鬱展開?小説一覧
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この世界には、大きく三つの種族が存在する。
知を持つ人間、力をもつ異形、その間の異人。
それぞれの歴史はそれぞれとの戦いの歴史であり、その最後には人間が戦いを制するのだった。
これは、そんな世界を生きた「契約」の物語である。
一話は短め不定期更新
文字数 10,524
最終更新日 2024.01.06
登録日 2023.12.30
「君は最後まで反省をしないのだな」
反省などしてしまえば私は望んだ死に方などできなかっただろう。
「ええ、だって悪いことだと思ってないもの」
悪いことだとわかっていてやっていた。その上で悪びれもせずいるかのように振る舞ってきたのだ。演劇の悪役のように。
「人を殺そうとしてよくもそんなことを……!」
人を殺すつもりはそもそもなかったことなど悟らせはしない。ただ失敗してしまって残念だとばかりに最後まで私は悪を貫く。
「だって……邪魔だったんだもの」
「………っそんな態度なら処刑を取り止める必要などなさそうだな!」
だってそれこそが私の望むものだから。元婚約者にだって私は最後まで偽りの微笑みで悪の華となろう。
そして死を迎え、計画通りになったなら、私はようやく悪の仮面を脱ぎ捨てられるのだ。死と共に。
※連載中にしてますが、本編は一応完結です。
文字数 18,542
最終更新日 2022.06.22
登録日 2022.06.16
堤光峯(つつみみつみね)と深目水智伽(みめみずちか)はいわゆる幼馴染みだ。長い時間を一緒に過ごしてきたけれど、二人は自分の気持ちに気付けていなかった。そんなとき、二人の高校に転入してきた少女、天都野乃々羽(あまつのののは)。彼女が二人の物語に巻き込まれ、歪な愛の形へと向かっていく。
文字数 7,896
最終更新日 2019.04.02
登録日 2019.03.31
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