恋愛 ヒロイン無双 小説一覧
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「役立たず」と追放された令嬢、辺境で魔道具を作ったら国一番の技術者になりました
「お前は役立たずだ。そんな魔力では、王太子妃など務まらない」
魔法がほとんど使えないことを理由に、婚約者だった王太子アルベルトから婚約破棄を告げられた公爵令嬢リリアーナ。
「……分かりました」
反論することもなく、彼女は辺境のノルド村へ追放された。
けれど、そこでリリアーナは気づく。
――自分は魔法を“使う”ことは苦手でも、魔法を“仕組みにする”ことなら得意なのではないか?
村人たちが毎日苦労して水を汲んでいる姿を見て、魔力石と歯車を組み合わせた自動給水装置を作ったことをきっかけに、彼女の才能は一気に開花していく。
農地を潤す魔法ポンプ。
風の力で動く魔法風車。
誰でも使える魔法ランプ。
冬を暖かく過ごすための暖房装置。
「これ、売り物になるんじゃないか?」
「村で作ってみよう!」
いつしか小さな村は、魔道具を求めて人が集まる一大工房の町へと変わっていく。
そんなリリアーナのもとを、誠実な商人エドワードが何度も訪れるようになる。
一緒に魔道具を作り、笑い合い、支え合ううちに、二人の距離も少しずつ近づいていく。
一方その頃、王都ではリリアーナの魔道具が国中で使われ始めていた。
「……私は、国で唯一の魔法設計士を、自分から追放したのか?」
今さら彼女を王都へ連れ戻そうとするアルベルト。
しかし――もう遅い。
リリアーナには、彼女を必要としてくれる村人たちと、共に未来を作ってくれる大切な人がいるのだから。
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婚約破棄されたので、本日より悪役令嬢を演じます~嫌われるはずが、なぜか人気が出てしまいました~
侯爵令嬢エレノア・フォン・リーヴェルトは、完璧だった。
政治も、会計も、外交も、礼儀作法も——すべて一分の隙なくこなしてきた。王太子の婚約者として、この国の未来を支えるために。
しかしある夜会で、その努力はあっさり否定される。
「君のような冷たい女とは、結婚できない」
婚約破棄。七年間の献身が、たった一言で終わった。
帰宅したエレノアは、涙をぬぐい——本棚から一冊の本を取り出した。
『伝説の悪女たち 完全読本』
そして鏡に向かい、静かに宣言する。
「……よろしい。ならば完璧な悪役令嬢になってみせましょう」
こうして、侯爵令嬢による"悪役令嬢計画"が幕を開けた。
高笑いの特訓。扇子さばきの研究。意味深な微笑の練習——。
本人は大真面目に悪女を目指しているのに、なぜか女性貴族に慕われ、使用人に愛され、庶民の英雄になっていく。
そして唯一、すべてを見抜いている男がいた。
黒髪眼鏡の若き宰相、ルシアン・アルヴェイン。
「本日の悪役令嬢っぷりは、なかなかでしたね」
——この男だけは、絶対に敵に回してはいけない気がする。
なぜなら彼の前でだけ、わたくしの演技が、ことごとく崩れてしまうから。
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