カラスの鳴く夜に

物心ついた時から施設で育ち18歳になった日の夜に自らの意思でその施設から出て行った。
訪れたのは東京にある眠らない街と言われている場所だ。

女と言うだけで弱いと思われるのが嫌で
子供の頃からひたすら独学で強さを学んでた。

そのお陰で腕っ節だけがどんどん磨かれていき
気付けば、自分よりもでかい相手を倒すぐらいの強さを手に入れていた。

自分の身は自分で守る。誰にも頼らず生きていく。


そう思っていたのに…
私は彼に拾われていたのだった。
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