悲喜劇小説一覧

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夢見る力を失った少年は何よりも美しい夢を求めた🐸   絶望に効く(かもしれない)夢と狂気の入り混じる悲喜劇ファンタジーです。 どちらかといえば絶望してる人向けな作品のため、 序盤はほとんどストーリーがありません 。 (やっと動き出すのは第三章以降でしょうか)
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小説 183,865 位 / 183,865件 ファンタジー 42,100 位 / 42,100件
文字数 220,202 最終更新日 2023.06.08 登録日 2018.03.14
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現代文学 連載中 ショートショート
『記憶力』 キラキラが目に痛いから、 逃れるように眠ろうとしたのですが、 まぶたがないのを忘れていました。 水面を見上げると、 醜い犬がのぞいていました。 ついでにさざ波がおさまり、 醜くなくなりました。 肺呼吸がうらやましいなと思い、 やわらかな毛もいいなと羨みました。 肌がうろこで硬い。 歯も舌もなくて味がしない。 セックスができない。 たくさん愚痴が思い浮かんだけど、 気づいたら皿にのり、 身体が刺身にされていました。 ぼくはまだ生きています。 楽しそうな誰かと誰かの声のなかで、 ぼくはしずかに目を閉じようとして、 まぶたがなかったのを思い出しました。
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小説 183,865 位 / 183,865件 現代文学 7,764 位 / 7,764件
文字数 92 最終更新日 2022.07.09 登録日 2021.04.13
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恋愛 連載中 短編 R18
ぼくはついてない。 彼女にふられ、職場もクビになった。 貯金は底をつき、 そのうち家賃も払えなくなった。 マンションの管理会社に出ていくよう勧告され、 引っ越しの準備をした。 いよいよ宿無しか。 と、人生の終わりのような気分で部屋を出ると、 隣室に越して来た母子と鉢合わせた。 それがぼくの人生を変える出会いとも知らず、 二人に頼まれるままに引っ越しを手伝い、 『お礼に』と、夕食に招かれた。 娘は細身だが背が高く、180センチほどもある。 母親は小柄なので、 父親似なのかもしれない。 ぼくは、それを二人に訊いてみた。 後から考えると、 あれは、よけいな質問だったなと思う。 でもそのときは、酒が入ってたんだ。 娘はぼくに言った。 『パパは悪魔なの。下級だけど』と。
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小説 183,865 位 / 183,865件 恋愛 56,030 位 / 56,030件
文字数 93 最終更新日 2022.07.09 登録日 2020.10.24
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