「万人」の検索結果
全体で412件見つかりました。
5
件
掃除係はいらない。
――モンスターが出てこないダンジョン配信、始まります。
配信開始五分前、ダンジョン清掃員の三倉ミオは、未清掃区画へ入るなと警告していた。
けれど返ってきたのは、契約終了の一言だった。
夜中まで残って書いた警告メモは、登録五十万人記念配信の邪魔だと丸められる。
その数分後、同接七万八千人の本配信で、彼らは未清掃の罠部屋へ踏み込む。
待っていたのは、逃げ道を塞ぐ連動式の罠。
救助は間に合わない。
コメントでも止められない。
逃げた先にも、次の仕掛けが待っている。
その配信画面に、ミオの白線が浮かぶ。
線の外側で、罠が次々と作動する。
元仲間たちは、もうその線を無視できない。
七万八千人の前で、「いらない」はずだった掃除係の白線だけが、生き残る道になる。
線が一人ずつ助けるたび、疑っていたコメント欄もその線を追い始める。
だが救助配信の奥には、申請図面にない黒いゲートが映っていた。
一度きりの救助では終わらない。
ミオの武器は、剣でも魔法でもない。罠と汚染を読む、清掃の技術だ。
その白線と清掃ログが、消された事故映像、過去の事故、企業がダンジョンに隠した秘密を、一つずつ表に引きずり出していく。
文字数 104,879
最終更新日 2026.06.26
登録日 2026.06.26
「……兄さんがいないと。私、息も、できないから」
世界を熱狂させる正体不明の天才作曲家「リリカル・ノイズ」。その正体は、俺の服の裾を掴んで離さない、重度の引きこもりの実の妹だった。
楽曲制作を担う妹の玲音は、俺が隣にいないと音の一片さえ生み出せない。俺の体温、俺の匂い、俺が耳元で囁く肯定の言葉――それら全てを燃料に、彼女は世界を塗り替える音を吐き出す。
そんな彼女に届いた、国内最大級の音楽フェスのメインステージ出演オファー。数万人の視線という魔物から、硝子細工の心を持つ天才を守れるのは、元バンドマンの兄である俺だけだ。
才能は神の領域。心は俺への依存で形を保っている。一歩も外に出られなかった少女が、兄という唯一の停泊地に縋りながら、世界をその足元に跪かせる物語。
文字数 115,356
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.03.25
私、白木麗音は——生まれた瞬間から、壊れていた。
フォロワー十五万人のギャルインフルエンサー。完璧な笑顔と、完璧な嘘。
そして、誰も知らない。七年前の、あの冬の夜のことを。
精神医学の権威を父に持つ高校生白木麗音は、周囲を魅了するギャルの仮面の下に、共感という感情を持たない冷徹な本性を隠している。
退屈な日常に飽き果てた彼女が次なる「実験台」に選んだのは、父の元教え子で過剰なまでの共感力を持つ准教授・滝沢悠馬。
理解はできても共感できない怪物と、共感できても理解できない誠実な男——二つの魂が交差する時、どちらが先に狂気に落ちるのか。
ダンテ『神曲』を愛する父娘の、美しく残酷な芸術。
文字数 90,398
最終更新日 2026.06.10
登録日 2026.05.31
「……起きてるか、全人類。」
深夜2時、防音室にプラグインされた一本のギター。
机を叩く爆笑、響き渡る「わっしょーい!」――
16歳4人が電波を乗っ取った瞬間、世界は壊れ始めた。
ギター担当のケン、ガヤ担当のユカ、
拝金主義お嬢様・高城アサ、不思議系のアス。
たった4人の深夜ラジオが、なぜか――
◆ ホワイトハウスの会見を爆笑でハッキングし、
◆ アルファポリスのサーバーを焼き切り、
◆ 国会の答弁すらカルビのタレで書き換えていく。
「リスナー3000万人が笑いすぎて腹筋が違憲立法された」
「アサの強欲ロジックで日経平均が6万円を突破した」
「アスの低音ボイスで死神が整理券を配り始めた」
――これは、放課後の防音室から始まった、
全人類の脳をプラグインする、伝説の電波ジャック実況。
【1話完結・どこから読んでも腹筋崩壊】
【深夜ラジオ脚本ノベル/会話劇コメディ】
文字数 225,791
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.04.28
5
件