剣客逓信 明治剣戟郵便録
【第9回歴史・時代小説大賞:痛快! エンタメ剣客賞受賞】
明治6年、警察より早くピストルを装備したのは郵便配達員だった――。
維新の動乱で届くことのなかった手紙や小包。そんな残された思いを配達する「御留郵便御用」の若者と老剣士が、時に不穏な明治の初めをひた走る。
密書や金品を狙う賊を退け大切なものを届ける特命郵便配達人、通称「剣客逓信(けんかくていしん)」。
武装する必要があるほど危険にさらされた初期の郵便時代、二人はやがてさらに大きな動乱に巻き込まれ――。
維新前後の混乱の世相を逓信の立場からイキイキと描かれているので親近感が湧いてきます
御留郵便も初めて耳にしました
当時の元士族や庶民の様子がフィクションやデホルメも含めて脳内に映像が浮かび上がってきます
独特の表現力に魅せられています
【読了】
全ての登場人物が魅力的で、先生の深い思い入れを感じさせられました。誰もがスピンオフの主人公になれそうな程です(個人的には屯田兵の山本大尉で御願いしたいです)。まさに賞にふさわしい痛快なエンターテイメント作品でした。
最近家系を調べていると、文久元年生まれの曾祖父が明治時代に駅逓局に勤務していた事がわかり、この作品をより身近に感じております。
先生、ワクワクする作品を有難うございました!
【第十二章】
敗残の兵の娘が女郎に身を落とし・・。よくあるお約束のパターンかと思いきや、実は息子が男娼にという予想外の展開。敗者の哀しみがより深く感じられました。
それを否定も肯定もせず ただただ男の約束を果たさんとする隼人と草介、そして手をとり地獄迄でもとの覚悟の弥助と瑠璃駒に爽やかな風を感じました。悪役の藤兵衛の負け際も見事でした。
二章まで拝読しました。
序章といい、「どこかから人員を補充している」描写と言い、旦那さん怪しいなあ……と思っていたらやはり!
草介と隼人が、年齢も立場も違っても良いバディだと感じます。明治の暮らしの細やかな描写は面白く、悪描写は迫力があって惹き込まれます。
混乱が収まったばかりの世相だけに訳ありの書状もそれを待つ人も色々あるんだろうなあ、と続きも楽しく拝読しようと思います。
草介が、はーさんの髪に白いものが増えていることに気づく描写に、グッときました。
親子ほどの年齢を越えての絆が感じられます。草介にとっての先達であり、師でもあり、相棒でもあるふたりの関係。本当にいいものですね。
この先に待つ喧騒を予感しつつ、続きを楽しみにしております。
第九章、ここにきて陸奥卿のもうひとつ奥の顔が見えて、めちゃくちゃ格好いいです…!
戦争狂じみた発言からのお国言葉へのギャップが熱くてたまりませぬ。いいわぁ〜✨
また好きなキャラが増えました( ^ω^ )
私はあまり歴史には明るくないんですが…
魅力的な登場人物たちに、ぐいぐい引っぱられながら一緒に旅をしているような気分でいます。
草介の江戸っ子言葉に、紀伊や薩摩のお国言葉も、ほどよくわかりやすくて、読んでいてとても楽しいです(о´∀`о)ホッコリ
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