能ある乙女は秘密がある

「あ、危ない! 何か落ちてくるぞ、逃げろーー !!!!!」

「いやーーー !!! 何なのよ!」

「まるで、こっちを目指して落ちて来るみたい !」

「「うぎゃーーー!!!!!」」



 悲鳴をあげているのは、この国の王太子レナードとその恋人ルディナ。

 ここは王宮舞踏会で、多くの貴族が集まっている。

 先程公爵令嬢の私、ウィングルは婚約破棄をされたばかりで、その直後にレナードが悲鳴をあげたのだ。

 何もない空間を仰視して、恐ろしげな表情で。


 この惨状に、ウィングルが深く関わっていた。

(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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