詩的 小説一覧

7件
1

理不尽の神

理不尽の神が、成る。
2

まだ名前のない輪郭で ― ロマンス編【連作断章】

──感情になる前の、あなたとわたし。 すれ違ったのか、近づいたのか。 惹かれたのか、ただ気づいただけだったのか。 名前をつけるには、まだあまりに曖昧で、 それでも心のどこかが、静かに反応していた。 本作は、“関係”にも“恋”にもならなかった、 想いの手前にあった輪郭だけを描いていきます。 「好きだったのかもしれない」と思うには遅くて、 「好きじゃなかった」と言うには少しだけ、温かい。 これは、ふたりになれなかったわたしたちの、 まだ名前のないロマンスの記録。
3

まだ名前のない輪郭で

──意味になる前の、あなたと私。 触れたのか、触れなかったのか。 伝えたのか、伝わらなかったのか。 すべてが形になる前の、感情と出来事の輪郭だけが、静かに漂っている。 本作は、言葉になる寸前の「なにか」を描く。 「わかり合えた」と思うことが幻想であるように、 「わかり合えなかった」と言い切るには、少しだけあたたかい。 これは、関係の成立よりも前、 意味の固定よりも前、 まだ名前のない、私たちの輪郭の物語。
4

彼岸の女王

感性の極限で、女王は待つ。
5

大好きと叫んでくれ

人はありのままに言ってくれる人が大好き。取り繕う事はやめようか。
6

夏が終わる前に、私は歌う

この物語は、名も形も持たない蝉として始まった。 ただ、体の奥に残る熱だけが確かだった。 飛ぶことでも、耐えることでもなく、 沈黙が訪れる前に歌うこと。 たとえ一夏だけでも、 強く存在すること。 街は止まらない。 時間は戻らない。 それでも、誰かがその声に気づいたなら、 それは、夏の中で生きていた。
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