水垣するめ

水垣するめ

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恋愛 完結 短編
主人公エミリア・パーカーは王子のウィリアム・ワトソンと婚約していた。 当初、婚約した時は二人で国を将来支えていこう、と誓いあったほど関係は良好だった。 しかし、学園に通うようになってからウィリアムは豹変する。 度重なる女遊び。 エミリアが幾度注意しても聞き入れる様子はなく、逆にエミリアを侮るようになった。 そして、金遣いが荒くなったウィリアムはついにエミリアの私物に手を付けるようになった。 勝手に鞄の中を漁っては金品を持ち出し、自分の物にしていた。 そしてついにウィリアムはエミリアの大切なものを盗み出した。 エミリアがウィリアムを激しく非難すると、ウィリアムは逆ギレをしてエミリアに暴力を振るった。 エミリアはついにウィリアムに愛想を尽かし、婚約の解消を国王へ申し出る。 するとウィリアムを取り巻く状況はどんどんと変わっていき……?
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小説 20,287 位 / 183,786件 恋愛 9,025 位 / 55,973件
文字数 8,038 最終更新日 2022.03.30 登録日 2022.03.18
恋愛 完結 短編
それは何の変哲もない日だった。 学園に登校した私は、朝一番、教室で待ち構えていた婚約者であるデイビット・ハミルトン王子に開口一番罵声を浴びせられた。 「シエスタ・フォード! この性悪女め! よくもノコノコと登校してきたな!」 「え……?」 いきなり罵声を浴びせられたシエスタは困惑する。 「な、何をおっしゃっているのですか……? 私が何かしましたか?」  尋常ではない様子のデイビットにシエスタは恐る恐る質問するが、それが逆にデイビットの逆鱗に触れたようで、罵声はより苛烈になった。 「とぼけるなこの犯罪者! お前はイザベルを虐めていただろう!」 デイビットは身に覚えのない冤罪をシエスタへとかける。 「虐め……!? 私はそんなことしていません!」 「ではイザベルを見てもそんなことが言えるか!」 おずおずと前に出てきたイザベルの様子を見て、シエスタはギョッとした。 イザベルには顔に大きなあざがあったからだ。 誰かに殴られたかのような大きな青いあざが目にある。 イザベルはデイビットの側に小走りで駆け寄り、イザベルを指差した。 「この人です! 昨日私を殴ってきたのはこの人です!」 冤罪だった。 しかしシエスタの訴えは聞き届けてもらえない。 シエスタは理解した。 イザベルに冤罪を着せられたのだと……。
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小説 11,233 位 / 183,786件 恋愛 5,181 位 / 55,973件
文字数 7,661 最終更新日 2022.03.20 登録日 2022.03.09
恋愛 完結 短編
主人公、ソフィア・ウィリアムズ公爵令嬢は生まれてからずっと正妃として迎え入れられるべく教育されてきた。 王子の補佐が出来るように、遊ぶ暇もなく教育されて自由がなかった。 しかしある日王子は突然平民の女性を連れてきて「彼女を正妃にする!」と宣言した。 ソフィアは「私はどうなるのですか?」と問うと、「お前は側妃だ」と言ってきて……。 今まで費やされた時間や努力のことを訴えるが王子は「お前は自分のことばかりだな!」と逆に怒った。 ソフィアは王子に愛想を尽かし、婚約破棄をすることにする。 焦った王子は何とか引き留めようとするがソフィアは聞く耳を持たずに王子の元を去る。 それから間もなく、ソフィアへの仕打ちを知った周囲からライアンは非難されることとなる。 ※小説になろうでも投稿しています。
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小説 2,824 位 / 183,786件 恋愛 1,333 位 / 55,973件
文字数 17,042 最終更新日 2022.03.09 登録日 2022.02.03
恋愛 完結 短編
主人公のミア・スコットは幼い頃から家の仕事をさせられていた。 兄と妹が優秀すぎたため、ミアは「無能」とレッテルが貼られていた。 しかし幼い頃から仕事を行ってきたミアは仕事の腕が鍛えられ、とても優秀になっていた。 それは公爵家の仕事を一人で回せるくらいに。 だが最初からミアを見下している両親や兄と妹はそれには気づかない。 そしてある日、とうとうミアを家から追い出してしまう。 自由になったミアは人生を謳歌し始める。 それと対象的に、ミアを追放したスコット家は仕事が回らなくなり没落していく……。
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文字数 9,587 最終更新日 2022.01.27 登録日 2022.01.16
恋愛 完結 短編
公爵家のアリス・プレスコットは、婚約者の王子であるロバート・ハイド、王子の側近で公爵家のドミニク・エドマンド、騎士団長の息子のレオ・ウォーカーから『平民のフィオナ・ハリソンを虐めて学園から追放した』という冤罪をかけられる。 しかし、真実は全く違う。 フィオナは三人の強烈なアプローチに嫌気がさして自ら学園を出て行きたがっただけだ。 三人の勘違いによりアリスは謂れのない糾弾や罵倒を受ける。 そしてロバートたちはアリスに対し、 「フィオナが受けたされたことと同じことをお前にしてやる!」 と宣言し、堂々とアリスに対して嫌がらせを行うようになった。 教科書を引き裂き、持ち物を目の前で全て燃やした。 挙げ句の果てには王族としての権力を使い学園から追放しようとしてきて……。 「勘違いで冤罪をかけてしまって申し訳ない……? いえ、今更誤ってももう遅いんですが?」 【注意】かなり気分を害する恐れがあります。
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文字数 15,665 最終更新日 2022.01.14 登録日 2021.12.29
恋愛 完結 短編
主人公のリーナ・ブラウン伯爵令嬢は義妹のイルマから虐められていた。 大切なものは「これ欲しい! 私に頂戴!」と取り上げられた、もちろん抵抗するが、両親に報告して無理矢理取り上げた。 父と義理の母はイルマを甘やかしていて、リーナのことは敵視している程に憎んでいた。 リーナは父と義母が再婚する前に出来た子供だからだ。 イルマはリーナの立場が弱いことを知って虐めていた。 そして、イルマのリーナに対する虐めはヒートアップする。 ある日、イルマが「リーナに階段から落とされた!」と言い、目の前の階段から転げ落ちた。 父と義母は慌てて駆け寄ってきて、リーナを激しく糾弾した。 リーナは弁明するが、全く取り合われない。 そして、ついに父は「お前をこの家から追放する!」と言い放った。 この家に嫌気がさしていたリーナは追放を受け入れ、家から出ていく。 無一文で家から放り出されたリーナは一夜の宿を求めて自分が通うサマーライト学園の図書館にある仮眠室へと向かう。 そして図書館へ入ると、ちょうど知り合いのウィル第一王子が本を読んでいた。 こんな深夜に学園へやってきたリーナを不審に思ったウィルは質問する。 そしてリーナの状況を聞くと、 「なら、王宮で暮らすか?」 と提案してきて……?
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文字数 11,336 最終更新日 2021.12.29 登録日 2021.12.24
恋愛 完結 短編
主人公、公爵令嬢のシャーロット・ブロンデはマーク・プリスコット王子と婚約していた。 しかしマークはいつも深く考えずに行動するので、たしなめるためにシャーロットはいつもマークについていなければならなかった。 そして学園の入学式のパーティー。 マークはマナーを逸脱したところをシャーロットに注意され不機嫌になる。 そしてついに長年の不満が爆発し、シャーロットへと暴言をあびせたあと「お前とは婚約破棄する!」と言った。 するとシャーロットは途端にその言葉に目を輝かせ、マークへと詰め寄る。 「婚約破棄してくれるって本当ですか!?」 シャーロットも長年早く婚約破棄したいと思っていたのだ。 しかし王子との婚約なので自分から解消することもできない。 マークのお守りから解放されはシャーロットは自分の好きなままに生きていく。
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文字数 12,283 最終更新日 2021.12.26 登録日 2021.07.24
 パーティ会場、観衆が見守る中、婚約者のクリス・メリーズ第一王子はいきなり婚約破棄を宣言した。 「アリア・バートン! お前はニア・フリートを理由もなく平民だからと虐め、あまつさえこのように傷を負わせた! そんな女は俺の婚約者に相応しくない!」 クリスの隣に立つニアという名の少女はクリスにしがみついていた。 彼女の頬には誰かに叩かれたように赤く腫れており、ついさっき誰かに叩かれたように見えた。 もちろんアリアはやっていない。 馬車で着いてからすぐに会場に入り、それからずっとこの会場にいたのでそんなことを出来るわけが無いのだ。 「待って下さい! 私はそんなことをしていません! それに私はずっとこの会場にいて──」 「黙れ! お前の話は信用しない!」 「そんな無茶苦茶な……!」 アリアの言葉はクリスに全て遮られ、釈明をすることも出来ない。 「俺はこいつを犯罪者として学園から追放する! そして新しくこのニアと婚約することにした!」 アリアは全てを悟った。 クリスは体裁のためにアリアに冤罪を被せ、合法的に婚約を破棄しようとしているのだ。 「卑怯な……!」 アリアは悔しさに唇を噛み締める。 それを見てクリスの傍らに立つニアと呼ばれた少女がニヤリと笑った。 (あなたが入れ知恵をしたのね!) アリアは全てニアの計画通りだったことを悟る。 「この犯罪者を会場から摘み出せ!」 王子の取り巻きがアリアを力づくで会場から追い出す。 この時、アリアは誓った。 クリスとニアに絶対に復讐をすると。 そしてアリアは公爵家としての力を使い、クリスとニアへ復讐を果たす。 二人が「許してくれ!」と泣いて懇願するが、もう遅い。 「仕掛けてきたのはあなた達でしょう?」
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文字数 5,555 最終更新日 2021.12.25 登録日 2021.12.20
主人公システィア・ホーリー公爵令嬢は第四王子のアルバート・スミスと婚約していた。 いわゆる政略のための婚約で、本当は婚約などしたくなかったが公爵令嬢の使命として受け入れるしかなかった。 しかしある日、義姉のマーティがアルバートを誘惑し、さらにマーティを虐めていたことにされて婚約破棄を叩きつけられる。 だが、面倒な婚約をマーティに押し付けられると分かったシスティアは、喜んで婚約破棄を受け入れる……。 その後は婚約破棄の慰謝料で夢だった商会を設立し、システィアは自由に生きる。 そしてなんとシスティアが予め考えていた商品ざ国内で大ヒットし、商会は僅か数年で大商会へと変わった。 マーティとアルバートはそれを悔しそうな目で見ており……?
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文字数 4,960 最終更新日 2021.12.24 登録日 2021.12.20
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「フィオナ・ハワース! お前との婚約を破棄する!」 フィオナの婚約者の王子であるレイ・マルクスはいきなりわたしに婚約破棄を叩きつけた。 「なぜでしょう?」 「お前が妹のフローラ・ハワースに壮絶な虐めを行い、フローラのことを傷つけたからだ!」 「えぇ……」 「今日という今日はもう許さんぞ! フィオナ! お前をハワース家から追放する!」 フィオナの父であるアーノルドもフィオナに向かって怒鳴りつける。 「レイ様! お父様! うっ……! 私なんかのために、ありがとうございます……!」 妹のフローラはわざとらしく目元の涙を拭い、レイと父に感謝している。 そしてちらりとフィオナを見ると、いつも私にする意地悪な笑顔を浮かべた。 全ては妹のフローラが仕組んだことだった。 いつもフィオナのものを奪ったり、私に嫌がらせをしたりしていたが、ついに家から追放するつもりらしい。 フローラは昔から人身掌握に長けていた。 そうしてこんな風に取り巻きや味方を作ってフィオナに嫌がらせばかりしていた。 エスカレートしたフィオナへの虐めはついにここまで来たらしい。 フィオナはため息をついた。 もうフローラの嘘に翻弄されるのはうんざりだった。 だからフィオナは決意する。 今までフローラに虐められていた分、今度はこちらからやり返そうと。 「今まで散々私のことを虐めてきたんですから、今度はこちらからやり返しても問題ないですよね?」
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文字数 4,540 最終更新日 2021.07.31 登録日 2021.07.27
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「お前との婚約は破棄する! 卒業パーティーだしいい機会だからな!」 主人公ローラ・ベネットは婚約者のニック・エドマンドにいきなり婚約破棄された。 どうやらニックは卒業パーティーだからという理由で思いつきで婚約破棄したようだ。 ローラはそんなニックに呆れ返り、こんなのと婚約していられない!と婚約破棄することを受け入れた。 するとニックは「当然だ!お前みたいな女より俺にはもっと相応しい相手がいるからな!」とローラを貶め始めた。 ローラは怒りが溢れそうになったが、何とか我慢する。 そして笑顔でニックにこう言った。 「今まで貸したお金を全て返して下さい。卒業パーティーだしいい機会なので」 ニックは今までローラから友人と遊ぶためのお金を借り続けていた。 それは積りに積もって、大金となっていた。 その額にニックは「覚えてない」と逃げようとするが、ローラはすかさず今までの借用書を突きつけ逃さない。 「言い逃れは出来ませんよ? 指紋も押してあるしサインもしてあります。絶対に絶対に逃しませんから」 一転して莫大な借金を背負ったニックはローラに許しを乞うがもちろんローラは許すはずもなく……。
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伯爵家のオリヴィア・エバンスは『聖女』の代理をしてきた。 理由は本物の聖女であるセレナ・デブリーズ公爵令嬢が聖女の仕事を面倒臭がったためだ。 本物と言っても、家の権力をたてにして無理やり押し通した聖女だが。 無理やりセレナが押し込まれる前は、本来ならオリヴィアが聖女に選ばれるはずだった。 そういうこともあって、オリヴィアが聖女の代理として選ばれた。 セレナは最初は公務などにはきちんと出ていたが、次第に私に全て任せるようになった。 幸い、オリヴィアとセレナはそこそこ似ていたので、聖女のベールを被ってしまえば顔はあまり確認できず、バレる心配は無かった。 こうしてセレナは名誉と富だけを取り、オリヴィアには働かさせて自分は毎晩パーティーへ出席していた。 そして、ある日突然セレナからこう言われた。 「あー、あんた、もうクビにするから」 「え?」 「それと教会から追放するわ。理由はもう分かってるでしょ?」 「いえ、全くわかりませんけど……」 「私に成り代わって聖女になろうとしたでしょ?」 「いえ、してないんですけど……」 「馬鹿ねぇ。理由なんてどうでもいいのよ。私がそういう気分だからそうするのよ。私の偽物で伯爵家のあんたは大人しく聞いとけばいいの」 「……わかりました」 オリヴィアは一礼して部屋を出ようとする。 その時後ろから馬鹿にしたような笑い声が聞こえた。 「あはは! 本当に無様ね! ここまで頑張って成果も何もかも奪われるなんて! けど伯爵家のあんたは何の仕返しも出来ないのよ!」 セレナがオリヴィアを馬鹿にしている。 しかしオリヴィアは特に気にすることなく部屋出た。 (馬鹿ね、今まで聖女の仕事をしていたのは私なのよ? 後悔するのはどちらなんでしょうね?)
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「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」 「はぁ?」 静かな食堂の間。 主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。 同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。 いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。 「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」 「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」 父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。 「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」 アリスは家から一度出る決心をする。 それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。 アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。 彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。 「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」 アリスはため息をつく。 「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」 後悔したところでもう遅い。
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主人公、ウェンディ・モイヤーは妹のソーニャに虐められていた。 いつもソーニャに「虐められた!」と冤罪を着せられ、それを信じた両親に罰を与えられる。 ソーニャのことを溺愛していた両親にどれだけ自分は虐めていないのだ、と説明しても「嘘をつくな!」と信じて貰えなかった。 そして、ウェンディが十六歳になった頃。 ソーニャへの両親の贔屓はまだ続いていた。 それだけではなく、酷くなっていた。 ソーニャが欲しいと言われれば全て与えられ、ウェンディは姉だからと我慢させられる。 ソーニャは学園に通えたが、ウェンディは通わせて貰えなかったので、自分で勉強するしかなかった。 そしてソーニャは何かと理由をつけてウェンディから物を奪っていった。 それを父や母に訴えても「姉だから我慢しろ」と言われて、泣き寝入りするしかなかった。 驚いたことに、ソーニャのウェンディにしていることを虐めだとは認識していないようだった。 それどころか、「姉だから」という理由で全部無視された。 全部、ぜんぶ姉だから。 次第に私の部屋からはベットと机とソーニャが読むのを嫌った本以外には何も無くなった。 ソーニャのウェンディに対しての虐めは次第に加速していった。 そしてある日、ついに両親から「お前は勘当する!」と追放宣言をされる。 両親の後ろではソーニャが面白くて堪えられない、といった様子でウェンディが追放されるのを笑っていた。 あの空っぽの部屋を見てもまだウェンディがソーニャを虐めていると信じている両親を見て、この家にいても奪われ続けるだけだと悟ったウェンディは追放を受け入れる。 このモイヤー家に復讐すると誓って。
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主人公、エマ・フェイスフルは伯爵家のラルフ、ネルソンと婚約していた。 しかしある日突然婚約破棄される。 理由は「君には飽きた。また新しい恋人を作ったんだ」という最低のもの。 エマはラルフのクズ男っぷりに辟易としながら婚約破棄を了承する。 しかし、ラルフは「婚約破棄の手続きはエマがやれよ」と言い放つ。 エマが「婚約破棄を切り出した方が手続きをするのが道理でしょう」と言うと、ラルフは舌打ちする。 しかも話が終わったあとラルフは「お金を貸してくれないか。金貨十枚ほど」と言ってきた。 どこに婚約破棄した相手にお金を借りるのか、とエマは軽蔑する。 そしてエマはその場を後にした。 ラルフは気づいていなかった。 自分が恋人にどう見られているかは。 そして全てが終わった後、婚約破棄したことと、恋人に貢いだ借金を激しく後悔するのだった。
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