「結界」の検索結果
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青年は、〝お守り屋〟と呼ばれていた。お守り屋とは人並外れた結界魔法を駆使し、お国が世界中から集めた〝生物兵器〟を管理するために生きるという役目を負っている。ある日、お守り屋は〝魔王〟と名乗る山羊頭の仮面を被った奇妙な男と出逢う。この魔王こそが、お守り屋の次なるお守りの対象となる生物兵器であった。
魔王はお守り屋から「自由」を取り返すため、頑なに外の世界を拒むお守り屋に外の世界のことを日々語って聞かせる。そして、永く閉ざされたままだった牢の中。お守り屋は己が知らない外の世界について魔王と語り合ううち、「いつか外の世界に出たい」という強い願いを抱くようになるのであった。
これは、全てを奪われた魔王にほんの一欠片だけの〝何かが、還される〟魔王奉還の物語。
文字数 13,184
最終更新日 2026.06.17
登録日 2026.06.17
二つの国が並び立つ世界──朱雀国と春風国。
両国の王子テルシアとキリトは幼い頃からの友であり、
互いの国を支える未来を夢見ていた。
しかし春風国の女王リーサは、朱雀国の姫が持つ“力”を恐れ、
異世界から転生した暗殺勇者に
「姫へ呪いをかけよ」
と命じる。
影の任務を背負わされた勇者は葛藤しながらも呪いを放ち、
その瞬間から、二つの国の運命は静かに狂い始める。
呪いに蝕まれる姫。
闇に染まりゆく王宮。
そして、影の裏で蠢く“黒幕”の気配──。
姫を救うため、家族と国を守るため、
テルシアとキリトは女王リーサの闇に立ち向かうことを決意する。
これは、影を背負った勇者と二人の王子が、
国の未来を守るために戦うダークファンタジー。
暗殺勇者として生きた俊也は、最期の任務で命を落とし、異世界へ転生する。
目覚めた先で彼に与えられた役目は──
姫君シリカと王子ルーナの“影の護衛”。
影として王宮に仕える俊也は、二人の背後に潜む“呪詛”と“影の異変”を察知する。
王城の結界は弱まり、暗殺ギルドの残党が王宮内部へ侵入。
かつて自分が使っていた技術──“影歩き”を操る者まで現れ始める。
姫君は呪いに蝕まれ、王子は影に狙われ、王宮は静かに崩れ始めていた。
俊也は二人を守るため、前世の技を解禁し、影としての誓いを立てる。
「この命が尽きるその時まで──必ず守る」
しかし、敵の背後には“影の主”と呼ばれる黒幕が潜んでいた。
それは俊也を殺した“暗殺者の王”に酷似した気配を放ち、王宮へ忍び寄る。
影の護衛として、俊也は過去と向き合いながら、
姫君と王子を守る戦いへと踏み出す──。
影が揺れ、光が試される。
これは、二人の殿下を守るために転生した暗殺勇者の物語。
文字数 46,689
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.05.29
結守颯太《ユウモリ・ふうた》は、結界と封印を得意とする陰陽師である。
腕は一流。裏社会では《孤高の結界師》と呼ばれている。
だが本人は、弟子も取らず、仕事で稼いだ金をゲームと酒とご当地料理に使う気ままな独身男だった。
そんなある日、颯太は「神格存在の暴走を封じてほしい」という緊急依頼を受ける。
現場にいたのは、神を宿した白髪赤目の少女、鈴木姫花《スズキ・ヒメカ》。
神卸《かみおろし》の事故で両親を失い、記憶をなくした姫花は、禍津日神《マガツヒノカミ》をその身に宿していた。
颯太は封印によって神の暴走を鎮めるが、そのせいで姫花と結界の契約が結ばれてしまう。
さらに、神座家の巫女である神座心愛《カンザ・ココア》も、姫花を御子として守るため、颯太と共に子育てをすることに。
自由な独身結界師と、真面目で堅物な巫女。
子育て方針はまるで合わない。
おにぎりの具で揉め、寝かしつけで揉め、姫花を「子供」として扱うか「御子様」として扱うかで毎日ぶつかる。
けれど、姫花を狙う悪霊たちは容赦なく襲いかかってくる。
神様を宿した女の子を守るため、即席バディになった二人の、騒がしくいドタバタ子育て物語。
文字数 12,783
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.30
イーサム王国を覆う防衛装置〈エルフ・バリア〉の光力が、原因不明の減衰を始めた。
王国を守り続けてきたはずの結界に、初めて“異常”が観測される。
王立科学アカデミー研究所は、異常発生源を西の島のバリア塔と推定し、ザルガン博士とアルディン技官を現地調査へ派遣する。
同じ頃、王研内部で進められている“禁じられた研究”の疑惑が、週刊誌≪週刊レガリア≫によって報じられた。
事態を重く見た国王は自ら特別研究区の視察を決断し、王子イザリオと王女エルファーナもまた、西の島の異変を確かめるため王令により島へ向かう。
だが到着直後、島で予期せぬ事態が発生する。
深夜、バリア塔に異変が起こり、島を覆う“赤黒い霧”とともに、正体不明の脅威が姿を現した。
王研の異端科学者ヒロノゼウスが救援に駆けつけるが、島はすでに、王国の想定を超えた危機へと傾き始めていた。
一方、王都では西の島の異変がなぜか報道されない。
報道映像の中で首相の瞳に宿る“異変”を目にしたヒロノゼウスは、王国の中枢そのものに、何かが起きていることを確信する。
赤黒い霧の正体とは何か。
王研に隠された“禁忌”とは。
そして、首相の瞳に宿るものとは――。
科学と幻想の境界で、
封じられてきた真実が、静かに姿を現そうとしている。
文字数 121,354
最終更新日 2025.12.31
登録日 2025.12.06
男系の正統こそが国を継ぐと信じられてきたレギオン帝国。
神器奉覧祭の日、皇太子アルトリウスは国の宝である聖剣レギオンを抜けなかった。
代わりに聖剣を抜いてしまったのは、祭壇に忍び込んだ貧民街の女盗人――リオ・ヴェイル。
彼女はただ、聖剣のまわりにある宝玉や聖印を盗み、売って、貧民街の仲間を逃がす金にするつもりだった。
だがリオは、かつて帝国史から“悪女”として消された令嬢の末裔だった。
「あの女を、勇者にするな」
帝国は聖剣の奪還と、リオの抹殺を同時に命じる。
勇者になりかけた女盗人は、勇者になることを拒んで逃げ出した。
抜けば勇者にされる。
英雄の運命に絡め取られる。
だからリオは、二度と聖剣を抜かないと決める。
戦うのではなく、盗む。
布告。
名簿。
逃げ道。
検問の段取り。
皇太子の御内意。
国が人を追い詰めるために使う仕組みを片っ端から盗み、国家まるごと出し抜いていく。
一方、聖剣を抜けなかった皇太子アルトリウスはリオを追う。
彼女は帝国の敵だ。
彼女を勇者にすれば、男系の正統で支えられた帝国は揺らぐ。
彼女を殺せば、聖剣と七国結界の柱を失う。
殺さなければならない。
なのに、目が離せない。
王族や貴族の女には何の興味もなかった皇太子は、自分が抜けなかった聖剣を抜いた女に、いつしか心を乱されていく。
首にかかった懸賞金、金貨千。
聖剣ごとなら、三千。
売ってばらして逃げ切るはずだった。
なのに気づけば、毒舌の婆も、腹を空かせた子供も、帝国が捨てた者たちも背負っている。
英雄の称号も、選ばれし運命もいらない。
ほしいのは飯と、薬と、仲間の数だけ揃う逃げ道だ。
そしてやがて、本物の七神器は、国家が捨てた女たちを選び始める。
これは、勇者になりそこねた女盗人が、聖剣も、名前も、正統性も、英雄譚そのものも盗んで、七神器の伝説ごと帝国を盗む物語。
文字数 11,454
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.29
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