【完結】婚約破棄しようとした愚かな王子様は、『真実の愛』によって目醒め、婚約者と幸せに暮らしましたとさ。
クリスティナ・ダルトン公爵令嬢は、故あって王太子と婚約したものの、冷遇されてきた。
それは王立学院に入学してからより悪化し、王太子はあろうことか子爵令嬢を傍に侍らせるようになり、挙げ句の果てには卒業式後の舞踏会でクリスティナに婚約破棄を突きつけようとする。
「疵物のお前はもうまともな結婚など望めまい。最後の情けだ、この私がお前に相応しい相手と結ばせてやろう。
──"離宮の怪異"の供物としてな!」
"離宮の怪異"とは、数世代前から使われなくなった離宮にいつの間にか棲み着いたモノの呼び名だ。
その正体は、どこぞの高貴な者の庶子とも、ただの浮浪者とも、そもそも人ではなくて幽鬼や悪霊の類だとも言われる。
「承知いたしました」
そう凛と答えたクリスティナを蔑む王太子は、知らない。
自らが抱えた秘密を──自分の影が、暗く、怖ろしいことなど。
※いつものようにふんわり設定です。
※本編完結済みで1日1話ずつ投稿していきます。
※あらすじが若干ホラー調ですが、ホラーではありません。
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