きよのお江戸料理日記7
江戸の料理屋「千川」で料理人として働くきよ。――ある日、「千川」の裏にある井戸端で、大男が倒れているところに遭遇した。 どうやら彼は、相撲部屋から逃げ出してきた力士らしく……。――負け続けの力士の悩みを料理の視点で解決する「相撲取り現る」ほか、飛鳥山で花見弁当の味見とかわらけ投げをする「花見遊山」など全四編を収録。女料理人・きよ、そして周囲の人々の先行き気になる待望の第七巻!
剣客逓信
明治剣戟郵便録
アルファポリス「第9回歴史・時代小説大賞」『痛快!エンタメ剣客賞』受賞作! 時は明治初頭。幕末の動乱で不達となった書状や品を届け直す郵便配達員がいた。警察に先駆け所持した短銃と、侍の魂たる刀を手に、彼らは荷を狙う賊に敢然と立ち向かう。いつしかついた通り名は、“剣客逓信”。これは、逓信として特命を帯びたある二人組の物語。一人は、過去に傷を持つ、寡黙ながら一流の老剣士。一人は、無鉄砲で血気盛ん、しかし誰より情に厚い見習いの青年。二人が預かる手紙は、時に喜びを、時に悲しみを呼ぶ――。維新の世をひた走る痛快娯楽活劇!
秀長暗殺
天正十九年一月、大和大納言たる豊臣秀長が自らの城で毒殺された。彼個人に対する恨みか、それとも豊臣政権に対する不満か。いずれにせよ、このまま放置すれば、大和大納言家、ひいては豊臣の世が揺らぎかねない。そこで、一刻も早く事件の首謀者を見つけるべく、秀長の股肱の臣、藤堂高虎が秘かに動くことになった。疑わしき者は四人。千利休、徳川家康、豊臣秀吉、そして石田三成。いずれも当代きっての権力者だ。高虎は愚直にも、正面からこの曲者たちに話を聞いていく。そうして彼らと対話をするうちに、高虎が知らなかった、豊臣政権の抱える闇が徐々に明らかになっていくのだが――
さくら長屋の回覧ノート
口下手で不器用、婚活にも連敗中の百花。32歳となり、おひとり様で生きていこうと決意した彼女は、老後の資金を貯めるため、築50年のさくら長屋に引っ越すことにした。入居条件は、住人たちとの回覧ノートを続けること。家賃の安さに惹かれて長屋暮らしをはじめた百花は、個性豊かな住人たちに振り回されてばかり。けれど回覧ノートが運ぶ、ちょっとお節介であたたかい彼らとの交流は、百花の世界を少しずつ広げていき――
後宮の棘5
行き遅れ姫の帰還
「これで、終わりだろうか――」 政略結婚により結ばれた、清劉国の行き遅れ皇女・劉翠玉と湖紅国の禁軍将軍・紅冬隼。度重なる試練を経て心身ともに結ばれた二人は、強敵――紫瑞国の宰相・董伯央が目論む大陸統一を阻止するべく、連合軍を率いていた。早々に決着をつけようと奮闘する翠玉だが、連日の雨と董伯央が講じる予想外の策に振り回されることに。そして、戦況が動いたその時――翠玉と冬隼の関係も大きな変化を迎える。それは、湖紅国の後宮に蔓延る闇に繋がり――? 武闘派夫婦の中華後宮譚、核心に迫る第五弾!
後宮の秘薬師2
~銀の煙管と甘い双毒~
「――沈黙が真実を葬る」後宮の深い闇はまだ続く。薬草の知識の豊富さを買われ、中級妃の侍女として働いている楊鈴。華やかな後宮に潜む不穏な空気が、彼女を次々と奇妙な事件へ巻き込んでいく。蜜に紛れ込んだ甘い毒、隠された秘密の抜け穴、不可解な煙管殺人……。楊鈴は卓越した推理力と薬師の知識を武器に真相に迫ろうとするが、後宮にはびこる悪意や人間の複雑な思惑が絡み合い、事件は混迷を極めていき――? 禁断の秘密を鮮やかに解き明かす、薬師×中華ファンタジー第二弾!
月華麗君後宮譚
~偽りの宦官と秘された皇子の事件帳~
「お前は私の秘密を知った。その上で問おう。私の手足となって仕事をする気があるか?」男 装をしてスリで生計を立てていた少女、白狼はある日スリに失敗し、ひょんなことから後宮に 連れていかれることになる。そこで、姫として生きてきた皇子・銀月と出会い、彼のために陰 謀渦巻く後宮で宦官として働くことになり――? スリの腕前と度胸のある白狼、後宮をよく知り、強かな銀月――生きるために嘘をつき続けてきた二人が手を組み、闇を暴く痛快中華後宮ファンタジー!
鬼神様の贄姫
無能の少女は孤高の鬼に寵愛される
名門蒿里家に生まれた涼音は、稀有な先読みの異能を使える義妹と比べられ、無能ゆえに家族から虐げられていた。ある日、街で出会った鬼に見初められ、結婚を申し込まれる。彼は、軍のエリートである異能特別部隊に所属する鬼――白珱だった。気性の荒い鬼という世間の噂とは正反対で、涼音を歓迎する白珱。彼から向けられる甘くひたむきな愛に戸惑いながらも、ともに過ごすなかで互いに惹かれていく。そんな中、帝都を脅かす人攫いの魔の手が二人に近づき――!? 恋と運命が紡ぐ和風シンデレラストーリー!
朱華国後宮恋奇譚2
狙われた皇帝は片翼の少女を愛し抜く
治癒の力を持つ一族に生まれ、『病身の女帝のため』と弟を殺された過去を持つ翠蘭。誰かが女帝の名を騙っての犯行であったと知り、当時の女帝の息子であり現在の皇帝である憂炎の妃候補となることで、彼と共に事件の真実を追い始める。憂炎の伯母・梓晴が黒幕だろうと推測は立ったが証拠がなく捜査は難航。皇帝としての責務をこなしながら事件を調べ、自分を気遣ってくれる憂炎に、翠蘭はどうにかして報いたいと思い始め――
砂漠の国の最恐姫2
後宮の寵姫と皇妃たちの思惑
冷徹皇子アーキル唯一の寵姫・リズワナ。妃に望まれているが、前世の記憶があるリズワナは、彼の愛情を素直に受け入れられずにいた。そんな中、皇帝の第二妃が娘をアーキルの妻にしたいと言い出した! 彼ははっきり断ってくれるが、古魔術に傾倒する第二妃はリズワナを生贄にしようと目論んでいる。リズワナが自分の想いと向き合い、状況を変えるために動き出した矢先、身に覚えのない皇帝毒殺未遂の罪を着せられ捕らえられてしまい……!? 思惑が渦巻くアラビアンラブファンタジー続編!
男装官吏と花散る後宮
仮面の貴人と妃の秘密
宮廷で史書編纂事業が立ち上がると聞き、居ても立ってもいられなくなった歴史オタクの柳羅刹。彼女は男と偽り官吏登用試験、科挙を受験し、見事第一等の成績で官吏となる。ところが、ひょんなことから珍妙な仮面の貴人、雲嵐に女であることがバレてしまう。皇帝の食客であるという彼は、羅刹の秘密を守る代わり、後宮で亡くなった妃の悪霊によるとされる妃嬪の連続不審死事件の調査を命じる。羅刹はしかたなく、後宮に現れるという妃の悪霊について調べ始めるが、その背後には国家の歴史にまつわるとんでもない秘密が隠されていて──?
龍神様のかりそめ花嫁
離縁の雨と真の婚姻
家のしきたりによって龍神に嫁いだ葵。「龍神の花嫁」というと聞こえはいいが、会えもしない夫のために隔離されて暮らし、その後離縁され、次の花嫁を産むために嫁ぎ直させられる――いわば捨て駒だ。離縁後、葵は女好きの男の側妻になる。この雨がやめば離縁の合図。諦めつつも、ほのかに憧れていた美貌の男・御蔭に「龍神様の妻でいたい」と話してみると、雨は降りやまなくなった! さらに、なぜか御蔭が「私の花嫁」と言ってきて……!? 孤高の龍神×不遇な花嫁の和風ファンタジー!
逃げるための後宮行きでしたが、なぜか奴が皇帝になっていました
前世の記憶を持つ春麗は人生3周目にして、穏やかな人生を送っていた――はずなのに、二度と会いたくなかった因縁の相手、白龍と再会してしまう。彼から逃げるため、後宮に入りこれで安心かと思いきや今世の白龍は皇帝になっていて⁉ 春麗を逃すまいとする彼の命令で妃になり、神獣が見えるという能力まで発覚し、春麗の人生は一気に波瀾だらけに……! さらには皇后候補にまでなってしまい⁉ 皇帝の溺愛から逃れ、穏やかな日々を取り戻すため、春麗は後宮を奔走する!
黒神と忌み子のはつ恋
虐げられた無能の娘は、孤高の神に愛される
妖魔から帝都を守る名家に生まれるも無才で、家族から見放された少女・香月。虐げられ、報われぬ日々を過ごしていたある夜、彼女は美貌の青年と出逢う。その正体は、夜を統べ、人世を守護する神――黒神。驚き戸惑う香月に、彼は契約を持ちかける。過酷な境遇から救い出す代わりに、自らを支えてほしい、と。かくして契りを結んだ香月は、神世で暮らすことに。寡黙で無愛想だが、それでも確かな黒神の優しさに触れるうち、彼に惹かれていき――
拾ったのが本当に猫かは疑わしい4
彼氏に振られた帰り道、喋る猫(?)のモドキを拾った薫。モドキがきっかけで薫は、猫好きな隣人、優一と交際して結婚し、娘の理歩も生まれ、賑やかな日々を送っていた。気づけば年の瀬。慌ただしい毎日を送る薫を悩ませるのは、理歩のいやいや期と浮いた話のなかった同僚・柿崎が突然つけ始めた左手薬指の指輪について。そこで、モドキに相談すると、返ってきたのは猫らしからぬ達観しすぎたアドバイスで――!? オヤジ臭い猫(?)との、ちょっぴり笑えて心温まるもふゆるストーリー、第四弾。
ふぞろいな世界線を振り切って
口下手で自分に自信が持てない女子高生・一ノ瀬真央。そんな彼女の話を唯一真剣に聞いてくれたクラスメイトの遠野彼方が、事故でこの世を去った。悲しみに暮れる真央だったが、翌日学校へ行くと、そこにはなぜか死んだはずの彼方がおり、「死んだのは一ノ瀬の方だったはずだ」と、告げられる。そしてなんと、他にも互いが亡くなった記憶を持つクラスメイトが二人。食い違う記憶を持つ彼らは、事故の二週間前まで時が戻っていることを知る。そして、四人で二週間後の死を回避しようと決意する――
後宮の寵妃は謎解きよりも料理がしたい
都の外れで小料理屋を営む月花。食べたものの材料どころか成分や毒の有無まで見抜く特別な味覚を持つ彼女はある日、雨流という客と出会う。毒のことを教えてほしいと言われ、連れられた先は――まさかの後宮。しかも雨流の正体は皇帝だった! 彼の目的は、王宮で起きた食中毒事件の犯人を見付けること。月花は調査のために妃の位を与えられ、さらに皇后にまでなってしまう。「謎を解けば廃妃にして逃がす」と言われたものの、謎解きは難航し、しかも雨流は月花を溺愛しているようで――
わたしが猫になろうと思った理由のいくつか
指を壊し、夢を絶たれた天才ピアノ少女の祈里。絶望の中、ふらりと立ち寄った神社で、彼女は謎の少年ケイと出会う。責めも傷つけもしてこない彼の雰囲気に安らぎを覚え、神社に通うようになった祈里はある日、ポツリと願いを漏らす。それは空虚で、思いつき程度のもので、それでいて絶対に叶うはずのないもの。しかし、突如現れた〈魔女〉と名乗る猫・ムーンによって、その願いは叶えられた――。これは少女が失ったものを取り戻し、本当の自分を見つけるまでの、ちょっぴり不思議な物語。
祓い屋と妖狐の契約夫婦
~あやかしの妻はじめました~
父親を亡くし、家業の祓い屋を継いだ璃央。だが妖を祓う力がなく、まだ依頼がこなせていない。そんな彼女の前に現れたのは、銀髪の美しい妖狐。瑶という名のその妖狐は、封じられた力を取り戻す方法を得るため、璃央の父親を訪ねてきたらしい。彼女の潜在能力を見抜き、それが自身の封印を解く鍵になると気付いた瑶は、なんと「契約結婚」を提案してきた! その代わり祓い屋の仕事を手伝うと言われ、断ろうとした璃央だったが、ある事件を解決するために彼の力が必要になって……
虐げられた無能の姉は、あやかし統領に溺愛されています3
異能を誇る侯爵家の「無能」の娘・初音は、かくりよを統べる鬼神の高雄に求婚され、彼に嫁入りすることになった。高雄はあまくひたむきな愛で初音を守り、「俺は初音ひとすじだ」と囁いてくれる。初音は花嫁として彼を支えたいと願うが、力を使えたのは一度きり。そんな時、先日初音を罵倒した娘は、何者かに操られていたと判明する。調査を進める中で、彼女の高雄への恋心と、統領の座を狙う者の存在が明らかになって……!? かくりよを揺るがす思惑を前に、初音の秘めた力が覚醒する!
軍神の許嫁2
姫巫女の試練と軍神の溺愛
呪われた巫女として一族から忌避され「無」と呼ばれていた少女。ある夜、彼女は一流の退魔師である東極一希に舞を見初められ、彼の許嫁となる。新たに「姫」という名前を与えられ、一希とともに暮らすようになったが、同時に姫巫女としての役割を果たさなくてはならない。退魔師局に勤める仲間と猫又のぽよ丸と日々、あやかしの討伐にあたるが、うまく立ち回れない姫は焦りを覚える。そんななか、姫は先代姫巫女の「星棺」の舞を師匠から見せてもらい、四神一族の因縁を聞いて……!?
深川あやかし屋敷奇譚 ~天眼通の旦那と春の夜のまぼろし~
大店の放蕩次男坊・仙之助は怪異に目がない変わり者で、彼の屋敷には、いわく因縁付きの「がらくた」ばかり。女中のお凛は、あやしげな品々の謎の解明に、今日も付き合わされる。――ある日、一人の女が三味線を抱えて飛び込んできた。それは、相応しい腕前の弾き手にし か鳴らせず、そうでない者が弾けばやがて正気を失い命を奪われる呪いの三味線だという。――「狂い三味線」「人喰いつづら」「犬神」の全三編を収録。謎と怪異が複雑に入り組んだお江戸あやかしミステリー!
田楽屋のぶの店先日記2
~深川人情事件帖~
深川中島町で小さな田楽屋を営むのぶ。紆余曲折を経て一緒に暮らす『殿ちびちゃん』こと朔太郎は七歳になり、寺子屋に通い始める。心配性ののぶは寺子屋での様子を知りたくてあれこれ聞くが、勉強にのんびりな朔太郎から返ってくるのは「走った」だの「かげふみをした」だの、遊んでいたと思しき言葉ばかり。将来を案じ子育てに葛藤する中、義兄の浮気騒動、奉公人の秘めた恋、寺子屋の先生の不穏な噂など様々な事件が巻き起こり――? 涙と温もりに満ちた人情物語、待望の続編。
さよなら、私の愛した世界
十六歳と三か月。それが栗原夏月の生きた時間だ。死の瞬間の記憶もないまま、夏月は思いがけずこの世に留まってしまう。そんな彼女を認識することができるのは、ただひとり、双子の姉の真柴春陽だけ。両親の離婚を機に別々の家で育った二人は、再び寄り添い、夏月が死んだ夜の謎を探ることにした。やがてかすかな足跡を辿るうち、春陽は夏月が隠してきた秘密を知ることになり――。なくした絆を取り戻す、希望と再生の物語。
千年屋あやかし和菓子帳
無気力店主はあやかし事件に巻き込まれ中
和菓子屋『千年屋』を営む安海は、気まぐれにしか働かない無気力店主。店を開けずに昼寝を決め込もうとするが、美男子なのに胡散臭い神主・有浄、おっちょこちょいな女学生・兎々子というトラブルメーカーの幼馴染二人は、足しげく店に通ってきてはやっかいな依頼を運んでくる。安海の和菓子はあやかしに評判らしく、依頼はそろってあやかし関係で……? 嫁入りのお祝いに紅白饅頭、夏を知らせる柏餅、目にも涼しい水無月――甘くてあやしい大正あやかし事件簿、開幕!
あの日、君が目指した空の果てへ
『宇宙の渚』――それは、高度3万メートルにある宇宙の入り口。ある日、天文部に所属する女子高生、澪は、学校に届いたという怪メールの噂を耳にする。その内容は、謎の数字の羅列。メールを解読していくなかで、今は亡き姉が『宇宙の渚』の撮影に挑み、その夢が果たせなかったことを知った澪は、姉の遺志を継いで観測気球を打ち上げようと決意するのだが――
鎌倉お宿のあやかし花嫁3
~時を超えた想いと永遠の誓い~
鎌倉にあるあやかしお宿の主人、常盤の仮花嫁である紗和は、女将修業に励んでいた。そんなある日、八岐大蛇である頼重がお宿を訪れ、紗和に幽世の初等学舎で現世について教える教師をやってくれと頼んでくる。快く協力を申し出る紗和だが、授業後に謎の妖、尊が彼女に急接近。さらに、それがきっかけで紗和の両親の死の真相が判明し――!?
剣客居酒屋草間
江戸本所料理人始末
一年ほど前に開店し、美味い酒と肴を出すと、江戸本所で話題の居酒屋『草間』。店主の冬吉は物静かな男で、どこで修行したかは誰も知らないが、津々浦々の料理に通じ、その味は毎日通う常連を飽きさせない。加えて剣の腕も立ち、棒きれ一本さえあれば、破落戸の五、六人なら軽くのしてしまうほどだった。そんな冬吉はある日、江戸を騒がせる辻斬り事件を解決する。そしてその日をきっかけに、店で働く奉公人や常連客達と共に、様々な事件に巻き込まれていくことになり――
青藍の妃は偽りの公主に愛される
幼い頃から憧れていた皇帝・紫龍翔の後宮に入内することになった氾青藍。しかし、待てども皇帝のお渡りはなく、不安な毎日を過ごしていた。そんな折、後宮内の書庫で侍女が幽霊に襲われる事件が発生。幽霊の存在を信じない青藍は事件の真相を探る渦中で公主・花麟と友人になるが、実は彼女の正体は皇帝の双子の弟・大麒だった。ひょんなことからその秘密を知ってしまった青藍は、後宮で渦巻く陰謀に巻き込まれていく――。女装の皇弟×リアリスト妃の中華後宮ファンタジー開幕!
後宮悪女は逃げ出したい2
面倒な後宮からの追放を望んだ翠雨は思惑通り人気のない宮でモフモフ生活を満喫中! (一応)旦那様である皇帝・黎翔偉の美形顔にも慣れてきた翠雨だったが、翔偉の様子が最近おかしい。嫌われていたはずだったのに彼の態度が激変、どころかむしろ溺愛? そんな中、後宮では毒殺未遂事件が! しかも容疑者はまさかの翠雨!? 全く身に覚えがないんですけど! すでに追放中なのに前世の故郷にまた追放!? 痛快後宮ファンタジー怒涛の第二巻!
剣影、桜下に哭く
剣客黒須新九郎 城戸家騒動録
第9回歴史・時代小説大賞「特別賞」受賞作! とある藩に仕える剣客・黒須新九郎は、突如として横領の疑いをかけられ、安寧の日々を奪われた。その裏にあるのは、収賄で権勢を拡大する筆頭家老・小田内膳の専横。新九郎は次席家老の大鳥とともに立ち上がり、腐敗を絶つ戦い に身を投じることとなる。藩主である城戸家をめぐる騒動の最中、新九郎の荒んだ心を、黒須家の新顔女中りよが癒していく。しかし、りよには誰にも明かせぬ秘密があった――陰謀と慕情が火花を散らす一大巨編!
気だるげ男子のいたわりご飯
OLの清家杏は、毎日忙殺され、エネルギー不足な日々を送っていた。しかし、そんな彼女にはとある楽しみがある。それは、金曜日の夜のご褒美ご飯だ。料理の代行サービスによって、好みのあっさり和風ご飯を作ってもらう。それが何よりの贅沢なのだ。そんなある金曜日、彼女の前に現れたのはおなじみのスタッフではなく、気だるげでちょっとぶっきらぼうな青年、郡司だった。彼の作る和食は心もお腹もあったまるほっこりご飯で――? 疲れ切った今日を癒す、いたわりご飯ストーリー。
花鈿の後宮妃2
皇帝を守るため、お毒見係になりました
中華ファンタジー小説の世界に転生した黄明凛。 毒を浄化する花鈿を活かして寵妃を装ったお毒見係として入内したのだが、皇太后の策略を退け、皇帝・青永翔と想いを通じ合わせた。 しかし、永翔の冠礼の儀を前に、ついに未来の皇后・鄭玉蘭が登場!? 小説では皇太后に殺されるはずの彼女だが、どうやら皇太后との間に怪しい繋がりがあるらしい。 更に市井では謎の病が蔓延し、お互いを守りたい永翔と明凛の気持ちはすれ違い――? 陰謀渦巻く後宮を生き抜く二人の恋物語、待望の第二弾!
ヴァムピールの花嫁
孤独な娘は吸血鬼に嫁入りする
継母と義妹に虐げられ、孤独に生きてきた比翠。ひょんなことから、比翠は自分が愛した吸血鬼を殺すことのできる血を持つ「吸血鬼の花嫁」だと知る。ある日、彼女は借金のかたに男爵の東久世千冴に嫁ぐことになる。義妹が頬を染めるほど妖艶で美しい彼は、なんと吸血鬼だった。彼は比翠の血を知ったうえで、「ただ君は僕を愛してくれればいい」と求婚してきた。婚約者として彼と過ごすうちに、比翠は彼に惹かれていくが、彼女の特別な血を狙う者が現れて……!? 和風シンデレラ物語、開幕!
京都先斗町のあやかし案内人
猫神様と迷える幼子
あやかしが見える女子高校生の桜は、京都に引っ越して早々、迷子の幼いあやかしを保護する。そのあやかしに導かれ、京都先斗町で出会ったのは、猫神様と呼ばれる超美形の神だった!? 現世に迷い込んだあやかしの案内人をしている猫神様は、なぜか桜のことを古くから知っている様子で……そんな彼の作る美味しい料理やその温かな人柄に惹かれて、桜は迷えるあやかしを見つける度、彼のもとを訪れるようになる――幼いあやかし達の未練を晴らすため、少女と猫の神は京都の街を奔走する!
与兵衛長屋つれあい帖
お江戸ふたり暮らし
母を亡くした娘・おみつと、訳ありの武家の少年・作次郎。与兵衛長屋で穏やかに暮らす二人だが、作次郎を巡る大騒動が起きて――?(「ふたり暮らし」)煮売りの店の看板娘・ふくが特別に気に掛ける常連客――絵師の遊斎がある日姿を消した。ふくは、彼の仕事場である吉原へ乗り込んで――?(「絵師の嫁取り」)とある事情で長屋に住む藩士・松木時頼。お家騒動の果てに離れた元許嫁と再会を果たし――?(「長屋番」)長屋の住人たちが織りなす、笑いと涙の江戸人情物語!
傾国の美姫の『影』になりました
後宮の見習い侍女は、主人のために暗躍したい
人里離れた秘境で育ち、稀有な才をその身に宿した少女、朱亞。旅の途中に出会ったのは、皇帝への輿入れを控えた商家の娘、桜綾だった。平民である彼女の後宮入りには、皇帝のある思惑が絡んでいるようだ。後ろ盾を持たぬ桜綾を案じた朱亞は、彼女の侍女となる道を選び、共に宮中へと足を踏み入れる。後宮では、日々不可思議な事件が巻き起こっていた。祖父仕込みの博識を活かし、朱亞は謎を解き明かしていく。やがて後宮に渦巻く闇と、朱亞自身にまつわる秘密も明らかになっていき――
後宮の料理妃
霊獣の巫女と神龍の皇帝
霊獣である饕餮へ料理を捧げる役目を担う巫女・雪蓉は、ある日瀕死の男を助けた。手厚い看病の後、去っていた男だったが、しばらくして再び雪蓉の前に姿を現す。なんと彼は皇帝・劉赫だったのだ! 「後宮の妃になれ」という彼の命令を拒否したものの、無理やり後宮に連れて行かれてしまった雪蓉。その後、味覚障害を持つ劉赫が雪蓉の料理には味を感じたらしいと知り、『巫女の力が宿る料理で劉赫の味覚を元に戻すことができたら、家に帰してもらう』という約束を取り付けるが……?
月華後宮伝6
虎猫姫は冷徹皇帝と桃花を掴む
煌びやかな女の園『月華後宮』。最下級でありながら皇帝・紫曄の寵愛を一身に受ける月妃――虞凛花。彼女は今、虎化の謎を解明するべく、故郷である雲蛍州を訪れていた。皇后・望月妃の座を掴むためには『虎化しない薬』が必要だと焦る凛花は、虎国の人虎である二人の琥珀や紫曄の助けを借りて、ついに薬を作り上げることに成功する。そして、自身の力を後宮の内外に認めさせるために『月桃祭』へ参加するべく、後宮への帰還を決意するが――? 中華後宮物語、核心に迫る第六弾!
法医植物学者杠葉柚梨の推理ファイル
花葬犯と謎の画家メメント
殺人現場で花の絵を描いていたために警察に犯人と疑われた青年、神目帚遥(かみめぼうきはるか)。刑事から高圧的な事情聴取を受けていた彼を助けたのは、法医植物学者の杠葉柚梨(ゆずりはゆずり)だった。法医植物学とは、現場に残された花や木から事件の真相を探る学問のこと。神目帚は植物を精緻に描ける特技を活かすべく杠葉の助手となり、「花葬犯(かそうはん)」と名づけられた真犯人を追う。しかし、彼らを嘲笑うかのように、新たな犠牲者は増えていった――