【完結】殿下が倹約に目覚めて婚約破棄されました〜結婚するなら素朴な平民の娘に限る?では、王室に貸した国家予算の八割は回収しますので
「前から思ってたんだけど、君って贅沢だよね?」
贅沢に溺れる者は国を滅ぼすと何かの本で読んだマークスは高級品で身を固めているルージアを王室に害をもたらすとして、実家ごと追放しようと目論む。
しかし、マークスは知らない。
バーミリオン公爵家が既に王室を遥かに上回る財を築いて、国家予算の八割を貸しつけていることを。
「平民の娘は素朴でいい。どの娘も純な感じがして良かったなぁ」
王子という立場が絶対だと思い込んでいるマークスは浮気を堂々と告白し、ルージアの父親であるバーミリオン公爵は激怒した。
「爵位を捨てて別の国に出ていきますから、借金だけは返してもらいますぞ」
マークスは大好きな節約を強いられることになる――
バーミリオン氏は結局何がしたかったのか?
無能な王を追い落として自分の王国を創るのは良いとしても、跡を継ぐはずの娘にその才覚があるかどうかは別問題。
自らの余命から、ごり押しで娘に押し付けて「娘を女王にしたかった」ってなら、ただの親バカというかなんというか。
実際、娘にはそんな気はちゃんちゃら無い訳だし?
全然意思疎通のはかれない親子だったな。
勘違い無能王子が繰り広げる(元)婚約者とのドタバタ劇から、最後は悪魔崇拝で(部分的)不死者にまでとは、ちょっと風呂敷広げすぎたかな。
あと、タイトル長すぎ、、。
脱獄の手引きは他の投稿者さんが推測しているとおり、バーミリオン氏で間違いないしょう。
娘があまりに小うるさいからマークスの捕縛を許可したわけだが、あっさり逮捕してしまったため牢獄にそのまま塩漬けしておくのでは「囚人の食費と看守の人件費」いうコストのみかかってうま味がないので、再び生き餌とすべく脱獄させたのでしょう。
それにしてもマークスは話を追うごとに小物になっていくなぁ。
最初に読んだ頃は徳川吉宗・宗春のような突き抜けた政治家と思っていたが、宣伝効果というただ食い、人質、元王子、御用盗もどきの押し込み強盗犯、食い逃げ、脱獄囚・・・。
反政府テロリストにもなりきれない小者。
バーミリオン氏は前王朝の諸王に比べれば水準以上の優秀な人物である事は間違いない。
だが、現実世界の前アメリカ大統領のように政治と企業活動を同列に扱っているきらいがある。
マークスを泳がす事で影に潜む巨悪をあぶり出すという大義があろうと民衆からすれば犯罪者を野放しにしていると映る。
国家の最高意思決定をビジネスライクに行えば、どこかでゆがみが出てくるだろう。
娘はそれを肌で感じているのだと思う。
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