【大衆娯楽】 女に不自由しない男
この小説は大衆娯楽小説です。
この小説に登場する人物、団体等の名称が例え実在していても一切関係がありません。
昨今の恋愛漫画等中々面白い。
ジャンルとすればファンタジー作品が圧倒的人気であろう。
それではラブコメ漫画はどうか?
一つが「ハーレム化」、二つ目が「ストーリーの女性目線化」だろう。
「カノカノ」「女神のカフェテラス」「カッコウの許嫁」は”ハーレム化”。「メダカ」「かのかり」は”女性目線化”と云える。
では、第19号に掲載された内容をベースに、まずはストーリーの”女性目線化”に着目して話す。
最初は「メダカ」。
現在展開している遊園地篇、モナちゃんに大きな変化が起きる。
メダカを急に意識しだしてしまい、普段通りの小悪魔的な振る舞いが出来ない。
かなり取り乱してしまっている話を中心に描く。本来なら、男を手玉に取るモナちゃんがだ。
さて、モナちゃんにとってメダカはかなりもどかしい存在。
惚れさせようとアプローチしているのに、気づかないのか中々落ちない。
正確には落ちてはいるんだけど、それを態度に出すことが出来ない。
そこに、恋のライバルの旭(あさひ)や支援者の幼馴染が登場してくる訳だ。
メダカは自ら行動を起こすことが出来ず、ハッキリしない。ハッキリしてしまったらストーリーが終わってしまうから、これが物語の構図なんだが、このハッキリしない男子というのがマガジン・ラブコメの一つの要素だ。
AmazonPrimeの「バチェラー」やAbemaTVが提供しているような中高生向け恋愛番組が大きく影響しているように思う。
多くの女性が男性を奪い合うという構図が定着したのだ。
これはよく巷で言われるような「男子が受け身になった、草食化した」というのとは異なるもので、寧ろ私としてはこのような状態を男子のマスコット化と呼びたい。
只バチェラーのようなリアリティショーに於いて男性はかなりの高スペックを求められることは周知の通り。
ラブコメ漫画に於いても男子のマスコット化は着々と進んでいて、それを強く意識させられるのは「かのかり」の和也だろう。
彼は決して高スペックな人間ではない。
つまり、漫画に於いては必ずしもマスコット化した男性は高スペックを求められないというのが一つの特徴だ。
この点は、非常に重要に思う。
多感な思春期を過ごす男子達に、世間が云う高スペックが何かをすり込んでしまっては可哀想。
最近の女性は強い。いや、強くなっているのは確かだ。
男性がショーウィンドーに並ぶ商品のように品定めされ、選ばれる時代、そんな時代に描かれるラブコメが現在のマガジンには溢れているように思う。
私はその様な大衆娯楽を小説にしたい。
ラブコメ漫画とは違った作品にしたい、
以上
蔵屋日唱
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