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ホラー 完結 ショートショート
むかし鹿島清兵衛という男がいた。  江戸から大正に生きた奔放な男で、現在の銀座六丁目に百五十坪の二階建て写真館を建てたり、列車一両を買い取って座敷列車に仕立て直して京都へ漫遊したり、隅田川船上で百物語を開催したりと、今でも語り継がれている男である。 「僕は鹿島清兵衛の子孫である」  と鹿島さんは云った。  僕のことは鹿島と呼んでくれ、と。  鹿島さんの本当の名を、私は知らない。 ーーこれは夢か。あるいは先輩の手のひらの上で踊っているだけなのか……
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文字数 5,911 最終更新日 2018.08.28 登録日 2018.08.28
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