春野オカリナ

春野オカリナ

 アルファポリス様・カクヨム様・なろう様で執筆中。
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恋愛 連載中 短編
 カレンデュラは、国立公園の遊覧船から落ちて湖で溺れた。  助けてくれたのは幼馴染のデュエル。  溺れている時に見た走馬灯の様な見た事のない未来の幻。  しかし、幻は現実となって彼女の身に降りかかる。夢に見た死を回避する為、カレンデュラは変身魔法で七色の鳥に姿を変えて、デュエルと共に祖父のいる辺境地ザースデンへ向かう。  一方、カレンが去った後、仲の良かった公爵家の面々の偽りの仮面が剥がれつつあった。  辺境地に辿り着くと、カレンを待っていたのは暖かな祖父や伯父一家そして彼女の本当の父親が待っていた。彼女の新しい幸せが辺境地で花開く。
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小説 2,443 位 / 202,755件 恋愛 1,446 位 / 59,482件
文字数 8,054 最終更新日 2025.07.04 登録日 2025.07.01
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 ルトワニア国の園遊会に隣国からの訪問客が来ていた。  しかし、その人物はかつて、この国の王妃であった女性だった。隣には仮面で顔を覆った夫が立っている。  だが、それよりも王侯貴族の目を引いたのは、彼女の傍らにいる男女の双子の容姿だった。  少女は母親似で、男子の方の顔は国王瓜二つであった。  人々はもしかしたら、子を腹に宿したまま離婚したのではと訝しんだ。  国王ルドヴィックもその可能性を否定出来ないでいた。  そんなルドヴィックにエレオノーラは静かに問い掛ける。  ──あなたは今、幸せですか?  ルドヴィックはその問いに素直に「幸せだ」とは言えなかったのだった。
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小説 7,820 位 / 202,755件 恋愛 3,866 位 / 59,482件
文字数 35,924 最終更新日 2025.06.10 登録日 2022.04.30
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 没落貴族のフェリア・ガーランド男爵令嬢は、年老いた祖母の為にサージェス・ティエリーと結婚した。  男爵家の借金や祖母の為に屋敷の手入れや使用人の増員などサージェスは、ガーランド男爵家に惜しみない支援を与えてくれた。  ところが、ある夜会に夫婦で出席した日にフェリアは、サージェスらの賭けの勝利品で、彼の初恋の人に似ているという理由から結婚したのだと聞いてしまう。  その問題のサージェスの初恋の相手が一週間後に未亡人となって隣国から帰ってくるというのだ。屋敷の使用人らも相手の女性の味方で、段々とフェリアの居場所がなくなっていき…。
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文字数 6,438 最終更新日 2025.05.01 登録日 2025.04.04
   ああ……、やっと願いが叶う。  早く、わたしの首を切り落として!!  側妃バレンシアは、王妃殺害未遂で断頭台にて処刑された。  しかしその後、彼女はある女神から別の加護を授けられる。  「ははははーーーっ、ねえ、あなたの死に様気に入ったわ。でもちょっと味気ないのよね。次の世ではもっと楽しませてくれるかしら。代わりにわたくしの加護を授けてあげる。その胸に咲く薔薇がどんな色になるか楽しみね」  そう言って女神はバレンシアの胸に薔薇の種を植え付けた。  目覚めるとバレンシアは18才の誕生日に戻っていた。
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文字数 6,908 最終更新日 2025.04.03 登録日 2025.03.24
 ブルーネオ帝国には、『極悪皇女』と呼ばれる我儘で暴虐無人な皇女がいる。  名をグレーテル・ブルーネオ。  生まれた時は、両親とたった一人の兄に大切に愛されていたが、皇后アリージェンナが突然原因不明の病で亡くなり、混乱の中で見せた闇魔法が原因でグレーテルは呪われた存在に変わった。  それでも幼いグレーテルは父や兄の愛情を求めてやまない。しかし、残酷にも母が亡くなって3年後に乳母も急逝してしまい皇宮での味方はいなくなってしまう。  そんな中、兄の将来の側近として挙がっていたエドモンド・グラッセ小公子だけは、グレーテルに優しかった。次第にグレーテルは、エドモンドに異常な執着をする様になり、彼に近付く令嬢に嫌がらせや暴行を加える様になる。  彼女の度を超えた言動に怒りを覚えたエドモンドは、守る気のない約束をして雨の中、グレーテルを庭園に待ちぼうけさせたのだった。  発見された時には高熱を出し、生死を彷徨ったが意識を取り戻した数日後にある変化が生まれた。  皇女グレーテルは、皇女宮の一部の使用人以外の人間の記憶が無くなっていた。勿論、その中には皇帝である父や皇太子である兄…そしてエドモンドに関しても…。  彼女は雨の日に何もかも諦めて、記憶と共に全てを捨て去ったのだった。
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文字数 37,005 最終更新日 2025.03.23 登録日 2025.02.13
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アシュリーは、義妹ウルスラの代わりにエステル公爵家に嫁ぐことになった。 でも、公爵は5年前から記憶喪失で、精神年齢は10才の子供。 嫁いだといっても遊び相手のようなもので、当然、社交もしなくても構わない。 三食昼寝付きの生活は至極快適なのだが、何処かおかしい。 ※この作品は第一章〜第三章までの三部作になっていますが、全て主人公は別々になっています。 ※第一章はシリアス混じりのコメディ風味で、第二章は、シリアス。第三章はコメディ風味のシリアスとなってます。因みに婚約破棄は全てに付いてます。
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文字数 81,162 最終更新日 2024.03.20 登録日 2022.01.06
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 第一章 完結番外編更新中  異母妹に嫉妬して修道院で孤独な死を迎えたベアトリーチェは、目覚めたら10才に戻っていた。過去の婚約者だったレイノルドに別れを告げ、新しい人生を歩もうとした矢先、レイノルドとフェリシア王女の身代わりに呪いを受けてしまう。呪い封じの魔術の所為で、ベアトリーチェは銀色翠眼の容姿が黒髪灰眼に変化した。しかも、回帰前の記憶も全て失くしてしまい。記憶に残っているのは数日間の出来事だけだった。  実の両親に愛されている記憶しか持たないベアトリーチェは、これから新しい思い出を作ればいいと両親に言われ、生まれ育ったアルカイドを後にする。  第二章   ベアトリーチェは15才になった。本来なら13才から通える魔法魔術学園の入学を数年遅らせる事になったのは、フロンティアの事を学ぶ必要があるからだった。  フロンティアはアルカイドとは比べ物にならないぐらい、高度な技術が発達していた。街には路面電車が走り、空にはエイが飛んでいる。そして、自動階段やエレベーター、冷蔵庫にエアコンというものまであるのだ。全て魔道具で魔石によって動いている先進技術帝国フロンティア。  護衛騎士デミオン・クレージュと共に新しい学園生活を始めるベアトリーチェ。学園で出会った新しい学友、変わった教授の授業。様々な出来事がベアトリーチェを大きく変えていく。  一方、国王の命でフロンティアの技術を学ぶためにレイノルドやジュリア、ルシーラ達も留学してきて楽しい学園生活は不穏な空気を孕みつつ進んでいく。  第二章は青春恋愛モード全開のシリアス&ラブコメディ風になる予定です。  ベアトリーチェを巡る新しい恋の予感もお楽しみに!  ※印は回帰前の物語です。
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文字数 108,522 最終更新日 2024.03.16 登録日 2024.01.31
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 ハルクレスト王国には、ある曰く付きの川がある。  王都と国領の間にあるセレーヌ河は、時間帯によって様々な顔を見せることから、「虹の河」と呼ばれ、多くの観光客を呼び寄せていた。  しかし、昨今この川は「忘却の河」と呼ばれている。  10数年前に恋人に裏切られた若い女性がこの川に身を投げた所、奇跡的に命が助かった。助けられた女性は恋人のことを全て忘れて、自分を助けてくれた男性と恋に落ちて幸せになった。  その事実に尾ひれはひれがついて、川に飛び込めば嫌な事を忘れる事が出来ると噂になってしまい、多くの民衆が川に飛び込もうとして、怪我人が続出する始末。  そこで国は、川に沿って飛び込み防止の柵を作った。結果、景観の美しい川縁は囚人の鉄格子の如く殺伐としたものに変わってしまった。  当然、観光業にも大打撃を与えてしまっている。そこで、国は川に大きな眼鏡橋を架け、川の色の変化を楽しめるようにした。    2年ほど前に、この眼鏡橋にいた年若い恋人たちのおかげで眼鏡橋には「恋を成就する運命橋」と密かに巷で囁かれる様になったのだが……。  その話には大きな真実が隠されていた。  主人公となるルナリア・ジャンヌ・ロマネスク公爵夫人は、1週間程高熱で生死を彷徨っていた。  彼女には、記憶が無い。  2年前、眼鏡橋で、現夫であるジェラール・エイダン・ロマネスク公爵を暴漢から身を呈して助けて、川に落ちてしまったのである。  その際に頭を打ったらしく、一月意識不明になっていた。目が覚めると自分の名前すらも分からない状態になっており、両親や兄から事情を説明しされても首を傾げることしかできなかった。  新聞でも「健気な深窓の伯爵令嬢。初恋の公爵閣下を庇って意識不明の重体!!」と大きく取り上げられていた。その二人が結婚したとなれば、皆が恋を成就させれる橋と騒ぐのも理解できる。  橋の近くのカフェや飲食店、ホテルはこの話に便乗し、恋が実る為のケーキや飲み物、ハンカチやブーケおまけに怪しげな人形なども販売し始め、国を挙げての観光事業にまで発展した。  ところが、2年経った今、ルナリアはある事がきっかけで全ての記憶を取り戻してしまったのだ。  そして、「今のこの場所は、本来別の人間のもので、私はここにいるべきではない」という結論に至った。  その後、ルナリアは夫ジェラールが王宮に勤務している間、使用人達に別れを告げて、デルメット伯爵領にいる兄ルーベンスの元に馬車を走らせた。  理由は簡単…この国では女性からの離縁の申し出には、実家の許可が必要で、ルナリアは当主となった兄に離縁状のサインをもらう為に公爵家を旅立った。
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文字数 3,622 最終更新日 2024.03.08 登録日 2024.03.07
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 サブリナ・シュメール侯爵令嬢は、政略結婚の相手レイモンド・ポートガス公爵に新婚初夜にこう告げた。  「あなたを愛する事はありません」  それを聞いたレイモンドは驚いて、サイドテーブルの角に頭をぶつけて気絶した。  サブリナは父である侯爵に散々、叱られ、「夫君を看病しなさい」と諭される事に…。  一週間、目を覚まさなかったレイモンドが目を覚ました時、ある異変が…。  レイモンドは記憶を失っていた。  彼の記憶からは或る人物だけが綺麗に消えているのだ。  その上、何故か塩対応だったサブリナを溺愛するようになっていくのだった。
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文字数 45,807 最終更新日 2023.08.30 登録日 2023.06.06
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 長年の婚約を解消されたシェリーネは、新しい婚約者の家に移った。  それは苦い恋愛を経験した後の糖度の高い甘い政略的なもの。  新しい婚約者ジュリアスはシェリーネを甘やかすのに慣れていた。  シェリーネの元婚約者セザールは、異母妹ロゼリナと婚約する。    シェリーネは政略、ロゼリアは恋愛…。  極端な二人の婚約は予想外な結果を生み出す事になる。
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文字数 74,078 最終更新日 2023.06.06 登録日 2023.05.08
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 「君の花は貰えない」  この国の結婚は恋愛結婚が多い、しかし未だに高位貴族と王族だけは政略結婚を強いられている。  それには理由がある。  一番多いのはマナー、教養の問題。  そこで学園は恋愛疑似体験として、学園祭の終わりに告白するイベントを催していた。  意中の男性・女性に自ら告白し、受け入れられれば白いコサージュを貰えるという貴族のお遊び程度のもの。  高位貴族にとって一つの思い出なので、男性・女性共に相手からの花は礼儀としてもらうが、コサージュは渡さない暗黙のルール。  但し、本当の恋人や婚約者からの花は受け取るもの。  だが、アディ―ナ・クリステル侯爵令嬢は断られた。  当時付き合っていたはずなのに…。アディ―ナの初恋は終わってしまった。  そして、学園を卒業して二十歳の時に王命で婚約者が決定した。  相手は、かつて学園祭で花告白を断った男…。  今更……。  ──カイン・アンドレア  侯爵家の次男。  でも、アディ―ナは知っている。  彼が学園祭である女性からのコサージュを受け取っていたことを…。  二股をかけられていたのか、遊びだったのかは分からないが、今のアディ―ナにはどうでもいいことだった。
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小説 17,545 位 / 202,755件 恋愛 8,267 位 / 59,482件
文字数 25,858 最終更新日 2023.05.24 登録日 2023.01.21
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 レスティーナ・サトラー公爵令嬢は、婚約者である王太子クロイツェルに嫌われている。  彼女は、特殊な家族に育てられた為、愛情に飢えていた。  自身の歪んだ愛情を婚約者に向けた為、クロイツェルに嫌がられていた。  だが、クロイツェルは公爵家に訪問する時は上機嫌なのだ。    その訳は、彼はレスティーナではなく彼女の妹マリアンヌに会う為にやって来ていた。  仲睦まじい様子の二人を見せつけられながら、レスティーナは考えた。  そんなに妹がいいのなら婚約を解消しよう──。  レスティーナはクロイツェルと無事、婚約解消したのだが……。  気が付くと、何故か10才まで時間が撒き戻ってしまっていた。
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 わたしは火炙りにされた。  王太子妃ミレイヤを殺そうとした殺人未遂で…。  でも事実は違った。  本当の悪女は「彼女」なのだから…。  わたしは間違えない。今度こそ幸せになる。  だからあなたも一緒に幸せになろう。いつかきっと、それまではわたしがあなたを守ってあげる。
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文字数 4,730 最終更新日 2023.04.27 登録日 2023.04.26
 アウトゥーラは、「永遠の楽園」と呼ばれる修道院で、ある薬を飲んだ。  それを飲むと心の苦しみから解き放たれると言われる秘薬──。  薬の名は……。  『忘却の滴』  一週間後、目覚めたアウトゥーラにはある変化が現れた。  それは、自分を苦しめた人物の存在を全て消し去っていたのだ。  父親、継母、異母妹そして婚約者の存在さえも……。  彼女の目には彼らが映らない。声も聞こえない。存在さえもきれいさっぱりと忘れられていた。
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 ルグラン王国の王太子ジルベルトはツェニティー・アルバット公爵令嬢と婚約を破棄した。理由は子爵令嬢マリアンヌと『真実の愛』に目覚めたからだ。  ツェニティーはその後、修道院に入った。  数年後、国王が死去し、ジルベルトが国王になると周りの状況が一変した。アルバット公爵は爵位を返上し、国から出てしまい。父の代からの重臣貴族はこぞって役職を返上し、隠居したのだ。
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 サリナ・トルディは子爵夫人だ。可も不可もない至って普通の下級貴族。  ところがクリスマスを前にしたある日、夫が突然馬車事故で亡くなった。だが、問題は夫と一緒にカーマンベル伯爵夫人が同乗していたことだった。彼女はサリナとは幼馴染で、伯爵と夫のロイドは友人関係にあった。  社交界で酷い醜聞にさらされながら、サリナは二人の子供を何とか育てようと奮闘するも、子供の何気ない一言で自暴自棄になってしまい、睡眠薬を過剰摂取してしまう。  だが、目覚めたら夫が亡くなる2か月前に戻っていた。  サリナは愛する夫を事故にあわさない様にしようと心に決めたのだ。  そして、夫との関係が徐々に深まる中、あの事故の日が来る。サリナはその日夫に何があったのかを知ることになる。
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 初夏の日差しが強くなる頃、王都の書店では、ある一冊の本がずらりと並んでいた。  それは、半年前の雪の降る寒い季節に死刑となった一人の囚人の手記を本にまとめたものだった。  囚人の名は『イエニー・フラウ』  彼女は稀代の悪女として知らぬ者のいない程、有名になっていた。  その彼女の手記とあって、本は飛ぶように売れたのだ。  しかし、その内容はとても悪女のものではなかった。  人々は彼女に同情し、彼女が鉄槌を下した夫とその愛人こそが裁きを受けるべきだったと憤りを感じていた。  その手記の内容とは…
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 エミュール・シュトラウス公爵令嬢は、第三王子アトラスと婚約していた。  ある日、アトラスから「話がある」と王宮に呼び出され、客間で待っているとそこに現れたのは、アトラスとナターシャ・ゲイル伯爵令嬢だった。  「悪いがナターシャが妊娠したので、婚約を解消したい」  と言われ婚約を解消した。  そして、新しい婚約者が決まったのだが、その人物はナターシャの元婚約者のカーネリアン・ドガーズ侯爵令息だった。  でも、カーネリアンはさほど気にしていない様子で  「各上の公爵家の婿に入れるのなら、幸運ですよ」  等と言った。淑女の仮面を外したエミュールの反撃が始まった。
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 母は私を「なんて彼ににているのかしら、髪と瞳の色が同じならまるで生き写しだわ」そう言って赤い長い爪で私の顔をなぞる仕種をしている。  父は私に「お前さえいなければ、私は自由でいられるのだ」そう言って詰る。  私は両親に愛されていない。生まれてきてはいけない存在なのだから。  だから、屋敷でも息をひそめる様に生きるしかなかった。  父は私が生まれると直ぐに家を出て、愛人と暮らしている。いや、彼の言い分だと愛人が本当の妻なのだと言っている。  母は父に恋人がいるのを知っていて、結婚したのだから…  父の愛人は平民だった。そして二人の間には私の一つ下の異母妹がいる。父は彼女を溺愛していた。  異母妹は平民の母親そっくりな顔立ちをしている。明るく天使の様な彼女に惹かれる男性は多い。私の婚約者もその一人だった。  母が死んで3か月後に彼らは、公爵家にやって来た。はっきり言って煩わしい事この上ない。  家族に愛されずに育った主人公が愛し愛される事に臆病で、地味な風貌に変装して、学園生活を送りながら成長していく物語です。  ※旧「先生、私を悪い女にしてください」の改訂版です。
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