衆道小説一覧
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柳沢保明は脇差を放り出して仁介の裸体を抱き締め、乱れた濡れ髪に顔を埋めた。「ああ、私を狂わせる、美しい宝玉め」
「思う様抱いて、そして寝首を下され。いえ、今宵だけは全てを捨てて……」
「言うな仁介。何も言うてはならぬ」
時の幕府側用人、柳沢吉保の策謀にて、水目藩加山家は存続の危機に陥る。
異形の敵・御伽衆に立ち向かうは、加山家目付にして愛洲陰流継承者・愛洲壱蔵と3人の弟達!
一方で、藩断絶を目論む吉保と、道ならぬ恋に身を焦がす次男・仁介。兄への思慕と吉保への愛の狭間で苦しみながらも、兄弟を守るべく吉保が放つ敵と刃を合わせる……。
仁介と吉保の恋の行方を軸に、兄弟の絆と活躍を描く元禄フィクション活劇!!
文字数 126,939
最終更新日 2024.01.06
登録日 2023.09.28
【縦読み推奨】
あほエロ作品です。
八百院(やおいん)の住職、殷慶(いんけい)が、弟子の鎮光(ちんこう)、芳恵(ほうけい)、丹清(たんしょう)らと倶に、お江戸のウホホな悩みを解決してゆく物語です。
不定期更新なので、気長にお附合いください。
文字数 14,620
最終更新日 2023.05.20
登録日 2022.12.21
戦国時代の終わり、赤い曼珠沙華の咲く廃城を行く若者がいた。
小田原北条氏最大の山城、悲劇の城となった八王子城が舞台の青春譚。
<主な登場人物>
八王子城下の刀鍛冶の少年・榧丸(かやまる)
元刀鍛冶で足軽の竜(後に竜之介と改名)
北条氏照の養女・波利姫(はりひめ)
※八王子城は北条氏照(三代当主・北条氏康の三男)によって築かれた小田原北条氏の支城。
1590年(天正18年)6月23日、豊臣秀吉の東征軍で、北陸と信濃の大名たち(前田利家、上杉景勝、直江兼続、真田昌幸ら)による北陸支援隊三万五千の軍勢により攻め落とされる。
★史実の流れに沿ったフィクション、中編小説です。
文字数 67,565
最終更新日 2022.06.22
登録日 2022.05.06
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