「縦断」の検索結果
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終戦後、目まぐるしくうつろう世の中、復興に沸く巷にあって、
連日新聞紙面を賑わせていたのが、とある大店の蔵の床下から大量に発見された人骨のこと。
数、膨大にして推定二百体ほど。そのほとんどが赤子の骨。
どうやらここの女房の仕業らしい。
だが当人は行方をくらませており、当局の懸命な捜索にもかかわらず、
いまもって消息は不明であった。
そんなおり、ラジオが告げたのは季節外れの台風が列島を縦断するという情報。
ちょうど進路上に重なった和良簾村は、直撃を喰らい孤立することになる。
だが東北の山間部の深奥、僻地にあったこの村にとっては慣れたこと。
ゆえに慌てることもなくいつも通り。粛々と嵐が過ぎるのを待つばかり。
だがしかし、今回の嵐はいつもとはちがっていた。
村が嵐に閉ざされる前に、魔が入り込んでいたのである。
遠い対岸の火事であったことがなんら前触れもなく、
ふと我が身に降りかかってくることになったとき……。
仮面は剥され、克明に浮き彫りにされるのは人の本性。
嵐の夜、うっかり魔を招き入れてしまった駐在が味わう恐怖の一夜。
けれどもそれすらもが真の恐怖の序章に過ぎない。
文字数 108,880
最終更新日 2022.04.08
登録日 2022.02.28
高校一年生となった藤田秀男は武蔵野市にある都立高校へ通い始めた。演劇部に入部した彼だったが、文化祭の演劇発表会が間近に迫る中で合唱祭の指揮者に立候補してしまう。そして指揮者として合唱練習に精を出すのはいいものの放課後の演劇部の練習に顔を出せなくなった秀男は、三年生の先輩である山村にこっぴどく叱られ殴られてしまった。合唱祭後、山村に殴られた事を心に留め文化祭の演劇発表会に臨んだ秀男は見事に役を演じ切る事が出来たのだが、文化祭後は一転演劇部の活動自体にやる気を出せなくなってしまった。その後夏休みに入り部活をサボり始め、幽霊部員となってしまった秀男であったが、そんな中秀男は房総半島縦断の旅行を決行する。旅行をする中で部活をサボった事を反省し始めた秀男は旅行から戻ったら演劇部に復帰しようと試み、お土産を館山で買いそれを仲間に手渡す計画を立てたのだが・・・・。秀男の器と気の小ささ故、自ら関係破壊を行う秀男の愚行記録。高校一年生編。
文字数 24,275
最終更新日 2019.09.01
登録日 2019.09.01
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前の職場から「人手が足りないから!」と復帰要請がきたので、その前にまとまった日がとれるうちに、走ってきました。 まだ結構暑く、最終日には自分何やってるんだおい、とツッコミながらでした。 まあそんな、タイトル通りのただ走るばかりの記録です(笑)。
2019年のまだ暑い時期です。
文字数 7,730
最終更新日 2020.05.04
登録日 2020.05.04
日本列島を自転車で縦断する、超長距離レースが開催される。
自転車を始めたばかりの少年は、自転車に詳しいクラスメイトの少女と共に、その大会に出場するのだった。
オンロードもオフロードも、悪天候も何でもあり。降雨、強風、積雪などの様々なコンディションを、ママチャリ、マウンテンバイク、ロードバイクなど、様々な自転車で戦うのだ。
※この作品はフィクションです。実在する人物、地名、団体、大会、その他とは一切関係がありません。また、実在する社名、車体名などが登場することがありますが、各社および各車両に対し技術的、あるいは能力的なものを示唆する意図はありません。
※劇中には大変危険な行為が描写されています。公道を走る際は交通ルールに則り、安全に運転するよう努めてください。
文字数 260,685
最終更新日 2023.04.30
登録日 2021.03.26
南条時宗は、叔父がやっている小さな探偵事務所の調査員。真冬の札幌で人を探すという仕事を押し付けられた時宗は、しぶしぶ引き受け東京から遠路はるばる出かけていく。探し人である今野海斗は見つからないが、隣室の住人と出会った時宗は、彼に一目惚れをしてしまう。
さて、極寒の地で凍えそうになった時宗は、そいつの部屋の中で探し人を待たせてもらえることに。どうにも胡散臭い男だったが、実は彼こそ──
探偵事務所調査員×北海道弁男子の訳あり日本縦断ドライブ。2人は色々邪魔されながら、車で札幌から東京を目指すことになる。
一応毎日更新の予定。
文字数 148,149
最終更新日 2023.11.25
登録日 2023.10.27
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