「禁忌」の検索結果
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音楽学部を卒業し留学の経験もあるが、フルーティストとは呼び難い生活を送る悠貴(ゆうき)。ある日兄の広輝(ひろき)に頼まれ、姪の有紗(ありさ)を、新進ピアニスト・真柴(ましば)のコンサートに連れて行くことになる。真柴は悠貴の大学の同期で、かつては音楽家を目指して切磋琢磨し合う仲だった。華々しく活躍する旧友と顔を合わせずに、ホールから去りたかった悠貴だが、有紗は真柴に花を直接手渡したいと言い出す。
一方広輝は、有紗がピアニストになりたいと口にすることに危惧を抱いていた。彼女を悠貴のような、中途半端な音楽家にさせるわけにはいかないからだ。ピアニストを目指すよう娘を唆す弟に対し、広輝は複雑な思いを膨らませる。
綺想編纂館 朧さまの物書き企画「文披31題」2025年バージョン。頂戴しているお題を毎話使い、連作短編の形で書き進めました。複数の登場人物の視点を使う、小説の禁忌を敢えて冒しています。舞台は大阪と西宮です!
文字数 39,472
最終更新日 2026.05.11
登録日 2026.04.18
村娘キヤは村の儀式のため、同じ村の娘たちと禁足地のイラズ山に足を踏み入れる。
村長の娘が役目を嫌がったので、その身代わりとしてのことだ。
掟に従って泉に身を浸したキヤは、深い霧の中、異形の者たちにさらわれる。
目覚めれば、身体は草花が生えるように作り変えられていた。
たどり着いたのは異界の地、山海《さんがい》。キヤは「お社さま」と呼ばれる怪物の元に供物として捧げられ――。
優しい婚約者とはもう会えない。
だがどこかでわかっていた――キヤはイラズ山に"呼ばれて"いたのだと。
一方、山海の近くのムラには、異母妹の恋慕を振り切り、死に誘われるように山海へ立ち入ろうとする若者タシギがいた。
彼は、万病を癒すという「薬人」を狩ろうとしていて――。
禁忌の地に招かれた少女と、踏み入る者。交錯する数奇な運命を描く和風ファンタジー。
タイトルは「くすりびとのむすめとさんがいのかみ」
第9回ライト文芸大賞エントリー作品
改稿しながら投稿中。完結まで毎日更新予定
文字数 58,521
最終更新日 2026.05.11
登録日 2026.04.20
不治の病に侵され、肉体の死を目前にした青年ランディ。彼は精神をデータ化し、過去の地球へ「時間旅行」をする禁忌の選択をする。幻としてしか存在できない孤独な彼は、そこで一本の巨樹を司る精霊・リーフと出会い、初めて「生きる喜び」を知る。
しかし、二人の穏やかな時間は長くは続かない。人間たちの「開発」という名の実利によって、リーフの依り代である巨樹が切り倒されようとしていた。触れることすら叶わない幻の存在であるランディは、最愛の精霊を守る術を持たず、無力感に打ちひしがれる。そんな中、ランディはリーフから魂が宿った一本の小枝を託される。
巨樹が倒される運命の瞬間。
そして、ランディは時間旅行から現実へと帰還した。持ち帰ったリーフの小枝は、未来で奇跡を呼ぶ。その小枝を培養することでランディの不治の病を癒やし、さらには失われたはずの巨樹をも再生させる希望が見出されたのだ。
肉体の死を超え、時を超えて受け継がれる「愛と再生」のSFファンタジー。
文字数 10,343
最終更新日 2026.01.14
登録日 2026.01.14
地底の遥か奥深くに存在する、広大な洞窟。人間たちの決して知ることの出来ぬ場所で、彼らは生きている。
悪を好み魔に生きる、闇の者たちの巣窟<魔界>。
平凡な中級悪魔トワイライトは、魔界の行政司法全てを司る公的機関<魔界府>、その警察部門に勤めている。彼の仕事は、世界の禁忌を侵し他の世界へ脱け出す者<脱界者>たちを取り締まること。これはそんな彼と、個性豊かな部下たちの、仕事と日常の物語。
三ヶ月ごとに一話更新する予定です。お気軽にお楽しみください。
追伸:Twitter始めました。作品の裏設定や小話などを随時呟いていく予定です。興味のある方は是非。
文字数 928,411
最終更新日 2024.09.22
登録日 2022.06.21
この世で最も厄介なのは、死者(ゴースト)か、生者(人間)か――。
神山ジンは、この世に未練を残した霊たちを浄化する、腕利きのゴーストバスター。しかし、その信条は「霊はただのバグだ。感情を挟まず、処理するだけ」。過去に大切な人を失ったトラウマから、彼は心を固く閉ざし、誰にも深入りせず、ただ淡々と仕事をこなす日々を送っていた。普段はお調子者で明るく振る舞うが、ひとたび現場に立てば、一切の感情を排したクールな機械へと変貌する。それが、彼が自分を守るための、唯一の方法だった。
そんな彼の孤独で完璧な日常は、二人の厄介な「侵入者」によって、音を立てて崩れ始める。
一人は、太陽のように明るく、猪突猛進な押しかけ助手、桜井ミソラ。ジンの除霊姿に一目惚れし、「師匠!」と呼びながら、台風のように彼のテリトリーに踏み込んでくる。彼女の存在は、ジンの閉ざされた心に、温かい光と、絶え間ない騒動をもたらす。
そして、もう一人(一体?)は、彼が初めて「処理」できなかった幽霊の少女、サキ。古い一軒家に囚われていた彼女の、あまりにも悲しい記憶に触れてしまったジンは、これまでの信念を曲げ、彼女を事務所に連れ帰るという禁忌を犯してしまう。
こうして始まった、腕利きゴーストバスターと、人間と幽霊、二人のワケあり助手による、奇妙で騒々しい共同生活。たった一個のプリンを巡って繰り広げられる、人間と幽霊の仁義なき戦い。軽口とツッコミが絶えない、笑いに満ちた日々。
しかし、物語は単なるドタバタコメディでは終わらない。SNSの炎上に心を砕かれたアイドル、長年の想いを伝えられなかった老夫婦……。ジンたちが向き合うのは、様々な「心残り」を抱えた霊たちの、切ない魂の叫びだ。「なぜ、彼らはそこに留まるのか?」――その問いは、やがて、人間の愛と執着、そして「伝えることの大切さ」という、深く普遍的なテーマへと繋がっていく。
サキの過去を辿る旅は、いつしかジンが自らの心の傷と向き合う旅へと重なっていく。仲間との絆を通して、彼は本当に「救う」とは何か、そして「人の価値」とは何かを知る。これは、魂を解放する物語。そして、残された者たちが、再生していく物語だ。
「幽霊」がもたらす切なさと、「プリン」に象徴される笑える日常。そして、「師匠」と呼ばれることで育まれていく、不器用で、どうしようもなく愛おしい絆。
笑って、泣いて、最後には心がじんわりと温かくなる。そんな不思議な日々を、あなたも一緒に覗いてみませんか?
文字数 149,008
最終更新日 2025.09.19
登録日 2025.06.17
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