ミステリー 家族の絆 小説一覧
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【『青年小児科医』×『曲者中年刑事』が赤い瞳の怪人の謎に迫るサイエンスミステリー】
満月の夜、小児科医の糸原は、直属の上司である笹本が心肺停止状態で自身の勤める病院へ搬送された、との報を受ける。取り急ぎ病院へと向かう糸原だったが、その前に赤い瞳の人影が立ちはだかる。身構える糸原をよそに、人影は何かに気を取られるように立ち去っていった。
到着した病院で、糸原は笹本の妻と中学生の息子が行方知れずになっていること知る。そして、残されたもう一人の息子にも変化が現れ……
事件を担当する刑事の葛西に巻き込まれる形で、糸原は真相を探り始める。
文字数 144,594
最終更新日 2025.03.22
登録日 2025.02.02
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母を病気で亡くした翔のもとに仮面をつけた怪しい男が現れる。彼の名はエリー。エリーが徐に取り出したのは、見た目は何の変哲もないノートだった。しかし、彼曰く、そのノートに書いたメッセージは生前の母に届くという。
これは時を超えた約束の物語。
文字数 391,049
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.06.01
3
闇の中、ただひたすら無我夢中に駆けていた。
息は絶え絶え、肺はキシキシ痛んで悲鳴を上げている。喉の奥から、鉄の味が口いっぱいに広がっていく。
心臓の鼓動が激しく、耳まで脈打っているような気がした。このまま走り続けていたら、酸欠で倒れてしまいそうだ。
それでも、立ち止まる訳にはいかなかった。これを逃してしまったら、二度と生きている間に外には出られまい。例え両脚がちぎれようとも、この地獄から絶対に脱出しなければ。
ほとんど荷物の入っていない古びたリュックを手に、彼は全速力で走り続ける。
---これは、夢の中で旅をしていた時に出会った物語。
超能力はあるけれど体力は脆弱、絶賛反抗期の青年と、頭脳明晰で世話好き、ひょうきんな中年おじさんが営む探偵事務所を舞台にした物語。
文字数 8,278
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.23
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