現代文学 大人の恋愛 小説一覧

7件
1

世界で一番苦くて甘い香りをまとう貴方へ~両手で抱えきれないほどの感謝と想いをのせて~

大学卒業を控えた咲楽(さくら)の居場所は、十歳年上の店主・蓮見が営む喫茶店。彼が淹れる「特別」な一杯と優しい掌に恋をしたが、彼は誰にでも等しく穏やかで……。募る独占欲と、夜桜の下でついた精一杯の嘘。卒業式の日、琥珀色の香りに包まれた店内で、二人が交わした「約束」とは。苦くて甘い、大人の恋の物語。 ※表紙のみAIイラストを使用しています。
2

【連作短編039】杜 全5話 ―撮らなかった写真が、一枚だけあった―

屋久島、縄文杉。二千年の杜で、束の間の恋をひとつ。 写真家の尚人と、森林保全の仕事をする澄香。 屋久島の山道で出会った二人は、二千年とも七千年ともいわれる縄文杉の前で、少しずつ距離を縮めていく。 「撮る人」と「守る人」——価値観の違いが生む小さな波紋。 東京に戻ってからも変わっていく二人の距離を、片耳の折れた猫・ハルだけが見つめている。 二千年生きる杉と、瞬きほどの人の時間。 その対比の中で描く、静かで美しい恋の物語。
3

『静かに流れる、ふたりの刻(とき)』

隆介と菜緒子は、恋人未満ともいえる穏やかな関係を築いていた。食事や日帰り旅行を共にする時間は、まるで夢のように過ぎていく。ある日、菜緒子の転勤の話が浮上し、二人は距離という現実に直面する。だが、転勤は取り消され、関係は続くことに。しかし、菜緒子は「もし遠く離れたら、私たちはどうなっていたのかな」と呟く。情熱的な恋愛ではない。それでも、お互いの存在が心地よい。形に囚われず、ただ流れる時間を大切にする――それが彼らの愛のかたちだった。
4

掌の恋

恋も愛も、なくてもいいと思っていた 彼は昔から女性を惹きつけた。それに気づいてから、特定の恋人を作ることをやめた。恋や愛がなくても、楽しい時間と楽しい夜は作られる。彼女もそんな女性の中の1人だった。そしてそれは、これからも変わらないと思っていた、はずなのに。 【縦読み推奨】
5

SAY GOODBYE

最初の記憶は、冷たい床と知らない匂いだった。 2歳で南国から突然連れ戻され、母の実家に預けられた少女は、幼い心で“家”を探し続けていた。弱視、喘息、アトピーを抱えながら、他人のような家族の中で育ち、唯一の拠り所は祖母のぬくもりだった。 だが、その祖母すら「帰る場所ではない」と告げたあの日から、少女の世界は静かに崩れはじめる。 本作は、喪失と孤独、そして深い裏切りのなかで、何度も傷つきながらも“愛とは何か”を探しつづけたひとりの女性の物語。実体験をもとにしたフィクションとして綴る、胸に迫る現代の魂の記録。
6

ハバナクラブ・モヒートは、あの日のまま

地元の夏祭り。 喧騒のなかで、ふと香ったミントに振り向けば、 そこにいたのは初恋の彼だった。 今はバーテンダーになった彼が、あの日と同じ手つきで「モヒート」を作る。 ミントの香り、ライムの酸味、弾けるソーダ。 グラスに満ちていくのは、言えなかった想いと、忘れられなかった記憶。 「変わらなかったのは、気持ちだけだよ」 再会からはじまる、“止まっていた時間”が動き出す物語。 甘さ控えめ、でも確かに心を揺らす。 大人になったふたりが、もう一度出会い直す――。
7

愛するよりも、愛されたい。

眼鏡店に勤める40歳の志麻子は、夫に「お前のことは好きだが、女として見られなくなった」と言われ、不倫されてしまう。夫との「レス」に思い悩む日々の中、気晴らしに入った立ち飲み居酒屋で、似合わない眼鏡を掛けた同じ歳の陽一に出会う。志麻子が彼に似合う眼鏡を選んだことで二人は意気投合するが、陽一には人に言えない秘密があった。その秘密を共有した二人の関係は急接近して―― ※不倫、浮気を推奨、肯定するものではありません。 ※性描写(R18)があるものにはタイトルに「*」を付けています。(全部で三話あります)
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