ホラー 隣人 小説一覧
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6件
1
404号室の泣き声が止んだ夜
汐杜市の榎波コーポは、築30年を超える6階建て。4の付く部屋番号も、飛ばさずに並んでいる。
深夜1時18分、401号室の俺の耳に、赤ん坊の泣き声が届いた。出どころは404号室。
住民連絡用のグループに、その404のアカウントが書き込む。
「今すぐ黙らせる」
泣き声は止んだ。
少しして「冗談だ。妻が起きてミルクをやった」と続きが届く。共同購入のグループでは、601の住人が、404は前に猫を殺したと書いていた。
様子を見に行った402号室の住人は、ノックの音と扉の閉まる音を残して戻らない。代わりに彼のアカウントから「大丈夫だ、みんな寝ろ」と届いた。いつも語尾に付けていた「っす」がない。
今夜あの部屋が無事だという話は、全部あの部屋から出ている。
このマンションで、本当のことを書き込んでいるのは誰なのか。
2
隣人の秘密
マサトの隣の部屋には、厄介な女子大生のリンカが住んでいた。
ラブコメ風のホラー??のつもりで書きました。
あたらよ文学賞の落選作。
3
絡み憑く女
小説投稿者の「僕」は、自作『桜埋葬』を完結させた夜、桜影という読者からDMを受け取る。作品を深く読み込んだその言葉は、嬉しさと同時に、奇妙な近さをまとっていた。
返信を重ねるうち、桜影は少しずつ作品の外へ踏み込んでくる。読者の感想だったはずの言葉は、僕の生活、視線、記憶にまで触れ始める。
画面の向こうにいるはずの女。日常の中で目に残る女。別々だったはずの二つの気配が、いつしか境目を失っていく。
見ていたのは自分か。見られていたのは自分か。物語を投稿し終えた日から、女は僕の生活に絡みついていた。
4
隣の殺人鬼はノーカウント【SIDE-A/B】
【越してきた隣人は、殺人鬼!二つの視点から見た、新感覚ミステリー】
隣に殺人鬼が引っ越してきた。男は記念すべき四十四人目を探している。殺人鬼の隣家に住むのは依田慎太郎と麻衣子。老夫婦が亡くなった後の空き家を殺人鬼が借りたのだ。殺人鬼といっても、明確な証拠がないから逮捕はされなていない。時代の変化とともに過激さを増した人権運動家たちによって、身の安全を保護されているのだ。二十二世紀のスタンダードは、疑わしきは罰せずが、顕著になっていたのだ。
二つの側面から物語を作るSIDE-AとSIDE-B、お楽しみください。
SIDE-Aは依田家側からのお話
SIDE-Bは笹岡倉側からのお話です
※この作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
5
コーポ椿
格安物件を見つけ引越した私立講師の主人公。「事故物件ではない。」と不動産屋から聞いていたが…
初めて一人暮らしをしたアパートを題材にしました。
6
我が家
足元すくわれる話が書きたかったんです。
追記:地味に加筆しました(笑)
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