BL こじらせ小説一覧
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後生大事にしまい込んでいた10年物の腐った初恋の蓋がまさか開くなんて―。高校時代一学年下の大らかな井原渉に懐かれていた和田響。井原は卒業式の後、音大に進んだ響に、卒業したら、この大銀杏の樹の下で逢おうと勝手に約束させたが、響は結局行かなかった。言葉にしたことはないが思いは互いに同じだったのだと思う。だが未来のない道に井原を巻き込みたくはなかった。時を経て10年後の秋、郷里に戻った響は、高校の恩師に頼み込まれてピアノを教える傍ら急遽母校で非常勤講師となるが、明くる4月、アメリカに留学していたはずの井原が物理教師として現れ、響は動揺する。
文字数 137,003
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.02
前作『彼女持ちのドМな親友の願望を叶えてあげる健気で哀れな俺の話』の、彼女持ちのドМな親友・あっくん編を書きました。
「好きだよ、あっくん」
親友のそんな声が聞こえた気がした。
高校の頃にふざけて乳首に触れられてからずっと抱いてきた、篤志の航太朗に対する思い。
自分のワガママを聞いてくれて、たくさん気持ちよくしてくれるけれど、自分にだけは触らせないという航太朗の頑なな態度に、篤志は悶々としていた。
そして胸に溜め込んでいた不満が爆発し、ついには航太朗を問い詰め困らせてしまう。
※このお話はTwitter自垢のRT企画で書いた『彼女持ちのドМな親友の願望を叶えてあげる健気で哀れな俺の話』の、あっくんの想い編です。前作を読んでいただいてからのほうがより、うわー!ってなれると思いますので、まずはソチラからどうぞです
文字数 6,939
最終更新日 2023.04.22
登録日 2023.04.22
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