凍雪の約束
政略として嫁ぐことが決まっている令嬢・キャローナと、従者として主を守り抜くことが全てだった青年・クリフォード。
降りしきる雪の中、彼女が差し出した右手。彼はその手を取り、守り続けてきた忠誠と義務の境界を自ら踏み越える。
そして、雪は命の音を奪っていった。
※ご覧いただけましたらとても嬉しいです。よろしくお願いいたします。
降りしきる雪の中、彼女が差し出した右手。彼はその手を取り、守り続けてきた忠誠と義務の境界を自ら踏み越える。
そして、雪は命の音を奪っていった。
※ご覧いただけましたらとても嬉しいです。よろしくお願いいたします。
あなたにおすすめの小説
誇りさえ踏みにじるというのなら
――私の誇りさえ踏みにじるというのなら、受けて立ちましょう
地味で控えめな侯爵令嬢イザラ。彼女は、婚約者である公爵嫡男エリオットを華やかな伯爵令嬢ベアトリスに奪われ、「真実の愛」を見つけたという身勝手な理由で一方的に婚約破棄を突きつけられる。
ベアトリスからは地味で退屈な女と公然と蔑まれ、尊厳を踏みにじられたイザラ。
だが、彼女は涙を見せず、侯爵家の誇りを守るため不当な破棄を断固として拒否。たった一人で反撃の証拠集めを開始する。
彼女が助力を求めたのは、社交界から距離を置き、冷徹と噂される辺境伯アレクシス。彼は、イザラの持つ鋼のような意志と冷静な知性を見抜き、彼女の非公式な協力者となる。
しかし、そんな彼女を待っていたのは「辺境伯と不貞を働いている」という、さらに悪質な濡れ衣だった――
亡き妻以外愛する気はないと言われたので、私も好きにしようと思います。
「私は、亡くなった妻以外を愛する気はない」
婚約者だった第一王子は、想い人の侍女と駆け落ちした。
残された侯爵令嬢リリーに新たな縁談として与えられたのは、亡き妻を今なお愛し続ける英雄・辺境伯ヴィンセント。
「君を愛することはない」
そう言い切る夫に、リリーは静かに微笑んで頷いた。
彼女にもまた、胸の奥にしまい続ける”忘れられない人”がいたから。
互いに愛する人を忘れられないまま始まった、冷え切った政略結婚。
しかし、使用人や領民から慕われるリリーの優しさに触れるうち、ヴィンセントの凍てついた心は少しずつ変わり始める。
――気付けば、彼女の笑顔を守りたいと思うほどに。
だが、その矢先。
ヴィンセントは、リリーが一人の男と親しげに語り合う姿を目撃してしまう。
「あの男は誰だ」
「私の初恋の人です。……今も、その人だけを想っています」
激しく動揺し、彼女を責めるヴィンセント。
そんな夫を見つめ、リリーは不思議そうに首を傾げた。
「旦那様だって、奥様以外は愛する気はないと仰っていたじゃないですか」
亡き妻だけを愛すると誓った男と、叶わない初恋を胸にしまい続ける女。
叶わないであろう恋に身を焦がす、すれ違い夫婦の物語。
婚約者に好きな人ができたらしい
【全3話】
シャノン・ルビーレッド伯爵令嬢は、リュカ・アメジスト侯爵令息と婚約を結んでいた。
ある日、シャノンは、婚約者がニーナ・ペリドット男爵令嬢に懸想しているという噂を耳にする。
シャノンは断罪を回避するため、リュカとの婚約を円満に解消しようとするが――。
※ エブリスタに習作として掲載したものを改稿した作品です。
※ 小説家になろうにも掲載しています。
記憶を失った夫に溺愛されてますが、今更です
結婚した相手にはすでに愛する人がいた。
夫は愛する者を愛人として側に置き、妻である私には関心さえない。寂しいと思った妻は騎士を試しに口説いてみたところ、意気投合し、結婚一年後には騎士と良き仲であった。
だが、夫が事故で記憶喪失になりやってきた妻に一目惚れしたことで、徐々に状況が狂っていく。
私のことは放っておいてください、旦那様~どうぞ愛人とお幸せに~
「君を愛することはない。私には心に決めた人がいる。形だけの妻として、大人しく過ごしてくれ」
アルベルトの声音には、一切の感情が籠もっていない。
しかし、新婦であるエルザの胸中に去来したのは、悲哀ではなかった。
(……え? 本当にいいの?)
エルザは睫毛を微かに震わせ、俯いた姿勢のまま、必死に口元の歪みを抑えていた。
(愛されなくていい。つまり、妻としての情愛を強要されない。旦那様の機嫌を伺って、夜怯える必要もない。しかも、公爵家の潤沢な予算で衣食住は完全に保証されている……。これって、最高に割の良いニート生活の始まりじゃない!?)
エルザの脳内では、すでに薔薇色の未来予想図が高速で描かれ始めていた。
旦那様にはどうぞ心に決めた愛人の方と、末永く仲良くしていただきたい。
自分はその影で、誰にも邪魔されずに読書をし、お菓子を食べ、庭をいじり、自由という名の果実を貪るのだ。
夫は運命の相手ではありませんでした…もう関わりたくないので、私は喜んで離縁します─。
夫は、私の運命の相手ではなかった。
彼の本当の相手は…別に居るのだ。
もう夫に関わりたくないので、私は喜んで離縁します─。
上手に騙してくださらなかった伯爵様へ
アイルザート・ルテシオ伯爵は十七歳で家督を継いだ方だ。
文武両道、容姿端麗、人柄も良く領民の誰からも愛される方だった。そんな若き英雄の婚約者に選ばれたメリッサ・オードバーン子爵令嬢は、自身を果報者と信じて疑っていなかった。
彼が屋敷のメイドと関係を持っていると知る事になる、その時までは。
貴族に愛人がいる事など珍しくもない。そんな事は分かっているつもりだった。分かっていてそれでも、許せなかった。
メリッサにとってアイルザートは、本心から愛した人だったから。
悪役令嬢のとある学園生活
とある日いつものように
学園の中庭で読書を楽しんでいると
向こうから見目の麗しい男たちを連れた
一人の可愛らしい女性が私を怯えた目で見つめていた。
私はそっと本を閉じると彼女はニヤリと笑みを浮かべると私の方へ近づいてくる……。
ヤンデレ王子×溺愛にホラーを混ぜてみました。
短編ですので気軽に読んでみてください。