【完結】王洞 〜名も無き国の名前を捨てた王様〜
この国に私の居場所はない。
仕事に追われる日々。僅かな給料。助け合いだと奪われ続ける税金の数々……誰かの支援の為だと払い続け、自分に対しての支援はまったく無かった。搾取されるだけの人生だ。
仕事を辞めればいい。生活保護がある。犯罪に手を染めればいい……生き続けるだけならそれでもいい。だが、それはこの国を否定し、嫌っている人間のする事ではない。
この国のやり方を否定し、犯罪を犯し、刑務所に入ったとしても、そこはこの国の一部でしかない。刑務所の中で罰という名の保護を受けているだけだ。くだらない。
私はこの国を捨てる事にした。両親に与えられ、国に管理された、この名前も捨てる事にした。人生に絶望した訳ではない。自殺するつもりはない。私は新しい国を作る事を決めた。
預金通帳には老後の為にと、350万円以上の資金がある。国を作る為の資金にする事に決めた。
近くのホームセンターに行くと、野菜の種を大量に購入した。食糧は自給自足しなければならない。だが、上手くいくとは限らない。長期保存が可能な食糧も大量に必要だ。
子供の頃に作った秘密基地を思い出す。大人になって作るのは秘密の国だ。私はそこで王になる。名も無き国の名前を捨てた王だ。誰もいない国の中で私は私の力を自由に振るおう。
❇︎
★は王様の視点です。☆は刑事の視点になります。
仕事に追われる日々。僅かな給料。助け合いだと奪われ続ける税金の数々……誰かの支援の為だと払い続け、自分に対しての支援はまったく無かった。搾取されるだけの人生だ。
仕事を辞めればいい。生活保護がある。犯罪に手を染めればいい……生き続けるだけならそれでもいい。だが、それはこの国を否定し、嫌っている人間のする事ではない。
この国のやり方を否定し、犯罪を犯し、刑務所に入ったとしても、そこはこの国の一部でしかない。刑務所の中で罰という名の保護を受けているだけだ。くだらない。
私はこの国を捨てる事にした。両親に与えられ、国に管理された、この名前も捨てる事にした。人生に絶望した訳ではない。自殺するつもりはない。私は新しい国を作る事を決めた。
預金通帳には老後の為にと、350万円以上の資金がある。国を作る為の資金にする事に決めた。
近くのホームセンターに行くと、野菜の種を大量に購入した。食糧は自給自足しなければならない。だが、上手くいくとは限らない。長期保存が可能な食糧も大量に必要だ。
子供の頃に作った秘密基地を思い出す。大人になって作るのは秘密の国だ。私はそこで王になる。名も無き国の名前を捨てた王だ。誰もいない国の中で私は私の力を自由に振るおう。
❇︎
★は王様の視点です。☆は刑事の視点になります。
あなたにおすすめの小説
幼なじみを優先するのは当然だと殿下に教わりましたので、素直に実行しております
「病弱な幼なじみを優先するのは当然だろう」
婚約者の第二王子アルベルトに、またしても約束を破られた侯爵令嬢エレナ。
けれど、おっとり者の彼女は怒るどころか、目を輝かせて納得した。
「なるほど、それが王族の常識なのですね!」
そういえば、私にも幼い頃に病弱だった幼なじみがいる。今や王国屈指の宮廷魔術師となったルカだ。
殿下に教わった通り、これからはルカを優先しよう――。
焼き菓子を手に、にこにこと研究室へ通い始めたエレナ。悪意はひとかけらもない。
けれどなぜか殿下は青ざめ、社交界には妙な噂が広がり、ルカはなぜか頭を抱えていて……?
素直すぎる天然令嬢が、殿下の「教え」を守っていたら無自覚にざまぁしてしまう、両片思いの溺愛ラブストーリー。
ハッピーエンドです。
完結保証 最終話まで執筆済みです。
夫が王宮舞踏会の開幕の一曲を愛人と踊ったので、離縁します。侯爵家の招待状も王太后さまとのお茶会も、ぜんぶ私が回していたのですけれど
結婚六年目の秋、王宮舞踏会。夫婦で踊る開幕の一曲を、夫は愛人と踊った――侯爵家の社交を六年間支えてきたのは、招待状の一枚から王太后さまとの縁まで、すべて妻のアメリアだったのに。ならば、その糸をぜんぶ引き上げて離縁します。招待の返事が来ない。縁談が流れる。王家の狩猟会から外される。音を立てて崩れる侯爵家を横目に、アメリアの前には「開幕の一曲を十二年間踊らない」北の公爵が現れて……。全六話。
『お前が運命の番だなんて最悪だ』と言われたので、魔女に愛を消してもらいました
竜族の王子フェリクスの成人の儀で、侯爵令嬢クロエに現れたのは運命の番紋。けれど彼が放ったのは「お前が番だなんて最悪だ」という残酷な言葉だった。
異母妹ばかりを愛する王子、家族に疎まれる日々に耐えきれなくなったクロエは、半地下に住む魔女へ願う。「この愛を消してください」と。
恋も嫉妬も失い、辺境で静かに生き直そうとした彼女のもとに、三年後、王宮から使者が現れる。異母妹の魅了が暴かれ、王子は今さら真実の愛を誓うが、クロエの心にはもう何も響かない。愛されなかった令嬢と、愛を取り戻したい竜王子。番たちの行く末は――。
婚約者に捨てられた伯爵令嬢ですが、前世を思い出した公爵様が血眼で追ってきます
伯爵令嬢ミリエルには、生まれたときから前世の記憶があった。
遠い昔、彼女は女王で、剣を捧げてくれた騎士レイナードと想い合いながら、国のために他国へ嫁いだ。彼を忘れられないまま病に倒れ、三年で世を去った。
今世、政略結婚で婚約した公爵レイナードは、何も覚えていなかった。彼が愛していたのは、男爵令嬢アニー。粗末に扱われてもなお彼を想いながら、ミリエルは「どうか、お心のままに」と手紙を残し、卒業と同時に姿を消す。
それから五年。
旅先の古い街並みで、レイナードは前世のすべてを思い出す。失ったものの正体を知った彼は、財も人脈も使い果たして、彼女を探し出した。
「前世の罪悪感で、私を求めているだけです」
切なくて、重くて、ちょっと不器用な、五百年越しの溺愛ラブストーリー。
婚約破棄されたので泣こうと思ったら、隣の王子が爆笑していました
婚約者に大勢の前で婚約破棄され、涙を流そうとした公爵令嬢リリアーナ。
ところが、その場にいた隣国の第二王子はなぜか大爆笑。
「その婚約者、昨日も別の令嬢に愛を誓ってたよ?」
その一言から、元婚約者の嘘は次々と暴かれ、自滅の連続!
泣くはずだった婚約破棄は、笑いと溺愛にあふれた人生逆転劇の幕開けだった。
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
第三王女は見過ごさない
「それ、本当に証拠なの?」
婚約破棄の断罪劇を一言で叩き潰した第三王女ジュイエは、《何にでも首を突っ込む厄介姫》。
祭りの城下で出会ったのは、同じ家だけを何度も襲う“二重徴税”。しかも、狙われるのは年頃の娘のいる家ばかりで――?
毒舌の近衛騎士ダニエルと、胡散臭い何でも屋アロンツォを巻き込み、王女は王都の闇に首を突っ込む。
王女の権力は、誰かを踏みつけるためではない。弱き者を守るためにある。
悪事も理不尽も見過ごさない第三王女が、王都に潜む企みを暴いていく!
※毎日7:30更新予定