【完結】婚約破棄令嬢の仕立て屋ですが、完全に巻き添えをくいました。〜災い転じて服と成す、なんて上手いこと言ってる場合じゃない〜
『ファリノス伯爵家のエルミラ嬢、王立学院の卒業パーティーで婚約破棄される!』
──そんな衝撃的なニュースが、彼女のウエディングドレスを作成していた仕立て屋・ニーナの耳に入る。
この事態を受けて伯爵家は、ウエディングドレスは必要なくなったからと代金を踏み倒す暴挙に出た。
その結果、金策に困り首が回らなくなったニーナは、ショックを受けて領地で療養中だというエルミラを訪ねたのだが──
「見てる分にはいいけど、着るとなると面倒よね、こういうドレスって。コルセットは殺す気かって感じだし、クリノリンなんか座ったときに足に食い込むし。アール・ヌーボーとか、アール・デコとか、その辺りのもっと簡素で着やすいドレスがよかったわ」
などと、お嬢様はよくわからないことをおっしゃっており──
これは、婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出した伯爵令嬢と仕立て屋が出逢い、社交界に一大ムーブメントを生み出す──的なお話である。
※さっくり終わらせます。前中後編の三部構成です⋯⋯と言いながら、①とか②とか、数字がついちゃう詐欺です。
※ゆるふわ設定で、思いついたままに勢いで突っ走ります。ちなみに作者は西洋服飾史や近現代の服装にまったく詳しくありません。にわか知識です。
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