ざまぁなし小説一覧
「わたくしの婚約者であるアルフレッド殿下を癒やしているというのは、あなたで間違いなくて?」
突然の侯爵令嬢の襲来に、ミーニャは青ざめた。アルフレッドと親しくしているのは間違いない。侯爵令嬢の不興をかい、牢屋にぶちこまれてしまうのだろうか?
「わたくしのことも癒やしなさい!」
「…………えぇ?」
文字数 1,831
最終更新日 2023.01.31
登録日 2023.01.31
「これで倒れてしまった仲間を1人だけ甦らせる事が出来ます。どなたになさいますか?」
死者を復活させる神器ヴァジュラを手にした聖女フウラが主であるベルズウッド王国レイス王子に問うた時、王子は大いに苦悩した。それは同時に5人の仲間を永久に甦らせない事を意味していたからだ。暗黒神ベイルードを崇拝するレーゼン帝国との戦いでレイス王子は将に任じた14英雄の内6人を喪っていたのである。
王子を大いに悩ませたのは英雄同士が深め合っていた絆。生き残っている英雄たちの中には友を亡くした者がいた、恋人を喪った者もいた。
そして確執も厄介だった。仲間に想い人を奪われた者がいた。敵から離反して仲間となってくれた者は、かつて味方の1人を斬っていた。
選択を誤れば陣営を去ってしまう者が出るかもしれない……。それでも王子は選ばなければならない、これから益々困難を極めるであろう戦局を考えればただ1人であろうと戦列に復帰してくれるのは大きかった。
これまで皆と共にした苦楽を思い出しながら、これからの戦の采配を頭の中に描きながらレイス王子は選択する。甦えらせる者ただ1人を。
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文字数 5,420
最終更新日 2024.02.12
登録日 2024.02.05
俺、ライル。14歳の冒険者で異世界転生者だ。
尊敬するテリーさんと一緒のパーティーで上手くやってきたと思うのに、突然出て行けって言われたんだ。
どうしてなんだ?
小説家になろう、カクヨム(敬称略)にも掲載。
筆者は体調不良のため、コメントなどを受けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 5,739
最終更新日 2022.05.20
登録日 2022.05.20