白雪の雫

白雪の雫

自分でもオリジナルな話を書いてみたいという思いで、ジャンルを問わずやっています。
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ファンタジー 完結 短編
時は桐壺帝の御代。 先帝の皇女として生を受けた幼い女四の宮は前世の記憶を取り戻す。 元女子プロレスラーだったクリムゾン一花(リングネーム。本名は藤沢 愛美)という日本人として生きていた前世を。 「え~っと・・・今の時代の帝は桐壺帝だっけ?で、私は先帝の四女・・・。つー事は私って後の藤壺!?」 桐壺の更衣の代わりとして入内して光源氏と密通。結果、冷泉帝を産んじゃうあの藤壺の女御に生まれ変わっている事に気が付いた愛美は蒼褪める。 マザコンを拗らせて藤壺に対する想いを募らせてしまった光源氏は、彼女の身代わりとなる女性を求めて数多の女性を渡り歩くのだ。 (光源氏のせいで不幸になった人って確か・・・六条の御息所、葵の上、朧月夜。そして何と言っても最大の被害者は紫の上と朱雀帝、弘徽殿大后、女三の宮、柏木、頭中将だよな) 某少女漫画で源氏物語のストーリーを知った愛美こと女四の宮は、自分ひいては彼女達の身に起こる悲劇を回避するべくこれから取るべき行動を考える。 ・桐壺帝への入内が避けられないとしたら、光源氏が成人してから入内すればいい ・六条の御息所に光源氏を相手にしないようにと訴える ・物語では紫の上と呼ばれる事になる少女を養女として引き取って将来有望な公達の元に嫁がせる ・光源氏の魔の手から右大臣家の六の君こと朧月夜を守りつつ東宮の女御として入内させる ・六条の御息所の娘である斎宮を朱雀院の女御として入内させる ・朱雀帝と異母妹の娘である女三の宮を不思議ちゃんではなく立派な淑女にする やるべき事は色々あると思うけど、まずは男から身を護る術を身に付ける事が最優先だ。 だが、平安時代の女性は家に閉じ籠っているのが通常運転である。 どうすれば光源氏に弄ばれる女達を護れるのだろうか? (そうだ!劉備の奥方となった孫夫人は武芸の誉れが高かったはず。それに神功皇后!!) 彼女達に憧れていると訴えたら母后と女房達も自分が身体を鍛えたり、武術を身に付ける事に対して文句など言わないだろう。 本当は女の敵である光源氏をフルボッコにする為に鍛錬をしていたのだが、孫夫人と神功皇后を前面に出した事により女四の宮の行動は称賛され、やがて都の女性達を強くしていく。 深く考えた話ではないので設定はゆるふわ、源氏物語に出てくる女性達が藤壺に感化されてプロレス技や柔道、空手や某暗殺拳で光源氏を撃退してしまうという実にご都合主義です。 昔読んでいた某少女漫画を最近になってスマホで読んだ事で思い付いた話です。
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文字数 5,880 最終更新日 2022.09.15 登録日 2022.09.11
恋愛 完結 短編
ベルガモット王国のガブリエルは第二王子である。 可愛い顔立ちに華奢で小さな身体、声に言葉遣い、仕種に加えて常にドレスを着てお姫様のように振る舞うのだから、家族をはじめ臣下にとってガブリエルの事は悩みの種だった。 息子の将来を案じた父王は優秀で武芸にも秀でている男勝りなグリーンローズ公爵家の令嬢・ヒルデガルトを婚約者に据える事にした。 彼女と接する事で自分も男らしくなるだろうと父王は思っていたのだが・・・皮肉にもヒルデガルトという存在はガブリエルの女の子化を加速させていく。 ヒルデガルトに護られて平穏な日々を送っていたガブリエルであったが、ある日彼女が自分を助ける為に傷を負った事で彼は生まれ変わる。 ゴリマッチョとして──・・・。 果たしてガブリエルはヒルデガルトと結ばれるだろうか? この話は『男の娘って華奢で女性ものの服が似合うし、どこからどう見ても女の子だわ。BLでは右側が固定となっているからナニも小さく描かれているよな。第二次性徴が過ぎた男の娘がゴリマッチョになったら?』という考えから生まれた話です。 ご都合主義でバックグラウンドなど深く考えずに書いた、例によって例の如くゆるふわ設定です。
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文字数 4,883 最終更新日 2022.07.01 登録日 2022.06.26
恋愛 完結 短編
カーネーション帝国の公爵令嬢ジェラルディンは吟遊詩人や画家から【月は恥じらい、花は閉じる】【月の女神のように凛としていながら楚々とした美姫】と称えられる程の美貌と教養を兼ね備えている完璧な美女である。 そう。見た目だけは。 だが、人並外れた身体能力(某超A級スナイパーを思い浮かべてくれたらイメージしやすいかと)とゴリラ並みの怪力を持つだけではなく中身は親父という実に残念な女性でもある。 美貌・教養・立ち居振る舞い・采配・商才・財産・家柄 全てを持っているジェラルディンを妻にするべく貴族子息に貴族当主が求婚をするのだが、彼女の好みはバックに無意味なキラキラを背負っている白馬の王子様的なイケメンではない。 鋼のように鍛え抜かれた肉体と雄っぱいを持っている、幾つもの戦場を潜り抜けてきたゴリマッチョなのだ。 「私の好みは『僕の食事は薔薇の花弁を浮かべた紅茶だけだよ』という台詞が似合いそうな、意味のないキラキラオーラを纏っているイケメンではなく、漢と書いておとこと読むという言葉が似合う男の中の男・・・即ちゴリマッチョなの!!」 厳ついゴリマッチョの裸エプロン姿・・・何て素敵なの♡あ~っ・・・想像しただけでも鼻血が!!! (ダメだ、この姉・・・) 己の妄想に鼻血を出してしまうジェラルディンの姿にアーノルドは泣いた。心の底から。 「男達の求婚を拒むという事はそれだけ身持ちが固い事の証。アーノルド、ジェラルディン姫を私の側室として迎え入れたい」 ジェラルディンが早く嫁に行って欲しいと願っていた両親とアーノルドは皇帝の申し出を受け入れてしまう。 自分の好みから大きくかけ離れている皇帝の側室になりたくないジェラルディンは必死になって拒むのだが、そんな姉にアーノルドが囁く。 「宮殿には騎士が居ます。もしかすると「ゴリマッチョが居るのね!?待っててね!ゴリマッチョーーー!!!」 ゴリマッチョを捕まえる為に後宮に入ったジェラルディン。 彼女はゴリマッチョの嫁になれるだろうか? 舞台は中世から近代ヨーロッパなのに料理や設備は現代的、貴族なのに結婚に関しては現代のようにある程度自由という、ある意味乙女ゲームのようにファンタジーでご都合主義な上にゆるふわ設定です。 例によって例の如く、バックグラウンドなど深く考えた話ではありません。
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文字数 4,234 最終更新日 2022.06.22 登録日 2022.06.19
ファンタジー 完結 短編
イラストレーターとして活動している望月 咲夜(28)は高校生の頃から付き合っている小山 賢児に振られた。 理由はキャバ嬢の里菜が自分の子供を身籠ってしまったので別れて欲しいと、賢児から言われたからだ。 振られた日の夜にヤケ酒していた咲夜に母から実家に戻って来いと言われる。 実家である純喫茶フルムーンに帰る途中、咲夜は命を落としてしまう。 そんな咲夜の前に現れたのは、リーヴェという世界を創った女神であるアンジェリクだった。 アンジェリクの話によると、空間に亀裂が出来たので修復する時に生じる衝撃波の余波で咲夜は死んでしまったのだ。 お詫びとしてアンジェリクから無限収納とネット通販というスキルを貰った咲夜はリーヴェで生きて行く。 この話は言うまでもなく、ご都合主義でゆるふわ設定です。 短編として思い浮かんだ話ですので、設定やバックグランドを色々と深く考えた訳ではありません。
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文字数 6,505 最終更新日 2022.06.18 登録日 2022.06.13
ファンタジー 完結 短編 R18
「雪のように白い肌、血のように赤い唇、黒檀のような髪、スノーホワイトという名前。そして、何と言っても将来は約束されている可愛い顔立ち・・・」 どこからどう見ても【スノーホワイトの淫らな日常】という18禁乙女ゲームのヒロインであるスノーホワイトじゃないの!! 鏡に映る自分の顔を見てしまったと同時に、日本人として生きていた前世の記憶とゲームの内容を思い出してしまったスノーホワイトは絶叫してしまう。 幸いな事に今のスノーホワイトはまだ三歳児だから貞操は無事である。 だが、このままお城で暮らしていたら七歳を迎える頃には実の父親に寝込みを襲われて、そのまま近親相姦へと一直線。 しかも、スノーホワイトを殺せという継母の命令を受けた家来に身体を差し出して逃げないといけない。 家来から逃れても待っているのは国を守護している七人の精霊。 彼等の家に居候させてもらう代わりとしてスノーホワイトがやるべきこと。それは、七人の精霊の性欲を満たす事だ。 通常衣装は裸エプロン。鏡の前でのHにお風呂でH、複数でHするのは当たり前。 妊婦になっても、子供を産んでからも七人の相手をしなければいけないのだ。 継母が作った毒林檎を食べて仮死状態になってもスノーホワイトに平穏な日は訪れない。 何故なら、王子に犯されて息を吹き返してしまうからだ。 生き返ったら夫となる王子の巨根を受け入れる為、張り型を使った調教が待っている。 媚薬を塗った張り型を入れたまま結婚式を挙げたからなのか、熱した鉄の靴を履いて踊り狂う継母を前にスノーホワイトが自慰をし始めるわ、そんな彼女の姿を目の当たりにした事で興奮してしまった王子と姫の実父は招待客の前で交わってしまう。 そして、彼女に待っているのは王子と実の父親がスノーホワイトを共有するというラスト──・・・。 激しいレディコミのような日常? そんなの断固として拒否する!! 果たして、スノーホワイトは彼等から逃れて平凡な日常を送る事が出来るのだろうか? いつものようにゆるふわ設定。 気分転換で書いています。
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小説 17,679 位 / 212,648件 ファンタジー 2,566 位 / 49,572件
文字数 20,526 最終更新日 2022.05.12 登録日 2022.04.24
恋愛 完結 長編 R18
霧雨神社の後継者である霧雨 灯夜は、あっけなく死んでしまった。 創造神はお詫びとしてチートを授けた上で灯夜を自分が創造した世界───中学と高校のクラスメイトであった凛子がプレイしていた【煌々たる愛】という、錬金術や魔法が当たり前のように存在する乙女ゲームとやらに似たリーベンデールという異世界に転生させた。 ゲームではロードナイト帝国の皇帝・カルロスに献上された敗戦国の王女にして悪役寵妃の一人であるアストライアー=ミントグリーンとして───。 「確かにアストライアーは王女なだけあって、全てにおいてハイスペックだよ?けど、生まれ変わるなら最後は『カッターキャー』なヒロインのカサンドラを虐げたという理由だけで息子共々処刑される彼女ではなくモブの男が良かったな~。カッターキャーなヒロインが産んだ息子は酒と女に溺れる馬鹿だぜ?そんな馬鹿を跡取りに据えるなんて皇帝は何を考えているんだ?色ボケ皇帝の愛人の一人になんてなりたくねぇよ!」 これは、王女として転生してしまった青年が悪役寵妃になる運命を回避しつつ、灯夜であった時から自分の世界に転生させる為であれば殺してしまうくらいに愛している和寿ことフェンリルのアイドネウス、精霊達と行動を共にして錬金術を駆使して異世界での生活を満喫する物語である。 最初の方に軽めの性的表現がありますので、タグにBLとR-18をつけています。 第14回恋愛小説大賞にエントリーしています。
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小説 25,513 位 / 212,648件 恋愛 11,199 位 / 61,686件
文字数 95,788 最終更新日 2021.12.14 登録日 2020.10.11
ファンタジー 完結 ショートショート
ジョナサン=ロシュフォールは乙女ゲーム【Bloody Lover】に似た世界に吸血鬼として生まれ変わった元日本人だ。 【Bloody Lover】というのは、吸血鬼であるジョナサンが美女を落としてハーレムを築くというストーリーなのだが、これってどう考えても美少女ゲームでしかない。 しかし、キャラデザや18禁なスチルが美麗だったからなのか、耽美が謳い文句なのか、アクション要素のあるからなのか、【Bloody Lover】は乙女ゲーム扱いになっている。 何で美少女ゲームに分類されてないの?というツッコミはあるものの【Bloody Lover】の主人公として生まれたジョナサンは元日本人だったからなのか、一般的な吸血鬼と比べたらモラルはある。 その証拠に、彼が父の跡を継いで吸血鬼の国を支配するようになってからは格段に治安が良くなり経済も活性化していった。 だが、吸血鬼という種族の特性なのか、彼が好むのは美女。そして生き血。特に生娘の血に目がなかったりする。 そんなジョナサンは国王の愛妾であったミナーヴァ、王太子妃であったローズマリー、公爵子息の夫人であったジャスミンを囲って淫蕩な日々を送っているのだが、彼には本命がいた。 ヴァンパイアハンターであるヴェルター=リーフセージの幼馴染みにして回復魔法・補助魔法・植物の生長魔法に長けている一人の美しい少女。 攻略が難しいからなのか、プレイヤーからはラスボスと呼ばれていたシスティーナだ。 (ナイスバディーでありながら、ミナーヴァ達にはない清楚な雰囲気がいいんだよな~) それに・・・何と言ってもシスティーナは生娘! さぞかし彼女の血は美味いのであろう──・・・。 (ヴェルターを倒したらシスティーナの血を吸って、それから彼女の処女を貰う!) そうすれば俺は永遠に処女の血を吸えるし、システィーナを自分の女に出来る! 18禁な妄想をしているジョナサンは知らなかった。 どう足掻いてもヴァンパイアはヴァンパイアハンターに狩られる運命にある事を。 単なる思い付きで書いた話なので、設定がゆるふわでツッコミどころ満載です。 いいタイトルが思い浮かばなかったので(仮)と付けています。
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文字数 2,107 最終更新日 2021.12.06 登録日 2021.12.05
ファンタジー 完結 短編 R18
「ノルン様、貴女のように男を誘惑する女の事を何と言うのかご存じでしょうか?・・・阿婆擦れです!」 「所詮は野蛮な地を治める辺境伯のご息女ですもの」 「猿であって当然ですわね」 「「「「「「獣風情が聖女とは片腹痛い!!!」」」」」」 ロイヤルミント王国の王宮では王国の建国祭が催されていたのだが、参加した聖女にしてアメジストセージ辺境伯の長女であるノルンは婚約者である王太子のヴィルヘルムと彼が夢中になっている公爵令嬢のルミナ、王太子の側近AとBことシャルルとカール、二人の婚約者達に罵られてしまう。 (猿?それってルミナ様、エトラ様、ベローナ様、そしてヴィルヘルム様、シャルル様、カール様の事ですよね?) ロイヤルミント王国が他国に侵攻されないのは、平穏無事で天災が起こらないのは、アメジストセージ家と私が契約している精霊王様が護っているからなのですけど? 国防の要とでも言うべきアメジストセージ家を猿だの、獣だのと罵る彼等の真実の姿を皆様方に披露するといたしましょう! これは森羅万象を司る精霊王と契約しているノルンが、自分と家族を馬鹿にした王太子達に盛大(?)な仕返しをする話。 ・ルミナ達はノルンを猿と言っていますが、実際は彼女達の方が婚約者以外の男とやりまくっているし、自分の息子のお初を奪った上で楽しもうと計画している猿です!(ヤリ〇ンとも言う) ・王太子達はエロ同人誌に出てくるヒロインを肉便器扱いする男のように、女であれば見境なくやりまくっているし、自分の娘が年頃になったら母娘丼をしようと計画しているクズなゲス野郎です!(ヤリ〇ンとも言う) ・設定がゆるゆるでふわふわ、ツッコミどころ満載の話であるのはいつもの事です。 ・精霊王というのは、ファンタジーものを読んでいたら出てくるサラマンダーやウンディーネといった精霊達の親玉というか、上司といった存在になります。 【乙女ゲームに転生した男の人生】で話の流れはこうだと決まっていても、それの表現が上手くできずスランプに陥ってしまったので気分転換の意味もあって書いています。 直接的に表現はしていませんが、匂わせるシーンがありますので念の為にR-18にしています。
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文字数 9,825 最終更新日 2021.11.23 登録日 2021.11.14
ファンタジー 連載中 長編
おひとりさまを満喫しているチーフパーサーの園宮 真珠(そのみや まじゅ)(38) ある日、真珠は死んでしまう。 真珠を殺したのは神の代行者にして白竜族の長でもある竜王・ジークフリート。 己の番を求める想いが強い故に、番である彼女を自分の手元に置きたいが故に・・・その想いが彼女を殺してしまったのだ。 前世のみならず現世でも相手側の勝手な理由で命を落としてしまった真珠にとって、ジークフリートと一部の白竜族は嫌悪の対象でしかない。 そんな真珠を憐れんだ愛と豊穣の女神・ミャンエルは彼女に特典を授けて貰って元の世界に転生させるのだった。 シェリアザード=アメシスティナとして生まれ変わった彼女は左うちわな老後を送る為、冒険者(トレジャーハンター)となり世界各国を旅する。
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文字数 218,274 最終更新日 2021.06.15 登録日 2019.06.02
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「金髪、紫色の瞳、そして何より、将来美人になる事が約束されているこの顔・・・。これってどう考えても【Yours~あなたと共に~】っていう乙女ゲームのヒロインのターリアよね?」 良く言えば長閑で自然豊かな土地、悪く言えば何も刺激がない田舎を治める男爵の娘として産まれたターリアは七歳を迎えたある日、有野 瑞希という日本人として生きていた前世の記憶を思い出してしまう。 攻略対象者共の婚約者を蹴落として王太子妃や侯爵夫人になる? あ~っ・・・ 無理無理 今の私は男爵令嬢だもん そんな大層な立場になれるはずがないじゃない! しかも、真実の愛があれば、どんな試練も乗り越えられる? おいっ!攻略対象者共! 真実の愛云々とほざく前に、この世にはもっと大切なものがあるだろうが! それは・・・お金! 例え、全てを捨てて真実の愛とやらで結ばれたとしても先立つものがなければ、数日も経たないうちに破局するのが目に見えているわ!! 乙女ゲームのヒロインとして生まれ変わった元日本人は、愛ではなく金を愛でる。 ※【ヒロインは守銭奴】というタイトルですが、書き進めていくうちにヒロインが守銭奴でないような気がしてきました。
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小説 212,648 位 / 212,648件 ファンタジー 49,572 位 / 49,572件
文字数 3,399 最終更新日 2021.06.07 登録日 2021.06.06
ファンタジー 完結 短編
「アネット=アンダーソン!貴女の私に対する仕打ちは到底許されるものではありません!殿下、どうかあの平民の女に頭を下げるように言って下さいませ!」 魔力に秀でているという理由で聖女に選ばれてしまったアネットは、平民であるにも関わらず公爵令嬢にして王太子殿下の婚約者である自分を階段から突き落とそうとしただの、冬の池に突き落として凍死させようとしただの、魔物を操って殺そうとしただの──・・・。 リリスが言っている事は全て彼女達による自作自演だ。というより、ゲームの中でリリスがヒロインであるアネットに対して行っていた所業である。 愛しいリリスに縋られたものだから男としての株を上げたい王太子は、アネットが無実だと分かった上で彼女を断罪しようとするのだが、そこに父親である国王と教皇、そして聖女の夫がやって来る──・・・。 悪役令嬢がいい子ちゃん、ヒロインが脳内お花畑のビッチヒドインで『ざまぁ』されるのが多いので、逆にしたらどうなるのか?という思い付きで浮かんだ話です。
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文字数 10,195 最終更新日 2021.06.05 登録日 2021.05.28
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「捜さないで下さい。男としての自信を失くしました」 フェルナンデス公爵家の跡取りである兄のシュタールが出奔したせいで家を継ぐ事になってしまったミスリル。 そんな彼女の幼い頃のあだ名は腕っぷしと喧嘩が強かったので「ゴリラ女』だったが、もうすぐで十六歳になる今では『淑女の中の淑女』と讃えられるくらい見た目だけではなく立ち居振る舞いに仕種、気品に腹芸等は完璧な公爵令嬢である。しかし、跡取りとしての教育は受けていない。 急遽、後継者になってしまったミスリルに父親が、王侯貴族の子息しか通えないクレッセント学園で三年間を過ごして公爵に相応しい人間になる術を学ぶように命じる。 男装してクレッセント学園に通う事になったミスリルであったが、彼女は知らない。 この学園に通う生徒のごく一部を除けば殆どがホモである事を──・・・。 「角刈りでお肌がすべすべな兄貴が女役で、脛毛が濃い男の娘が攻め・・・」 「ゴリマッチョな兄貴な教師と、顎が二つに割れている兄貴との間に芽生えているのは・・・教師と生徒としての絆、よね?それ以上って事はないわよね?」 「ヴィクトワール、これって女の子の夢を壊しているような気がするのだけど」 「これが男同士の恋愛の現実というものだ、ミスリル」 後に、男の娘とボディービルダーな生徒がおせっせする描写が出てくるので、念の為にR-18にしています。
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小説 212,648 位 / 212,648件 恋愛 61,686 位 / 61,686件
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ガブリエラ王国のエルグラード公爵家は天使の血を引いていると言われているからなのか、産まれてくる子供は男女問わず身体能力が優れているだけではなく魔力が高く美形が多い。 そこに目を付けた王家が第一王女にして次期女王であるローザリアの補佐役&婿として次男のエカルラートを選ぶ。 だが、自分よりも美形で全てにおいて完璧なエカルラートにコンプレックスを抱いていたローザリアは自分の生誕祭の日に婚約破棄を言い渡してしまう。 この婚約は政略的なものと割り切っていたが、我が儘で癇癪持ちの王女の子守りなどしたくなかったエカルラートは、ローザリアから言い渡された婚約破棄は渡りに船だったので素直に受け入れる。 晴れて自由の身になったエカルラートに、辺境伯の跡取りにして幼馴染みのカルディナーレが提案してきた。 「ローザリアと男爵子息に傷つけられた心を癒す名目でいいから、リヒトシュタインに遊びに来てくれ」 「お前が迷惑でないと思うのであれば・・・。こちらこそよろしく頼む」 王女から婚約破棄を言い渡された事で、これからどうすればいいか悩んでいたエカルラートはカルディナーレの話を引き受ける。 少しだけですが、性的表現が出てきます。 過激なものではないので、R-15にしています。
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文字数 22,097 最終更新日 2021.05.03 登録日 2021.04.18
ファンタジー 完結 短編 R18
「クリュライムネストラ、私に心から愛する人が出来た」 ハーネット王国の現国王の王妹であるクリュライムネストラは、強大で巨大な霊力を有するが故に幼い頃から教会で修行を積んで来た。 そのおかげで、浄化に四肢の欠損だけではなく、どんな病をも完全治癒する事が出来るようになったクリュライムネストラは王国の聖女にして神子姫と称され、世界初の女教皇になるのではないか?とも言われている。 何時ものように国の為に祈りを捧げていたある日、甥にして婚約者である第四王子のパリスから婚約破棄と、愛する人に苦労をさせたくないから愛妾となって自分達を支えて欲しいと言われてしまう。 そんなパリスの隣には他国の王妃であるヘレーネがいた──・・・。 「愛妾の子である貴方が王子という立場でいられるのは、私が婚約者であったからなのですけどね」 生国を出奔したクリュライムネストラは治癒師として各地を放浪しつつ生計を立てていたのだが、そんな彼女をサクリフィス大陸・・・別名暗黒大陸とも呼ばれている場所を治めているというイケオジな吸血鬼の真祖にして魔王と呼ばれている存在が見初める。 最初の方だけ、そっち系のシーンがあるのでR-18にしています。
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「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」 平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。 そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。 そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。 「王太子殿下の仰せに従います」 (やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや) 表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。 今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。 マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃 聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
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小説 212,648 位 / 212,648件 ファンタジー 49,572 位 / 49,572件
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西野 麗弥(16)は霊感が強い事と母親が東欧系の美女である事を除けば、どこにでもいる女子高生である。 そんな麗弥は自分が処女である事を証明する為に、衆人環視の中で見ず知らずのイケオジとの初夜を披露しながら血を吸われるという悪夢に何日も前から悩まされていた。 自分が見ている夢を親にも打ち明ける事が出来ず、悶々と日々を過ごす麗弥の前に母親の兄・・・伯父という人物が現れる。 母親は一人っ子だったはず。 伯父という人物は母の異父兄か異母兄かも知れないと思ったのだが、弟の話によると同腹の兄なのだという。 自分は伯父という人物を知らない。だが、両親と弟はそんな麗弥の態度を不思議がるだけである。 しかも、その伯父という人物は夢の中で麗弥を犯しながら血を啜っていた吸血鬼と同じ顔をしていた───。 実はこの話、二日続けて見た夢が基だったりします。 ・霊感が強い幼稚園児くらいの女の子が婚約の証としてイケオジな吸血鬼に血を吸われてしまった ・退魔師である母親は娘の呪縛を解こうとしたのだけど、力不足で解けなかった ・きちんと修行すれば一流の退魔師になれたのだが、その前に血を吸われてしまった事が原因で退魔師の道を断たれた(勘が鋭いとか占いや呪い方面でなら発揮できる) ・結婚してもいい年頃になった女の子を迎えにイケオジ吸血鬼がやって来た ・幼稚園児くらいの子供が女の子の前で化け物に変化 ・母親という人物は心の奥底で吸血鬼に想いを寄せていたらしく、娘に嫉妬剥き出し(←ここで目が覚めた) 我ながらカオスな夢を見たものだと思っているのですが、『イケオジの吸血鬼とJKという組み合わせ。これは使える!』と思ったので色々設定を練り直した上で1つの話にしました。 軽めですが、連想させる描写があるのでR-18にしています。
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小説 212,648 位 / 212,648件 恋愛 61,686 位 / 61,686件
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乙女ゲームのヒロインに転生した(仮)の、今回はベルゴフェール視点です。 軽めとはいえBでLの表現があるし、蘇芳が17歳の高校生という理由でR-18のタグをつけています。
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乙女ゲームのヒロインに転生した(仮)の続きのようなものです。 今回は悪役令嬢の一人として転生した結衣ことヘカーテを主人公にした話です。 ベルゴフェール編が完成したら、1つにまとめて連載という形にしたいです。
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恋愛 完結 ショートショート
乙女ゲームのヒロインに転生した(仮)の続きです。 短編は状況説明のようなもので終わりましたが、ゲームの舞台となる学園生活が・・・というより、卒業後の就職先で再会する事になる宏樹ことベルゴフェールとの攻防の前哨戦(?)みたいな話です。
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文字数 3,968 最終更新日 2020.07.05 登録日 2020.07.05
恋愛 完結 短編
アンティノーラ王国の街で古着屋を営んでいる元貴族令嬢のラーレバハルは、薬師寺 七瀬という日本人として生きていた記憶を持っている事を除けば、どこにでもいる女性だ。 従業員達に催促される形で休暇を取ったラーレバハルは一人で温泉に行っていたのだが、知らなかったとはいえ、ある一言を言ってしまったせいで【神の庭】に迷い込んでしまう。 神の庭から脱出する為、当てもなく彷徨っていたラーレバハルの瞳に飛び込んできたのは一軒家。 彼女は家の主人である老婆から、若かった時の自分が犯した罪の話を聞く事になる。 あるドラマをベースにした二次創作を昔にアップしていたのですが、加筆修正しました。 加筆修正を終えているので、後は時間を決めて載せるだけになっています。
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文字数 8,221 最終更新日 2020.06.24 登録日 2020.06.14
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