「忠犬」の検索結果
全体で89件見つかりました。
フレデリカ・スピッツ(16歳)は、貧乏男爵家の一人娘。
平凡顔の両親から美点だけを絶妙に受け継ぎ、奇跡の美姫と呼ばれる彼女は、幼い頃より裕福な貴公子を捕まえるように周囲から耳タコされていた。そんな周囲の期待とは裏腹に、至って地味な性格のフレデリカ嬢は、男のご機嫌取りに費やす一生なんてご免だった。夢はド田舎の小さな家で愛犬ラウルと静かに暮らすこと……そうだ、愛人になろう。
愛人ならば、郊外別宅住まい。旦那様ともそこまで頻繁に顔を合わせずに済むはず……そんな斜め上の野望を抱いた彼女は、若く美しい貴公子達には目もくれず、二回り以上年嵩で、奇しくも愛犬と同じ名を持つ裕福な貿易商、ラウール・カリバーン(既婚)に狙いを定めた。
文字数 22,036
最終更新日 2018.12.21
登録日 2018.10.06
400年前まで、世界は『勇者』と『魔王』の戦いの神話が、何度も繰り返されていた。
『勇者』と『魔王』の物語は、世界の『Lexia』ー神話概念層から物理層からの神話構文の浸潤で一人の人間が『勇者』に、一人の魔族が『魔王』に選ばれることで起動する。
殲滅し、更新する人間側の神話、『勇者』。
制圧し、守護する魔族側の神話、『魔王』。
しかし、その戦いは『勇者が魔王を封印した』ことにより、終わりを迎えた。
その戦いの後、勇者のたびに付き添った賢者が作り出したのが、『Cordia』ー称号言語と呼ばれる新しい言葉だった。
『『英雄』とは「勇者」『魔王』という神話的な役割を負ったものだけではない。すべての者に、自分だけの物語の英雄となる資質と可能性がある。ーこれからは、すべての者に可能性がある時代』ーそれを示すのが称号。
それにより、『ステータス』などの新しい『指標』も作られ始める。
レイグ=ブレイジスは『世界そうなめ』というパンチのきいた称号と高いステータスを持って生まれた。
しかし、士官学校のダンジョン踏破訓練の折、ピンチに際して彼は覚醒し、『勇者』というLexiaの概念資質を植え付けられてしまう。
「いや、こんな時代に勇者とかねえよ!?そもそも魔王が出現したとかそういう情報もないし!?」
神話の大戦が終わり、Cordiaが発展した現代ー『アルセリオン』と呼ばれる時代では、勇者は英雄ではなくー
『勇者って本当に正義だったの?魔王って実は被害者じゃ?』
『別に今の時代さー、普通に貧富の差とか犯罪もあるし。勇者って本当に意味あったのか?って感じ』
『今、勇者現れたら?…ちょっとひくかな。バッシングするかもしんない』
濡れ衣を着せられて退学することになったレイグは、自分が『勇者』であることを隠すべく、『腕っぷしが強ければ生きていける街』ークロムヘルトへと向かう。
そこは人間に入り混じって魔族も暮らす、混沌とした街。
しかし、穏便に(腕っぷしで)暮らそうとするも、今度は聖剣がまさかの自分で足を生やして走ってきてー
「なぜ吾輩を抜きに来なかった勇者!!何度も夢の中で呼びかけたであろう!?いつまでも来ぬから吾輩がお前を抜きに来てやったぞ!!」
「レイグ、この剣、一緒に折ろう?♡そうしたら全部なかったことにできるよ」
拗らせサキュバス男子シグラ。
「兄貴。兄貴になら…俺、へそ天してもいいですよ?人間ごときに屈辱ですけど…」
忠犬系人狼レネオ。
「ー君が最後に終わらせてくれるの?控えめに言ってずいぶん待ってたよ。400年ってすっごく長いんだ」
魔王がいないはずの世界で再起動した、『勇者』という神話。
ーこれは、神話の再生ではなかった。
『誰か』が夢見た、神話の構文を終わらせるための神話の再起動だったのだ。
文字数 1,552
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.28
かつて、この者に敵うものなしと囁かれた最強の魔法使いがいた。
魔法使いは最強の称号を得てもなお、研鑽し、研究し、魔法のみならずありとあらゆる技や術などの習得に生涯を注ぎこんだ。
しかし、永遠の命を得ることはできなかった。
彼は文字通り自己の研鑽のみに時間を割いていたため、弟子や子はいなかった。
彼の元にいたのは気まぐれで飼っていた1匹の犬のみ。だが、その愛くるしさは彼にとって研究合間の休憩になっていた。
死の間際に彼は犬を呼び、頭を撫でた。
「君を一人残していくことを…許しておくれ…。私の力は…君に託そう。君の力と記憶は…君の魂に刻まれ、輪廻の渦に晒されても失われないだろう…。どうか、こんな私のような物好きではなく…次は素敵なご主人に…拾われて、守ってあげて…」
魔法使いが最後の命を振り絞って犬に魔法をかけたところで、頭を撫でていた手が力なく滑り落ちた。
犬は主人の元を離れず、数日のうちに犬も命尽きた。
命尽きた後、転生を果たした犬はある人間と出会う。
そして、新しい飼い主となる人間と犬は伝説と呼ばれる偉業を成し遂げるのだった。
これは、犬と飼い主が伝説と呼ばれるまでの話…。
文字数 12,181
最終更新日 2019.05.15
登録日 2019.04.16
年に一作品ずつでも、地元・秋田県について書こうと思いたち、始めた小説群です。一作品につき一万文字以上、五万文字以内の短編集で、今後も増えていく予定です。
※奇数作(偶数年):男性主人公、偶数作(奇数年):女性主人公。
【小説】
01『黒沼あい話』(2016)……舞台:横手市山内(春~秋)約二万五〇〇〇文字。
02『お前の名は。』(2017)……舞台:北秋田市五味堀(夏~秋)
03『住めば故郷』(2018)……舞台:東京都、横手市(夏)
04『忠犬の凱旋』(2019)……舞台:大館市御成町(夏)
05『災禍に咲く彩花』(2020)……舞台:大仙市大曲(春~夏)
番外編『秋田の子』……舞台:東京都(夏)
【会場潜入レポート】
・ふるさとの文学と読書のつどい 2017 in 横手市
・ふるさとの文学と読書のつどい 2018 in 能代市
・ふるさとの文学と読書のつどい 2019 in 秋田市
【題材にした市町村一覧】
01・横手市、02・北秋田市、03・大館市、04・大仙市。
文字数 55,513
最終更新日 2020.10.29
登録日 2019.10.11
紅い瞳……それは「人」として見られず「化け物」として見られる時代……とある組織の上司とその部下は隠してはいるが紅い瞳の持ち主だった……
冷酷で人の情を持たない上司 ガルガード・フォン・ゼーバとその部下 レオン・ジーファス・ルゼード
冷酷な上司に忠誠を誓っていたレオンは時折見せる上司の優しさに心惹かれていき……
レオンには好きな相手がいたのにその人と強制的に引き離され最終的に居場所さえも失った……
そんな彼の前に現れた紅い瞳ではなかったのに化け物へと変貌を遂げていたレオンの初恋の人……
忠誠を誓った上司を失い初恋の人を失い……居場所さえも失ったレオンに、初恋の人が居た組織の初恋の人の上司に手を差し伸べられる……
「紅い瞳は災いを呼ぶ」……「紅い瞳は何れ化け物と化す」……
自分の気持ちに気がついていたのにその心を欺いた上司 ガルガード・フォン・ゼーバ……自らの心も自分を信じた者でさえも欺いたレオン・ジーファス・ルゼード……
重要人物紹介
冷酷な上司 ガルガード・フォン・ゼーバ
国公認組織「アルタイル」で働き最高司令官 部下のレオンを「性的処理」として抱いている 実はレオンを愛しているが心を偽り決して言わない レオンの身体に興味アリ
ガルガードの忠犬 レオン・ジーファス・ルゼード
初恋の人と強制的に引き離され無理矢理ガルガードに忠誠を誓わされた 紅い瞳をカラーコンタクトで隠している 「性的処理」でガルガードに抱かれる 「アルデバラン」とガルガードに呼ばれる
美しくも哀しい番犬 ジルウェーゼ・ヴィギン・ゼーバ
途中から登場する レオンの部下で「番犬」と呼ばれ恐れられる 青い瞳を持ち「全てを見透かす」と言われていたりもする レオンがガルガードを「アルタイル」と読んでいるのを聞く
レオンの初恋の人 ウェン・ルーバルード・ルァーガ
レオンの初恋の人 ウェンもレオンが好きだったがガルガードの手によって引き離された ガルガードの裏切りによって別組織へ行き後に「化け物」と「人」と言う位置で再会する
ウェンの上司 シャルート・ガーヴン・ウェルス
ウェンの上司でウェン経由でガルガードの忠犬 レオンの存在を知る ウェンが化け物と化した時に仲間に言ってレオンに戦わせた 後々レオンに手を差しのべるが裏切られる
「レオン……貴様は私と同じ道を歩む……貴様は私と同じ人を憎んでいる……貴様が私を愛している様に私も貴様を愛している……だから貴様はきっと同じ道を歩む……」
心を欺いた2人に訪れた最後……それは……
人類とクリーチャーにはそれぞれランクがつけられています
文字数 96,015
最終更新日 2017.12.24
登録日 2016.10.03
