恋愛 喪失と再生 小説一覧
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【完結】「離婚しよう」そう言ったのはあなたです。どうぞ愛するあの方と、幸せになってください
本編完結。レイチェル・キャスバーグは公爵家の夫人。夫アルフレドとは結婚五年になるが、二人の間には子供はいない。そんなある日、突然夫が告げた。
「離婚しよう……これは決定事項だ。その後聖女と再婚する」
青天の霹靂とはこのこと。夫婦仲は決して悪くなかった筈だった。現に昨夜だって愛してくれた……違ったの?
濃厚な行為の跡が色濃く残る身体。そんな中、非情な宣告を受けるレイチェル。これまで夫に尽くしてきた……なのに聖女と再婚ですって?
神殿と密接な関係があるキャスバーグ公爵家。自身も聖騎士であり、騎士達を束ねる役目を負っているアルフレドは、聖女と接する機会も多かった。もしかして、以前から浮気をしていた?
「どうして私と離婚してまで、聖女を妻に迎えなくてはならないの?私のことなどどうでもいいと言うの。答えてよ!」
夫はそれ以上は無言を貫き、その後会うこともしてくれない。遣り切れない想いの中体調を崩したレイチェルは、朦朧とした意識の中既に離婚が成立していることを知る。
「了承なんてしてない!」
そんなレイチェルの叫びは辺りに虚しく響くだけ。おまけに聖女との婚姻を決めたのは国王だという。王命……確かに貴族には逆らえないものではあるけど、国王の甥である夫ならば拒否することも可能だったはず。結局はあなたの選択なのね?
打ちひしがれているところに、突然現れた聖女から侮辱を受け、おまけに驚愕の真実を聞く。そのショックでレイチェルは、聖女を怪我をさせてしまうことに。
そこに現れたアルフレドは、レイチェルがワザと聖女に対して暴力を奮ったのだと誤解し、経緯も聞かずに厳しく罵倒する。それから大事そうに聖女を抱え、冷たい視線を投げて去って行く。
「ハ、ハハッ。こんなところにはもう用はないわ」
全てが嫌になり即日キャスバーグ家を去ったレイチェル。だけど疎遠になっている実家には頼れず、手に入れた慰謝料でどこか遠くへと姿を隠すことを決意する。なのに聖女への暴行容疑で追われ、息詰まる逃亡の末乗り合い馬車へと紛れ込む。無事に帝国へと逃れたレイチェルは、更に遠くへ逃れようと計画していた。すると思いがけない不幸に見舞われて……
運命の糸は複雑に絡まり合い、レイチェルを思いも寄らない方向へと翻弄する。驚愕の真実へと辿り着いた時、その先にあるものとは?
感想数 15
文字数 114,865
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.04.30
2
「はじめまして」としか、言えなかった。
「はじめまして」
声を失った彼女は、震える手でそう書いた。
けれど、それは二人にとって――二十七回目の出会いだった。
二十四歳の燈は、若年性の記憶障害を抱えている。
朝になるたび、昨日の出来事が少しずつ薄れていく。壁一面の付箋と、未来の自分へ残す録音だけが、失われていく日々をつなぎ止めていた。
ある夕暮れ、燈は海辺で、声の出ない女性・凪と出会う。
凪は燈の好きな味を知っていた。
薬の時間も、部屋の物の場所も、忘れているはずの幼い頃の癖さえも。
「僕たち、本当に初対面ですか」
その問いに、凪は答えない。
ただ悲しそうに笑い、彼のそばに居続ける。
四時十四分で止まった腕時計。
青いリボンの結ばれた古いレコーダー。
壊れた木馬。
海辺で拾い集められた青いガラス。
そして、存在しないはずの弟――海。
レコーダーの水音の向こうから、幼い声が聞こえる。
「……お兄ちゃん」
忘れている燈と、すべてを覚えている凪。
二人が白い灯台へ辿り着いたとき、十年前の海難事故に隠された真実が、止まっていた時間とともに動き始める。
なぜ凪は声を失ったのか。
なぜ燈は弟の存在を忘れたのか。
そして凪は、何度忘れられても、なぜ彼を見つけ続けるのか。
これは、記憶を取り戻す物語ではない。
たとえ何もかも忘れても、もう一度、同じ人を好きになれるのか。
何度でも「はじめまして」から始まる、喪失と再生の純愛ミステリー。
感想数 0
文字数 73,389
最終更新日 2026.08.12
登録日 2026.07.31
3
君の名前を、まだ消せない
三月の風に揺れる桜の下、悠斗は彼女の存在を胸に抱き続ける。
亡くなったはずの美月から届く最後のメッセージと手紙。
失った時間、残された想い、そして小さな奇跡。
切なくも温かい、青春と喪失の物語――涙が止まらない感動の11話。
感想数 0
文字数 18,874
最終更新日 2026.03.20
登録日 2026.03.08
4
兄嫁〜あなたがくれた世界で〜
感想数 0
文字数 193,596
最終更新日 2026.01.17
登録日 2025.12.09
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