身に覚えのない婚約ですが、まあ、破棄しておきましょう。
さようなら変な方……。
文字数 5,689
最終更新日 2021.10.07
登録日 2021.10.05
「君のような不摂生で、理性のかけらもない肉ダルマと結婚するなんてごめんだ! もう二度と目の前に現れないでくれっ!」
兄上は目を見開き、信じられないように僕に聞いてきた。
「おまえは……痩せた女が好きなのか?」
文字数 3,930
最終更新日 2021.10.04
登録日 2021.10.03
「シルベーヌ! 貴様、妹であるルーベラを虐げ、社交にも出さず家に押し込めているらしいな。母が違うからと、なんたる非道! 貴様との婚約は破棄だ!」
文字数 4,827
最終更新日 2021.10.03
登録日 2021.10.02
「アーサー殿下ほど出来の悪いお方は、どこを探してもおりませんっ! これほどわたくしにふさわしい方が、どこにいるというのですか!」
文字数 4,955
最終更新日 2021.10.01
登録日 2021.09.30
おかしいじゃないか!
多くの関係を持った女どもは皆低く、いつもすました顔のローゼリアが一番?
そんな馬鹿な。
文字数 10,012
最終更新日 2021.08.27
登録日 2021.08.22
「アーナ、いや、アルシーナ! 君との婚約を破棄する! き、きみがそんな可愛い顔をして後輩をいじめるような小悪魔ちゃん……じゃない、悪辣な女性だという訴えがあった!」
文字数 6,676
最終更新日 2021.08.22
登録日 2021.08.20
「シェレイラ姫様は、この国の言葉を話せません」
「……は?」
文字数 6,643
最終更新日 2021.08.19
登録日 2021.08.17
「やっと! やっとですよ! 私は聖女なんかじゃないって言ってるのに、みんなわかってくれなくて!」
文字数 5,850
最終更新日 2021.08.16
登録日 2021.08.14
なぜだ!? 追い出しても追い出しても戻ってくる。
斬り捨てても斬り捨てても……。
文字数 4,895
最終更新日 2021.08.14
登録日 2021.08.12
「お初にお目にかかります、グロイアス様。ルミティカと申します」
婚約者候補だという女は微笑みを浮かべ、堂々たる態度で言った。
俺はその時点で気に入らなかった。
これが、俺の婚約者?
将来の妻?
一つ年下の14だと聞いていたのに、可愛らしさのかけらもなかった。落ち着いた色の服装に、貼り付いたような微笑み。大人の貴族の女がそこにいる。
文字数 5,493
最終更新日 2021.08.13
登録日 2021.08.11
貧乏くじだが投げられる仕事でもなし。
はあ、はあ、とにかく、まず事の次第をお話下さい。
文字数 6,637
最終更新日 2021.08.01
登録日 2021.07.30
「これは浮気などではない! 真実の愛だ。エレノア、僕と君の間に愛などなかった。そうだろう? 政略で繋がっているだけの、いわばただの仕事仲間じゃないか。僕の愛は彼女……ニナのもとにある。そしてニナもまた、僕を愛しているんだ」
「……まあ」
私は胸を押さえました。
「真実の愛……」
熱っぽい息を吐きます。なんということでしょう、真実の愛、物語の中にしかないと思っていたそれが、まさか目の前に現れるだなんて。
文字数 4,108
最終更新日 2021.07.29
登録日 2021.07.28
「ふさわしくないというのは、どのような点が、ですか?」
「すべてです!」
「成績は、わたくしの方が上でしょう?」
「あんな紙のテストで人の善し悪しを測ろうなんて、頭がどうかしています!」
「……わたくしはそうは思いませんけれど、護衛術もダンスの実技も、わたくしの方が上でしょう?」
「あんなの、何の役に立つんですか!」
「ええと……あなたは一体何のために学園にいらしているのですか?」
文字数 5,783
最終更新日 2021.07.29
登録日 2021.07.27
ああなんて、夢のよう。
王子様は元平民の私を選んだ。そうよね?
こんなの、嘘……。
文字数 5,505
最終更新日 2021.06.25
登録日 2021.06.23
特に同情できないので、ルナは手段を選ばず帰国をめざすことにした。
文字数 22,844
最終更新日 2021.06.22
登録日 2021.06.11
「リザーリア、貴様との婚約を破棄する!」
「こちらの方は隣国ラゼラニアのリザマリア姫です。この国の侯爵令嬢リザーリア様とは別人ですよ」
「へっ?」
「えっ?」
文字数 4,795
最終更新日 2021.06.21
登録日 2021.06.20
さあ、対話しましょう! この結界の中では時は無限のようなものです。
文字数 6,542
最終更新日 2021.05.15
登録日 2021.05.13
「はっきりさせようではないか! 誰がアイカを階段から突き落とし、この祝いの場に来られないほどの重傷を負わせたのか!」
ああ、アイカ様。がんばり屋で、明るく素直なアイカ様。
男爵令嬢という地位でありながら、彼女はいつもクラスの中心でした。彼女のそばにいれば誰もが楽しく、前向きでいられたのです。
文字数 4,464
最終更新日 2021.05.11
登録日 2021.05.10