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転生した先は、大好きだったRPGの“ラスボス”魔王オルガード。
原作知識を武器に、勇者ソラの成長イベントをことごとく潰してきた魔王は、今日こそ最終決戦で勝利するつもりだった。
……のだが。
目の前の勇者は、なぜか魔王の行動を先読みし、対策を完璧に整えてくる。
ゲーム知識だけでは説明できない奇妙な動きに、魔王は困惑しっぱなし。
さらに、魔王軍の切り札も次々と潰され、ついには“勇者の本当のチート能力”が明らかになり――
二人の戦いは、もはや「世界の命運」より「どうやって話を終わらせるか」の知恵比べに。
果たして勇者は元の世界へ帰れるのか?
魔王は平和な魔界を守り切れるのか?
そして、二人の奇妙な関係はどこへ向かうのか――。
ゲーム知識×転生×メタ会話が炸裂する、
ハイテンポコメディ・ファンタジー。
文字数 8,492
最終更新日 2026.05.16
登録日 2026.05.16
突然の来訪者に、レオル・ガイリューズ公爵はため息をつく。
現れたのは、赤毛の軍人令嬢――エルヴィナ・アネット。
戦場で数々の異名を背負う彼女は、礼儀も前置きもなく告げた。
「私と結婚しろ」
二年前、命を救った“借り”を返せと迫る、あまりに唐突な求婚。
理由は――【愛するものと結ばれなくては死ぬ呪い】を解くため。
相手にとっては何の得もない話のはずだった。
それでも公爵は、迷いなくそれを受け入れる。
淡々と距離を詰め、逃げ場を与えないまま関係を進めてくる公爵と、
一方的に圧されてひっくり返る軍人令嬢。
噛み合っているようで噛み合わないやり取りの中で、
隠しているはずの感情だけが、少しずつ露わになっていく――
これは、借りから始まったはずの関係が、抱えていた本音を暴いていく物語。
文字数 27,686
最終更新日 2026.04.25
登録日 2026.03.21
地下の尋問室に、時間はない。
窓のない灰色の部屋で、敵国の工作員が一人拘束されていた。
名も経歴も偽り。
ただ腕がいい、それだけは確かな男。
尋問に対し、彼は白状ではなく提案を持ち出す。
「白状はしない。だが、契約ならする」
敵国のスパイと、帝国の長官。
交渉は奇妙な形で成立する。
「名前は」
「リュシアン」
その日、移り気な猟犬と飼い主の関係が始まった。
やがて、契約は裏切りへ。
裏切りは、追跡へ。
追跡は――執着へと変わっていく。
登場人物
フェリクス・ハルトマン
帝国軍情報部の長官。
感情を見せない軍人。静かな視線で相手を見定める。
リュシアン・モロー
敵国の諜報員。
捕虜の立場でありながら、白状ではなく契約を持ち出す男。
軽口と皮肉を武器にする。
文字数 16,520
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.03.18
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