愛した人に婚約破棄されたのでニ度と愛しません

「メリーア・ジュリアッド!」

美しい、煌びやかなホールに彼の声がこだまする。

「貴様とは、この時をもって婚約を破棄する!」

あぁ、なんて惨めなんでしょう。
こんな大衆の前で。

ざわつくホール。
あぁ。視線が痛い。

「納得できません。」

「『納得』?貴様の納得など必要ない!」全てもう、明らかになっているのだ!」

彼の後ろでは、涙目で震えているファリーダがいた。
何で?あなたは何でそんなところにいるの?
何で泣きそうなの?
全て、貴方のせいなのに。
 



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