月夜 小説一覧
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届かないメールが、過去と未来をつなぐ。亡き兄への想いを胸に、月光の下で再び歩き出す。過去と愛情、再生の物語。夜の黒崎製菓本社。副社長・黒崎圭一は、月明かりの差す静かなオフィスで、ひとつの古いノートパソコンを見つける。画面に浮かび上がったのは、亡き兄・拓海へ宛てた未送信のメール。――音楽大学の推薦、受けたい。順番を変えたい。あの日、送れなかった言葉が、十数年の時を経て彼の前に現れた。兄が遺した「月下ノート」。そこには若き日の黒崎が書き記した、夢と迷い、そして家族への想いが残っていた。月光の下、ひとつひとつの文字をたどるうちに、黒崎は忘れていた心の声を取り戻していく。
やがて、亡き兄との記憶が、今を生きる彼を静かに導いていく。“届かなくても、送る。それが始まりになる”。月に照らされた夜、黒崎は再び未来へと歩き出す。過去を許し、想いをつなぐ――静かな祈りの物語。「恋人はメリーゴーランド少年だった」に登場する黒崎の物語。
文字数 5,326
最終更新日 2025.10.25
登録日 2025.10.25
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霧深い森と神秘の湖が広がる王国
ここには、人間と異種族が微妙な均衡を保って暮らしていた。
魔法使い見習いの青年アレンは、森の奥で銀色の狼獣人ルカと出会う。最初は互いを警戒しながらも、森の魔力と数々の試練を通じて心を通わせていく。
やがて王国を脅かす陰謀や、種族間の争いが二人を引き裂こうとする。だが、互いへの愛と絆を胸に、異種族の恋は壮大な運命に立ち向かう
文字数 2,863
最終更新日 2025.10.16
登録日 2025.10.14
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