恋愛 童話小説一覧
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白鳥の湖をベースにした話で、pixivには別の名前で投稿しています。
童話で白鳥の湖を読んだことがあれば分かると思いますが、王子を惑わすオディールはロットバルトの娘です。しかし、この話に出てくるオディールは鍛冶職人が作った人形という風に幾つか原作と違う点がある事にご注意ください。
あと、ロットバルトも原作では『悪魔』『魔法使い』だけど、この話では太古の人間が『神』『悪魔』とも畏れ敬った原初の頃から存在している生物という風に位置付けているし。
ストーリーの流れは同じですが、今回の投稿にあたりpixivに載せているものを一部加筆修正しています。
文字数 23,876
最終更新日 2020.02.02
登録日 2020.02.02
いつから前世の記憶があったのか。
そもそも自我を認識したのがいつだったのか。
そういう細かいところは覚えていないけれども。
「海の中って意外に暗いよねぇ。かと言って、水中で火を灯すことなんてできないし。LEDが恋しいなぁ」と。
住み慣れた薄暗い海底と、見たこともないはずの陸上の、しかもかなり進んだ文明の街の明るさをいつものように比べて。ぼんやり揺れる海藻を眺めながら暇を潰す自分の記憶に違和感を覚えたのは、6人目となる末の娘を出産後、母が儚く泡となり消えてしまってから5年も経ってからだった。
中身が日本人な人魚姫が生き抜こうとするお話。
けれども、それほどシリアスではない。
文字数 14,163
最終更新日 2018.11.30
登録日 2018.10.30
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