放浪剣士は異世界ダンジョンを踏破する。
勝てない副将と揶揄される高校生剣道家――不動蔵人。
剣が振れない。竹刀を振れない。しかし、それでも負けることはない。
最後の大会も引き分けで終わりを迎え、引退式を終えた帰り道。
不動は耳鳴りのような音に吸い寄せられるよう壁に描かれた魔法陣を発見した。
その魔法陣に触れた瞬間、辺りが眩い光に包まれて――目を開けば、そこはダンジョンの中だった。
説明が無い。魔法も使えない。誰もいない。チートも無ければ何も無い。
目の前に現れたモンスターに襲われた不動は、無事にダンジョンを抜け出すことができるのか――
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