ファンタジー 運命の相手小説一覧
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私の名前はナオミ・エリーゼ。
姓は一応あるけれど、シェールド西方のカズールの街に住む一般人です。
父が元騎士の自称冒険者、母は代々この地域に生きるリボン刺繍職人の家の末裔で、数代前からそれ以外に小さい店を経営しています。
家は、このカズールの街からは少し南東部に近い地域です。
その場所は、もう少し南に行けば騎士の教育機関《騎士の館》に向かう船着場に近いです。
大きな商店街にはいろいろなお店が多いですが、船便が間に合わなくなったりした時に緊急に必需品が購入できるように筆記用具なども置いてあります。
《騎士の館》に送る手紙や荷物も一時的に保管していたりもしています。
文字数 46,048
最終更新日 2023.07.02
登録日 2021.12.26
「術者がまず、心得なければいけないことは?」
「己の力の際限を知ること。心を平静に、取り乱さず、感情に流されず、死ぬことを恐れなければならない」
「よくできました。死にたくなければ決して忘れないように」
故郷を丸ごと焦土へと変えた大火事から、奇跡的に生き残れることができたファロウは当時まだ五歳。あやふやな記憶が覚えていたのは自分を助けた人物の顔ではなく、炎の熱気に揺らぐ鮮やかな赤銅色の長い髪だった。
その人が魔術士であるということはだいぶ後になってから知った。
憧れて。忘れられず自分も魔術士になることを決意した。
大火事の後、親戚の家に身を寄せてから数年後、今から三年前、偶然にも若き魔導師ゼルデティーズと出会った。
文字数 74,098
最終更新日 2023.04.30
登録日 2023.04.30
乙女ゲームにありがちな断罪の場にて悪役令嬢であるディアーナは、前世の自分が日本人女子高生である事を思い出した。
目の前には婚約者と、婚約者を奪った美しい少女…
に、悪役令嬢のディアーナが求婚される。
この世界において、唯一の神に通じる力を持つ青年と、彼を変態と呼び共に旅をする事になった令嬢ディアーナ、そして巻き込まれた上に保護者のような立ち位置になった元婚約者の王子。
そんなお話し。
文字数 421,194
最終更新日 2022.03.07
登録日 2021.11.20
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