても雨穴が描いた間取りには、論考が見て取れる。」 『数度となく読み返すに連れて、不気味な世界が展開される。批判を許さない、雨穴の物語。体験消費:モノ消費からコト消費へ。』 「文化と古典文学とも読み取れる文化研究の基礎テキストのような論文と会話文が紡ぐのは、もののけの物語へと進む。圧倒的なスケールと部屋の面白さが伝えるポピュラーさと悪趣味なルームガイドの豪快さ。」 『実用性はないが、大塚英志【評論家】が批評するように、研究し尽くした高級マンションポエムのようなミッドサザンスタイル。港区を呼ぶならば、其処にはきっと物語があるのだろう。マンションの売り手には東京という街は、ファミコンの攻略文化といえるだろう。ストーリー性は、物語と論調へ。変な家とは雨穴が描いた作品の読解である。』 「呪いとい名の虚構である。」 『親の因果が子に報いる。罪と罰とは、子供を通じて欺騙となる。』
24h.ポイント 149pt
小説 7,116 位 / 185,560件 現代文学 77 位 / 7,757件
文字数 7,348 最終更新日 2024.05.02 登録日 2024.04.25
ライト文芸 連載中 ショートショート
──────── その空模様は、知られていて知られていない。誰も知らないかつての木とは違っていて、そうである。 その切り取った短い出来事には、伝えきれないモノ。拾いきれないのにも関わらず、一時(ひととき)のモノになるそれは、空のように変化するのだろう。 ──────── こちらは、言わば別作の《想いの樹木(Leaf Memories 〜想いの樹木〜)》の原材のようなものです。 別のアプリで、台本として活躍している物語をここでも輝かせたいという、自分の子供のような存在の作品達を投稿するものです。 何故、この短い台本達を〖空〗と名付けたかというのは、この短い物語たちはすぐに変わってしまう空のように、「一時の物」という読み手の中ではその物語はすぐに消えてしまう様な存在です。 ですが、空というものは忘れられる存在なのにも関わらず、忘れられない存在にもなり得ます。 また、写真のようにその空を切り取るということも出来ます。 難しく書きましたが、簡単に言うと《同じ空はこれからも無い。人の気持ちや想いのように、出来事が生まれて消えて忘れてしまう。 そんな出来事をカメラのように切り取ったモノがこの台本。》 全然難しいままですみません! でも、私の作る台本は「忘れられる」「忘れられない」「日常的にそこにある」そんな作品です。 誰かの心に生きる。写真のように切り取られたそんな物語を作っていければと、思っています。 注意事項 台本なので、どこかで借りて発信したいという時は、コメントで教えてください。 台本は、男女兼用ですので一人称や二人称、語尾、多少のアレンジや言い換え等々…変更可能なので、自分が言いやすいように感じたままで演じてもらえればと思います! 演じていただく事について、《蛇足》と《作者の独り言》と最初の「─」の間にある言葉は読まないでくださいね 「─」の間のは見出しのような、タイトルのようなものなので、気にしないでください 1番禁じているのは、自分が作ったのだと偽る事です。 皆さんがそんな事をしないと私は信じておりますが、こういったものは言っておかないと、注意喚起や何か起こった時、そして皆さんを守る事も考えて言っております。 更新日は、1ヶ月の中で第一・第三・第五の水曜日と金曜日に投稿いたします。 時間は17時に投稿いたしますので、よろしくお願いいたします。
24h.ポイント 0pt
小説 185,560 位 / 185,560件 ライト文芸 7,606 位 / 7,606件
文字数 6,435 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.03.01
       大事なものを守りたかった。 ただそれだけだったはずだ…      俺は今日もガラの悪そうな奴等に絡まれていた。  でも今日はいつもと違った。  小さな子供が人質になっていたのだ。    俺はカッとなりガラの悪そうな奴等から子供を守ろうとした。    だが道路へ突き飛ばされた子供を助ける為に俺は突っ込んできた車にあっけなく轢かれた。  意識を手放した俺が次に目覚めたのは本棚が何処まででも続く白い部屋の中でした。  これはそんな俺が異世界で精霊達を愛し精霊達に愛された物語。      
24h.ポイント 0pt
小説 185,560 位 / 185,560件 ファンタジー 42,637 位 / 42,637件
文字数 301,841 最終更新日 2019.03.30 登録日 2017.12.13
現代文学 完結 ショートショート
 小説家を目指して数年が経過したが、ならなくて良かった職業ランキング3位になった。  職業ではないが、結婚と離婚はしない方が良い。職業よりも性質が悪い。  0位:芸能人(子役は絶対にしない方がいい)  1位:YouTuber 2位:プロ棋士 3位:小説家 4位:寿司職人  5位:焼き鳥屋 6位:派遣業者(10社以上にて勤務) 7位:コンビニ  8位:銀行員 9位:金貸し(武富士入社ヤクザよりも性質が悪かったので上位)  10位:ヤクザ 11個の職業をアップしたが、経験はして良かった。小説家として生きる。  自由度を語っているようだが、これらの職業はノイローゼになる。  文豪が早死にした理由を理解した。  更新日:2024年5月14日現在推敲中です  推敲しているのに【改】などがつかないために小説家になろうのようにはならない  【推敲中】疎開生活のような物語 仮想空間のような生活  共有する スペース 部屋というには手狭な 物語  ただ「ありがとう」をいいたくて、はじめた職業  子供の国の増設……  ココに集(つど)うのは、傷を負う少女たちばかりだった  家主(やぬし)と住人(じゅうにん)という立場をノゾイタ  ソコに人間たちの 共有する スペース がある  部屋というには手狭な場所にて、繰り広げられる 共有という スペース  子供の王国があってもいいのではないか……  純粋な思いで見つめる家主と住人のストーリー  ひとりの子供の死を通して痛感する自分へと足りない部分  「ありがとう」では救えない魂があることを思い知る  アパルトヘイトの主従関係をモロに肌で感じた  主人公は、ブロックチェーン技術の論文の初期を思い出す  コノ国の憂いとも言える内容をなす根幹へと目を向けながら  生業とする教育事業への転換を志す  主人公は、「ありがとう」へと立ち返ります。  子供たちは、「いいよ……。許してあげる……。」  ありがとうという感謝の気持ちといいよ許してあげるという  簡単なことを人は見失いがちです  人が生きるうえで見失いがちなことを教えてくれる一冊になれば幸いです。
24h.ポイント 0pt
小説 185,560 位 / 185,560件 現代文学 7,757 位 / 7,757件
文字数 18,570 最終更新日 2024.05.14 登録日 2024.05.12
5