「い」の検索結果
全体で240,203件見つかりました。
普段から平凡な社会人のたかおは、ある日にコンビニエンスストアで買い物中に、カップ麺を落とした若い女性と出会う。
コンビニチェーンではカップ麺を多く購入したお客さんには、アイドルのコンサートチケットがペアで当選するキャンペーンを開催中であった。偶然の出会いで、チケットが当選したたかおには、クリスマスの日に彼女とのペアデートを兼ねた、コンサートが招待される。
登録日 2026.02.17
人の住んでいない場所に駅がある。
辺りを見渡せば険峻極む渓谷であり、主にその景観を楽しむため、又は川下りの出発点として利用される、根っからの観光目的で造られた駅である。
だが、ここには名山勝川に華やぐ観光客の知らない、陰惨たる裏の顔があった。
「ねぇ、またあそこで人身事故があったんだって」
中学で、高校で、よく通学中に足止めされた時に囁かれた決まり文句。
利用客が日中と限られるその駅には、朝方・夕方以降になると決意した心を止める者は誰も居ないからか、かたや渓谷という場所がもたらす雰囲気の力なのか、飛び込み、首吊りが流行っていた。
渓谷のど真ん中に、高架駅として橋のように取り付けられたその駅を、峡と橋の二つを浮かべて彼らは呼んだ。――自殺橋、と。
男は今、そんな大分前の事を思い出していた。
駅の電光掲示板には、終電を告げる「本日の運転は終了しました」の赤い文字。扉が開けば真下の川の音が聞こえる例の自殺橋で、一人の女性が電車を降りた。
男は、考えるよりも先にその女性を追いかけていた。
※『自殺橋』他、完結次第小さなホラー短編を更新予定です。
文字数 25,125
最終更新日 2015.04.27
登録日 2015.03.30
木村博は、生涯を通して金銭的な不安と共に生きてきた平凡な男であった。特別な才能も資産もなく、ただ働き続け、節約し、将来に備えながら生きてきたが、社会の変化や物価の上昇、老後不安などに翻弄され、結局は祖父の残した古い家で孤独な最期を迎えることになる。しかし死の直前、彼の胸には一つの疑問が残っていた。もし十分なお金があったなら、自分の人生の結末は違っていたのだろうか――その答えを知りたいという思いである。
ところが次に目を覚ましたとき、博は十五歳の夏へと戻っていた。しかも彼には、未来の大まかな経済の流れを思い出す知識と、確率の高い出来事を感覚的に読み取る「簡単な予想」という能力が備わっていた。インターネット企業や半導体、自動車関連株、さらには仮想通貨がまだ安価だった時代に戻ったことを理解した博は、まずスポーツくじで資金を作り、その資金をもとに株式投資を始める。未来を知る者として慎重に投資を続けた結果、彼の資産は急速に膨れ上がり、若くして莫大な富を手にすることになる。
やがて博は労働から完全に解放され、早期リタイアを選択する。税制や資産管理の面で有利なドバイへ移住し、世界中を旅しながら語学を学び、何不自由ない生活を送るようになる。豪華な住居、高級車、贅沢な食事、そして望めば手に入る人間関係。金で得られるものはすべて手に入ったかに思えた。
しかし、その生活の中で博は次第にある違和感に気づく。かつて貧しかった頃には、少なくとも努力する理由や明日への切実さがあった。だが、すべてが満たされた今、人生の目的は見えなくなっていた。近づいてくる人々の多くは彼自身ではなく資産に惹かれているように思え、愛情さえもどこか空虚に感じられる。莫大な富を手に入れたにもかかわらず、彼の心は満たされないままだった。
こうして博は、かつて自分が抱いた問いと再び向き合うことになる。金のない人生は確かに苦しい。だが、金があれば本当に幸福になれるのだろうか。逆行して手に入れた理想的な人生は、本当に正解だったのか
文字数 5,622
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.03.18
フリー台本ご利用について
この台本は、読み合わせや小規模上演などでご自由にお使いいただけます。
楽しく使っていただけたらうれしいです。
ご利用の際は、以下の内容をご確認ください。
○ご利用OKなこと
• 個人・団体での読み合わせ
• 非商用での上演
• 配信や動画での使用(収益化なし)
• 上演しやすくするための軽い調整
(語尾や言い回しの変更、ふりがなの追加など)
○ご連絡について
ご使用の際は、できれば作者までご連絡いただけるとうれしいです。
必須ではありませんが、使っていただけたことがわかるととても励みになります。
○クレジット表記について
ご利用の際は、作者名の表記をお願いいたします。
例:
脚本:さくま
○ご相談いただきたいこと
以下の場合は、事前にご相談ください。
•有料公演や収益化ありの配信で使いたい場合
•内容を大きく変えたい場合
•一部ではなく大幅に加筆・削除したい場合
○ご遠慮いただきたいこと
•自作発言
•台本の再配布、転載
•AI学習への使用
•作品や作者の印象を大きく損なう形での利用
著作権は放棄しておりません。
気持ちよく使っていただけたらうれしいです。
連絡先:X(@sailorponkotsu)
文字数 917
最終更新日 2026.07.29
登録日 2026.06.16
ゾンビなんて怖くない!?
世界にゾンビが溢れても、四木女子高校には関係なし!
生徒たちは今日も、授業に部活に平凡な学園生活をエンジョイしています。
怖いのは、宿題とテストと○○だけ!!
登録日 2015.11.02
「クレア・バーレイン、貴様との婚約破棄する」
突然の婚約破棄。
私がしていたことはなんだの?
私の中の何かが溢れ出す。
文字数 2,092
最終更新日 2026.04.08
登録日 2026.04.08
公爵家の娘、アメリアは魔王の力によって笑顔が消えたこの世界アークメリアで唯一「笑うこと」のできる人間だった。どうして?って、それは私が異世界転生者だから!こーんなお金持ちで、容姿端麗に生まれ変わらせてくれてありがとう神様!!なんて、思うわけないじゃない~~!!男装して笑顔で世界を救うなんて聞いてない!!私はただの引きこもりだからね!
3まで改稿しました!
そして、お気に入りに入れてくれた方、ありがとうございます\(^-^)/
すごく嬉しいです!
初期テンションが以上に高いので今後改稿します
更新ペースが遅れています。
更新ストップ中です
文字数 57,770
最終更新日 2016.09.22
登録日 2016.02.03
登録日 2016.02.06
ベタな根暗少女が、ベタに片思いしてベタにハプニングが起きるラブコメディ?
根暗少女に春風は吹くのか、吹かないのか。
※このお話はメガネがカギを握る……かも?
文字数 6,844
最終更新日 2016.02.15
登録日 2016.02.11
【読切作品】
ゴミ拾いを続ける大学院生のお話です。
ところ構わずゴミを放り捨てる人。想像したら、ちょっと許せませんね。
文字数 2,193
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.07.08
街のあちこちに潜む、奇妙な妖怪たちの「つぶやき」。
今回の語り手は、天使のように愛らしい外見をした10歳の少年――その正体は、冷蔵庫の氷から生まれた妖怪「サブブ」だ。
サブブの趣味は、他者をコントロールすることしか頭にない「大人になれない大人たち」の背後に立ち、その心の澱(おり)を冷やすこと。
「大丈夫?」と親切を装って近づく支配欲の強い人間たちに、サブブは冷たい指先で触れ、彼らの歪んだ執着を増幅させる。
「支配」という名の甘い砂糖に溺れ、自滅へと向かう人間たちを、サブブは今日も氷の瞳で冷ややかに観察している。
――あなたの背中がゾクッとしたら、それはオラっちが通り過ぎた合図かもしれない。
妖怪つぶやきシリーズ、凍てつくような悪意と、滑稽な人間模様を綴るショートショート。
文字数 995
最終更新日 2026.07.16
登録日 2026.07.16